TX-21
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TX-21は、ジオノーシスのドロイド工場でジオノーシアンのポグル・ザ・レッサー大公に仕えていたTシリーズ戦術ドロイドである。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、クローン大戦中に惑星ジオノーシスで起こった戦いの最中、このドロイドは工場内に配置されていた。外では共和国グランド・アーミーが工場の破壊を計画していたが、TX-21はポグルに対し、この工場は戦闘準備の整った10の駐屯部隊を擁していると告げる。さらに工場内には敵の砲火に耐えうるレイ・シールドを装備した新型の独立星系連合スーパー・タンクも配備されており、これらが工場の外に展開する共和国グランド・アーミーへの攻撃のために出撃したのだった。だが、ポグルとTX-21がジオノーシアンから敵の工場内への侵入を知らされたのはその直後のことだった。ポグルとドロイドは2人の侵入者、ジェダイ・パダワン・バリス・オフィーとアソーカ・タノと対峙し、ドロイド軍にパダワンたちが工場のジェネレーター周辺に設置したサーマル・デトネーターを除去するよう命じる。その後の戦いで、タノはスーパー・タンクにデトネーターを投げつけ、爆発によってTX-21を破壊することができたが、スーパー・タンクには傷ひとつ付けることができなかった。
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経歴
バクトイド・コンバット・オートマタ社製のTシリーズ戦術ドロイド、TX-21は、惑星ジオノーシスに新設されたドロイド工場でポグル・ザ・レッサー大公に仕えていた。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、クローン大戦中の第2次ジオノーシスの戦いで、このドロイドはポグルと共にドロイド工場内で指揮を執っていた。一方、共和国グランド・アーミーはポグルの新ドロイド工場に攻撃を行い、それを破壊しようとしていたのである。TX-21はポグルに、工場の稼働率はまだ50%だが、10の駐屯部隊の準備が整っていると告げる。敵の砲火にも耐えうるレイ・シールドを装備した独立星系連合の新型スーパー・タンクもほぼ準備が整った状態だった。
工場の外で戦いが続くなか、TX-21はジオノーシアンの戦士たちにホログラムを通じて、共和国グランド・アーミーに奇襲を行えと命じる。さらにドロイドはポグルに新型スーパー・タンクの展開を急かし、ポグルもそれに同意したのだった。そして、TX-21がスーパー・タンクの出撃命令を送信すると、その直後にジオノーシアンから報告が入り、ポグルとTX-21は2人の侵入者、ジェダイ・パダワン・バリス・オフィーとアソーカ・タノが工場に達したことを知る。ポグルとドロイドは2人のジェダイがメイン・ジェネレーターを破壊するため密かに工場に侵入していたことを知らなかったのだ。TX-21は工場の保安システムを潜り抜けられる者などいるはずがないと訴えるが、すでに遅かった。ポグルとドロイドはジオノーシアンの戦士たちとスーパー・タンクに合流し、侵入者と対峙する。大公は戦士たちにパダワンが工場のジェネレーター周辺に設置したサーマル・デトネーターを除去するよう命じたのだった。
TX-21はポグルがジェネレーター・ルームを去った後、戦士たちの除去作業を監視していた。パダワンたちは連合軍との戦いに手間取るが、タノはバックパックを引き寄せ、TX-21の隣にいたスーパー・タンクにサーマル・デトネーターを投げつけた。TX-21はどんな攻撃をもってしてもスーパー・タンクを破壊すること不可能だと豪語するが、すべてを言い終わる前に爆発によって破壊されてしまう。だが彼の言ったとおり、スーパー・タンクには傷ひとつ与えることができなかったのである。
特徴
ポグル・ザ・レッサーに仕えていたTX-21は、ドロイド工場の稼動状況に関する正確な情報を報告することでジオノーシアンの大公に報いていた。アソーカ・タノがTX-21の脇にいたスーパー・タンクにサーマル・デトネーターを投げつけたとき、彼は逃げようともせずに、タノにタンクの防御能力の高さを豪語している。また、TX-21の肩には虫のようなマーキングが施されていた。