皇帝の玉座の間
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皇帝の玉座の間は、パルパティーン皇帝専用の指令センターである。これらはインペリアル・センターのインペリアル・パレス、デス・スター、ナブー、ビィス、ウェイランド、その他、皇帝が訪れるであろう場所すべてに用意されていた。なかでも皇帝が特に気に入っていたのはコルサントの玉座であり、それは周囲の部屋よりも1メートルほど高い位置に置かれていた。
解説
第2デス・スターの北極にそびえ立つ司令タワーの頂点には、パルパティーンが自らこの戦闘ステーションを訪問した際に司令拠点として使用した玉座の間があった。これは皇帝の権力の象徴をはるかに凌駕する存在である。蜘蛛の巣状のフレームを持つ円形ビューポートはとても魅力的な光景を提供していた。パルパティーンはこの高座から宇宙そのものを展望し、腐敗した銀河共和国の残党に引導を渡すための命令を熟考していたのだ。また、皇帝はデス・スターだけでなく、訪れる可能性のある帝国軍の司令船や、コルサントのインペリアル・パレスなどにも、すべて同じような玉座の間を用意させていた。
デス・スターの玉座の間の下には皇帝やそのボディガード、顧問らの居住区画があった。100階建ての司令タワーはデス・スター上で最も厳重に防御された区画であり、2重化された装甲によって外からの攻撃に対しては事実上難攻不落の状態を保っていた。
玉座の間の内部ではデス・スターの全機能を完全に掌握することができる。パルパティーンは椅子に座ったまま沈黙を保っているが、肘掛にある制御バンクは常に無数の部下たちとの接触を保っていた。玉座の間の入り口は不審な人物の侵入を防ぐために保安スキャナと罠が仕掛けられており、さらにその内側では真紅のローブに身を包んだ忠実な戦士、ロイヤル・ガードが厳重な監視を行っていた。また、底なしに見えるリアクター・シャフトの上には狭い通路が掛かっていた。
エンドアの戦いの最中、何千年にもわたって繰り広げられたジェダイとシスによる抗争の最後の戦いがこの玉座の間で行われた。最後のジェダイであるルーク・スカイウォーカーが皇帝とダース・ヴェイダーに立ち向かったのである。激しいライトセイバー戦の末、ダークサイドの憎悪のエネルギーを得たルークはヴェイダーを屈服させるが、彼はダークサイドの誘いを敢然と拒否する。すると、皇帝はルークに激しいフォース・ライトニングを放つが、助けを求めるルークの叫びはヴェイダーの忘れられた過去を深く掘り起こした。ヴェイダーはダークサイドとの繋がりを放棄し、師と敵対したのである。パルパティーン皇帝は第2デス・スターのリアクター・シャフトへと転落し、青いエネルギーの炎に包まれ死んでいったのだった。