ラーズ家の住居
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ラーズ家の住居は、少なくとも3世代にわたってラーズ家が暮らしていた家屋である。
解説
この建物は少なくとも3世代にわたってラーズ家の住居となっていた水分農場である。やがてクリーグ・ラーズが一家の主人となり、妻のシミ、息子のオーウェンと共に、厳しい環境を生き抜くため懸命に働いていた。その後、オーウェンと妻のベルーがこの家を相続し、重労働の伝統を守り続けたのだった。
ルーク・スカイウォーカーが銀河系の騒乱に巻き込まれる以前に青春時代を過ごしたのもこのラーズ家である。ここは閑静な農村地帯アンカーヘッドの近郊にあり、モス・アイズリーの繁華街へもそう遠くはない距離にあった。ラーズ家はタトゥイーンで良く見られる典型的な農場家屋であり、周囲には乾いた空気から水分を取り出す水分凝結機と呼ばれる装置が数多く点在していた。収穫された水は再販用のタンクに蓄積され、一部は地下農場で作物を栽培するためにも使用されていたのだ。
タトゥイーンで見られる多くの住居と同様に、ラーズ家でも日中の厳しい日差しを避けるため家屋の大部分が地下に埋められている。数ある縦穴の1つには中央プラザがあり、ここから質素な住居や保管庫を管理することが可能である。また、反対側にはボロボロな格納庫もあり、家族で使うランドスピーダーとルークのスカイホッパーが停められていた。
夜になるとオーウェンは農場に張られた警護スクリーンを起動し、このセンサー網によって侵入者をいち早く発見することができる。2X-3KPRのような歩哨ドロイドも周囲を警戒し、警報センサーや安全ライト、パワー・フェンスの監視を行っていた。
水分農場の集落は共同体意識が強く、タトゥイーンの厳しく危険な環境に対して一致団結していた。水分農夫たちの生活はお互いの取引きや保護に頼っているところが大きいのだ。一般に水分農場は港都市から遠く離れており、必要な品物はジャワたちとの取引きによって入手することが多い。
ヤヴィンの戦いの直前、ラーズ家の家屋はC-3POとR2-D2を捜索にきた帝国軍のストームトルーパーによって燃やされてしまった。彼らはオーウェンとベルーにも炎を浴びせ、殺害したのである。
ルークはヤヴィンの戦い後も何度かタトゥイーンに戻っており、そのときに農場の権利をスロッグと名乗る密輸業者に譲渡している。後に彼はこの農場をダークライター家に転売したのだった。