ルクレハルク級ドロイド司令船
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一般に通商連合ドロイド司令船として知られるルクレハルク級ドロイド司令船は、通商連合と独立星系連合宇宙軍で使用されていた数多くの戦艦の1つであり、おそらくは彼らの戦力において最も重要な兵器だった。ドロイド司令船はバトル・ドロイド軍の調整に使われたのである。
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特徴
ドロイド司令船は通商連合のルクレハルク級バトルシップに単純な改良を加えたものである。したがって、その形状も連合軍の他の標準的な戦艦と酷似しているが、球形のブリッジの後方に設置された通信タワー、受信アンテナ、モニタ・センサー、その他の通信設備によって容易に見分けることができる。最も重要な追加は船の中央部に設置された中央制御コンピューターであり、これらはバトル・ドロイドやドロイド・スターファイターを始めとする通商連合の様々なドロイド・ユニットを操作するためのプロトコルを生成するようにプログラムされていた。そして、中央制御コンピューターで生成された命令電文は、中央の球体の上に立てられた通信タワーを通じて送信されることになる。
一方で、通商連合のドロイドたちも戦場における最新情報やその他の情報をドロイド司令船に絶えず送り返し、司令船は船体の赤道付近に並べられた16基のドロイド・シグナル受信装置によってこれらの情報を受け取っていた。司令船はこれらの情報を使って素早く最新のプロトコルを算出し、必要に応じて命令の再調整を行うが、もちろん、ドロイド司令船の司令官はすべての命令を上書きし、独自の命令を発することも可能である。ただし、この場合も戦場への電文の送信には中央制御コンピューターを経由させる必要があった。
さらに、ドロイド司令船にはこれらの通信設備へのエネルギー供給のため反応炉が追加されているが、この追加された反応炉はハンガー・ベイの脇に無防備に設置されており、主反応炉と相互接続されていた。その結果、この設計はナブーの戦いにおいて致命的な事態を引き起こすことになったのだ。
歴史
ナブー侵略が首尾よく成功したため、ニモイディアンたちはドロイド司令船を残して他の戦艦を全て故郷へと撤退させていた。そのため、司令船は惑星を防衛するナブー・スターファイターにとっての唯一の標的となったのである。そして激戦の最中、新米パイロットのアナキン・スカイウォーカーがフォースに導かれてハンガー・ベイに不時着し、内部の無防備な反応炉に向けてプロトン魚雷を発射した。結果としてもたらされた爆発の連鎖によってドロイド司令船は大破し、同時に地上にいたドロイド軍の動きも停止し、ナブーとグンガンの軍隊に勝利がもたらされたのである。
その後、通商連合が独立星系連合へと吸収されると、これらの船はクローン大戦で使用されるようになった。だが主要な戦艦タイプとは異なり、ドロイド司令船では武器のアップグレードが行われていなかった。通信妨害システムを装備した改良型も存在したが、この船はバラマックの戦いで使用され、破壊されている。