ポリス・マサ
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ポリス・マサは、居住可能だが荒れ果てた不毛な小惑星である。かつて、この惑星はあまり知られていないエレインの文明の祖先たちの故郷だった。彼らはウィエンターなどの地下都市で暮らしていたが、その後、ポリス・マサは謎の大災害に襲われた。この自然災害は惑星を破壊して小惑星帯を形成し、中でも最大のものがポリス・マサとして知られるようになったのである。エレインの文明のこのとき消失したのだった。
歴史
アウター・リムの彼方、サブレテル・セクターの端に位置するポリス・マサは、かつて地下で暮らしていたエレインの人々の故郷として完全な惑星の体をなしていた。だが太古の昔、この惑星は未知の天変地異によって崩壊し、エレインも謎の消失を遂げたのである。そしてクローン大戦の時代から500年以上前、エレインの痕跡を求めて、この岩と瓦礫と化した小惑星への考古学的遠征調査が開始された。自分たちがエレインの子孫であると信じるエイリアンの研究者たちは、何世紀にもわたってこの惑星の成れの果てに身を隠すようになり、他の人々から単にポリス・マサンとして知られるようになったのだ。
地表に存在する最も大きな施設の1つはローカル・ディグと呼ばれており、ポリス・マサンが細心の注意を払って発掘したエレインの都市、ウィエンターの残骸の上に築かれていた。そして、ローカル・ディグの科学研究室の内部は、壊れやすい人工品を守るため、清潔な無菌状態に保たれていた。また、医療センターには最新の治療技術が整っていたが、これらはエイリアン研究者の生理学にあわせた調整がなされていた。そして、ポリス・マサンはかつての天変地異によって絶滅した、あるいは消失した生態系を復元するために、岩のなかで発見した利用可能な遺伝子物質の断片を使ったクローニング技術を使用していた。
ポリス・マサンは外界からの関心を可能な限り避けたいと考えており、慎重に岩を堀り続けていた。そのため、アウター・リムには荒々しい海賊行為がはびこっているが、彼らは孤独を保障されていたのだ。彼らは宇宙をさまよう墓泥棒たちの強欲さを引き付けたくないと考えていたのである。
このようなポリス・マサの孤立主義は、銀河首都コルサントを逃れたジェダイにとって理想的な避難所を提供した。銀河帝国が誕生し、悲劇的な大虐殺によってジェダイ・オーダーが壊滅したとき、ヨーダとオビ=ワン・ケノービはこの小惑星を合流地点として選んだのである。ジェダイたちはパドメ・アミダラを医療センターへと運び、そこで、ポリス・マサンの医師とドロイドが、彼女の生命徴候を安定化させよう努力した。だが、努力の甲斐なくパドメはポリス・マサで死亡してしまう。しかし、死の直前に、彼女は未来への希望となる双子、ルーク・スカイウォーカーとレイアを出産したのだった。