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ニル・スパー

2011年10月9日 (日) 20:31時点におけるDelta (トーク)による版

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Nil Spaar.jpg
Nil Spaar
人物に関する情報
出身地

ヌゾス

死亡

17 ABY

身体に関する情報
種族

イェヴェサ

性別

男性

身長

1.95 m

髪の色

なし

目の色

黒色

年代および政治に関する情報
時代
所属

ダスカン連盟

[非表示]

解説

冷酷非情なイェヴェサニル・スパーは、銀河内乱の間、帝国軍ブラック15として知られる造船施設で同種族の労働者たちを管理する作業に従事させられていた。だがその間も、彼は帝国軍兵士たちを出し抜いて造船所をイェヴェサの支配下に置くことを目論んでおり、ジアン・パレット中佐の下で辛抱強く好機を伺っていたのである。そしてエンドアの戦いの8ヵ月後、敗退した帝国軍はブラック15の放棄を決定し、駐留していたブラック・ソード部隊にも造船所からの速やかな撤退と艦船の破壊が命じられた。そのときスパーはパレットが命令を受けたのとほぼ同時にこの内容を入手し、入念に準備していた計画を実行に移したのだった。

ブラック15で強制労働に従事していたイェヴェサたちは、静かに帝国軍艦船に関する技術的知識を学んでいたのである。撤退の最中にスター・デストロイヤーの制御を奪い、ブラック・ソード部隊のすべてを手に入れることも、彼らにとっては造作もないことだった。イェヴェサたちは地上から撤退してきた帝国軍のシャトルを次々と破壊し、大規模な虐殺を行う。そして反乱の首謀者であるニル・スパーはパレット中佐を処刑し、スーパー級スター・デストロイヤー<インティミデイター>の指揮権を掌握したのだった。彼らは船の修理のため故郷クアノッチ星団に引き上げ、次の攻撃計画の立案を開始したのである。

そして12年後、イェヴェサの間で「大粛清」と呼ばれる計画の第2段階が開始された。極度なまでの排他的思想を持つイェヴェサは他種族を「害獣」として徹底的に忌み嫌い、銀河系から彼らを一掃しようと決意する。イェヴェサの偉大なる指導者となったスパーは、新たに自分たちの植民地を建設する場所を探し始め、クアノッチ星団にあるニュー・ブリギアポルナイの居住地区に対して総攻撃を開始した。彼らは戦略的に需要となる鉱山やビジネス拠点を無傷のまま残し、他種族の住民たちを皆殺しにしたのである。

同時にスパーは新共和国への宣戦布告をも計画していた。彼はレイア・オーガナ・ソロ元首と、新共和国とダスカン連盟の相互関係について議論を行うべく、コルサントを訪れる。しかし、スパーはレイアの政府の弱点を探りつつ、同盟関係の締結を慎重に回避し続けた。彼はレイアの理想に反対を唱える新共和国の元老院議員たちを懐柔し、彼らを通じて元老院に不穏な種を撒いたのだった。やがてレイアが失われたブラック・ソード部隊の謎について発見すると、スパーは再びイェヴェサに行動を呼びかけ、慎重にお膳立てした一連の出来事を自身の目的のために使用する。レイアがイェヴェサによる虐殺行為を非難すると、スパーは出来事を巧みに操り、あたかも彼女が侵略者で、自分が無実の犠牲者であるかのように訴えたのだった。だが、その間もクアノッチ星団では大粛清の波が広まっていたのである。

ニル・スパーは自身の仕事の成果を楽しむため、ダスカン連盟の主星ヌゾスに退き、同時に、自らの不朽の名声を保証すべく数人の女性を募って、多くの子供を産ませていた。そして彼は新共和国のホロネット通信網を使い、新共和国市民と元老院議員たちにレイアに対する中傷的告発を投げかけた。さらに、スパーはパクワブレザボス・オーン議員をスパイとして利用し、コルサントから新共和国における対イェヴェサ戦力に関する情報を随時入手していた。やがてクアノッチ星団に展開していた新共和国第5艦隊ハン・ソロが司令官として派遣されることが決定されると、スパーは素早くこの情報を入手し、シャトルの待ち伏せを命じてソロの拘束に成功する。彼はレイアを精神的に追い詰めるため、ソロを徹底的に痛めつけ、銀河中の晒し者にしたのだった。

また、副官タル・フランの助言を受け入れたスパーは、イェヴェサによって「浄化」された惑星から連行した囚人たちを<プライド・オブ・イェヴェサ>(これは元<インティミデイター>である)に配置する。彼は潔癖な囚人たちを新共和国軍からの攻撃に対する盾として利用したのである。この捕虜の中にはハン・ソロも含まれていた。だが、彼は<プライド>に潜入したチューバッカとその息子ランパワランプによって救出される。さらに救出作戦の間に、ウーキーたちはニル・スパーのマラ=ナス樽を多数破壊した。この一連の出来事に激怒したスパーは、愚かな行動へと突き進み、やがてこれはヌゾスの戦いにおける彼らの敗北へと繋がっていく。彼の知らぬ間に、捕虜となっていた元ブラック・ソード部隊の帝国軍兵士たちも隆起していたのだ。シル・ソラナン率いる帝国軍は、ヌゾスの戦いの最中に<プライド>を含むイェヴェサの戦艦数隻の制御を行った。ブラック・ソード部隊のスター・デストロイヤーには従属装置が装備されており、<インティミデイター>の制御が行えれば、全艦を操ることができたのである。スター・デストロイヤーの逃走によってイェヴェサ軍は総崩れとなり、新共和国軍の前に敗北を喫したのだった。

ソラナンは<インティミデイター>の艦橋でスパーを捕らえたが、すぐには処刑しなかった。彼はこのイェヴェサの指導者に同胞たちが受けたのと同じ苦しみを味わわせようと考え、かつて自分が研究していた際に発見した処刑法を使用する。<インティミデイター>が帝国の中枢惑星ビィスに向けてハイパースペースに突入した後、彼はスパーを脱出ポッドに乗せてハイパースペース中に放出したのである。ソラナンの研究結果によれば、ハイパースペース中に放出された物体は二度とリアルスペースに戻ることができないのだ。そしてニル・スパーも、その後二度と姿を現していない。

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