スカコアン気圧スーツ
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スカコアン気圧スーツは、スカコのスカコアンたちが開発し、着用していた装甲スーツである。
特徴
スカコアンは超高気圧の惑星スカコで進化を遂げたため、同じような気圧と大気組成を持つ惑星上でなければ生きていくことができない。そのためスカコアンの科学者たちは外の惑星への旅を可能とする気圧スーツを作り上げたのだった。これらは特にテクノ・ユニオンのメンバーたちから重宝されていた。ワット・タンバー会長もユニオンの工場惑星を訪問する際や、独立星系連合の仕事に赴く際には、常に自身の気圧スーツ(これは彼自身が設計したものである)を着用していた。
スカコアン気圧スーツには着用者の会話パターンを歪める音声合成装置が内蔵されているため、彼らの音声は知的種族よりもむしろバトル・ドロイドに近い。これに加えて、気圧スーツを着ていないスカコアンを見たことのある他種族のメンバーがほとんど存在しないという事実は、彼らに謎めいた雰囲気を与えている。実際に、銀河系の多くの人々はスカコアンを冷酷な機械と見なしており、彼らが作っているドロイドとの差をほとんど見出していないのだ。
スカコアン気圧スーツは宇宙へ進出したスカコアンにとって極めて有用な装備だが、その一方でマイナスの面も存在していた。これらは非常に高価であり、したがって故郷を離れることのできるスカコアンは極限られたメンバーでしかなかったのだ。だが最も悩ましい問題は、低気圧の惑星で気圧スーツが破損または故障した際に起こりうる出来事である。スカコアンは低気圧環境に晒されると体内が爆発的に減圧されてしまう。この恐ろしい特性はときに武器として使われることがあった。例えば、ジェンダイの傭兵ダージは気圧スーツを着たスカコアンの作業者を撃つことで、クエイタの工場に大爆発を発生させている。また、ワット・タンバーを共和国の拘留所から救出する際に、2人のスカコアンの傭兵が自分たちの気圧スーツを引き裂き、爆発を起こしたのだった。
クローン大戦の最中、ネルヴァンの戦いでジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーは、彼らの体を爆発させることなく、フォースを使ってスカコアンたちを殺害した。その後、彼はムスタファーで分離主義評議会のメンバーたちを処刑する際に、同様の方法を使ってワット・タンバーのスーツを刺し貫いたのだった。