キーヤン・ファーランダー
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解説
ラハーラ・セクターに属する惑星アガマーで育ったキーヤン・ファーランダーは、モン・モスマが地下組織の支援を求めてこの惑星を訪れるまで、銀河系の治世にはまったく関心を抱いていなかった。だが、彼はモスマから「理への要請」というパンフレットのコピーを受け取ると、一転して反乱同盟軍に関心を寄せるようになる。彼は同盟軍に加わり、宇宙戦闘機のパイロットになりたいと決意するのだった。そして初めての任務を与えられたファーランダーは、当時としてはまだ同盟軍の未熟なパイロットに過ぎなかったが、ターカナの近郊で帝国軍シャトル<トーロン>を航行不能とすることに成功し、帝国軍の重要文書を奪回する手助けを行うことができたのである。
その後も、彼は数々の実戦で素晴らしい操縦テクニックを示したが、なかでも特に有名な功績は、フィーニックスVIとファーフェルドIIの近郊に位置する帝国軍の星系パトロール中隊基地への攻撃であり、彼はこの戦いで一度に多数の帝国軍コルヴェットを破壊したのだった。また、最も大胆な成功を成し遂げた任務は、ホランD1セクターにある重要な帝国軍貯蔵施設を破壊したことである。彼とその仲間の同盟軍パイロットたちは、この攻撃の最中に大君主ゴーリンから奪った戦闘機を使用し、パルパティーン皇帝が大君主ゴーリンに反感を抱くよう仕向けたのだった。
やがて、キーヤンは同盟軍を代表するエース・パイロットの1人となった。事実、彼はいくつかの帝国軍基地への攻撃で華々しい活躍を披露し、デス・スターに対する攻撃に備えるため、ヤヴィン4へと配属されたのである。ヤヴィン4の基地に滞在していたとき、ファーランダーはルーク・スカイウォーカーと知り合い、彼がXウィングの操縦に慣れるように手を貸していた。そして、彼自身もYウィングでこの戦いに参加し、ルーク、ウェッジ・アンティリーズ、そして<ミレニアム・ファルコン>の乗員たちと共に、この凄惨な戦いの数少ない生存者の1人となったのだ。
その後もキーヤンは同盟軍のために働き続け、新共和国の時代には軍司令官および軍事顧問として活躍するようになる。また、後に彼はヤヴィン、ホス、エンドアでの戦いで自分を守ってくれた神秘的な力の存在に気づき、ルーク・スカイウォーカーからフォース感知能力に関するテストも受けている。その結果、ファーランダーがジェダイの素質を持っていることが判明し、彼はヤヴィン4のジェダイ・プラキシウムで何年にもおよぶ訓練を行ったのだった。やがてファーランダーは、ジェダイ・ナイトの称号を手にすることになる。
そしてユージャン・ヴォングによる既知銀河系への侵略が開始されると、ファーランダーは新共和国軍における将軍に抜擢された。彼はトレイスト・クレフェイ提督の指揮下に置かれ、コルサントの戦い後、クレフェイの旗艦<ラルルースト>に配属された。彼はここで、シーン・ソウヴ提督、アクバー提督、そしてクレフェイ提督の立案した計画を実行に移していったのである。