R2-D2
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解説
R2-D2は、一見すると何の変哲も無い典型的なR2ユニットである。しかし、R2-D2には勇敢さという類まれなる個性があった。彼の初期の任務の1つはナブー・ロイヤル・スターシップの乗員だったが、そこでもこの典型的なR2ユニットは幾度となく前代未聞の度胸を示してきたのである。
R2-D2はドロイドのメモリーを定期的に消去しないと何が起こるのかを示す絶好の例となった。彼は完全な独立思考を持ったドロイドであり、主人には忠実に仕えるが、与えられた指示が自分の考えと一致しておらず、自分の策が最善だと感じれば、常にそれを優先した。だが、R2-D2がこうしてトラブルに巻き込まれたことはほとんどない。彼の機転は革新的で機知に富み、彼が選んだ行動は大概にして絶対的に正しかったのである。何年もR2-D2の主人を務めていた人物のなかには彼の判断を信じて疑わない者もいるが、もちろんR2-D2自身は決して謙虚な姿勢を崩さず、他人に自分の意見を押し付けようとはしなかった(相棒のC-3POだけは例外のようだが)。
ヤヴィンの戦いの32年前、ナブー王室に仕え、ロイヤル・スターシップに搭載されていたR2-D2は、通商連合によるナブー封鎖事件の際にその最初の英雄的活躍を披露することになる。コルサントへの脱出を図るアミダラ女王を乗せたロイヤル・スターシップは通商連合艦隊の集中砲火によってシールドを失うが、仲間のアストロメク・ドロイドたちが次々とレーザー・キャノンの標的となって大破する中、彼は辛くもパワー連結器の修理に成功したのである。その後、船はさらなる修理のためにタトゥイーンに不時着するが、ここでR2-D2は生涯の親友となるプロトコル・ドロイド、C-3POと出会うことになる。2体のドロイドはその後一旦別れを告げるが、やがて再会を果たし、そこから2体の長い冒険の歴史が始まるのだった。
C-3POはこの小さな青いドロイドを極端に自己中心的な鉄屑だと考えていたが、R2-D2はC-3POの苦言の大部分を友人同士の取るに足らない冗談として聞き流していた。事実、彼は相棒のプロトコル・ドロイドが自分の度胸に対抗してスクラップになる光景は見たくないと願っており、C-3POがときおり見せる大胆な試みをひどく心配していたのだ。
R2-D2に備わった自己中心性がもたらす特異な特徴の1つは、アストロメク・ドロイドには普通見られない、嘘をつく能力である。通常、嘘をつくことを覚えたドロイドはメモリー消去の対象とされるが、R2-D2に関しては例外だった。帝国の初期の頃、オルデラン王室に仕えていたR2の主人は外交船<タンティヴィIV>のレイマス・アンティリーズ艦長だったが、彼はこの小さなドロイドが自分の意図を覆い隠す能力を持っていることに気づいていたのだ。そのおかげで、R2は船上で最強のデジャリック・ホロゲーム・プレーヤーになったのである。
<タンティヴィIV>での任務の最中、レイア・オーガナ姫から反乱同盟軍の存亡に関わる重大な使命を与えられたR2は、C-3POと共に砂漠の惑星タトゥイーンに漂着し、若き水分農夫ルーク・スカイウォーカーと出会った。ルークはおそらく最も長い年月にわたってR2-D2の主人となった人間である。多くの戦いで生死を共にした彼らは、主人とドロイドというよりもむしろ親友同士だったのだ。ルークのXウィングにあるドロイド・ソケットが事実上R2-D2の指定席となっていたのも当然のことである。やがてルークとマラ・ジェイドが結ばれたとき、その結婚式で新郎の付添い人を務めたのもR2-D2だった。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード4/新たなる希望
- エピソード5/帝国の逆襲
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
- スター・ウォーズ・ホリデー・スペシャル
- ドロイドの大冒険
- スター・ツアーズ