コルサントの暗黒街
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コルサントの暗黒街、コルサントの地下世界、下層コルサント、コルサントの下層レベルは、都市に覆われた銀河首都コルサントの最下層に位置する領域である。この場所は惑星の有史以前から存在する忘れ去られた廃墟と古代の遺跡の混成体であり、一見近代的に見える犯罪多発地帯と多数のナイトクラブで溢れていた。
この領域は下の階層に降りるにつれて急速にみすぼらしさを増していった。その最下層は果てしない闇に覆われており、グラナイト・スラッグやデュラクリート・スラッグのような巨大化した害獣や、クソーンと呼ばれるゾンビのような退化したヒューマノイドが住み着いていた。そして下層レベルの通りには無数の悪漢たちが徘徊し、壁や床にはあらゆる種類の奇妙な生物が生息していた。
下層レベルの多くは地表の都市やプラットフォームの1キロメートル下に広がっていた。これらの場所は銀河系最大の摩天楼やコルサントにひしめく他の壮大なビル群の直下に位置しており、陽光も暗黒街と呼ばれる薄暗い地区に遮られてほとんど届かなかった。
特徴
摩天楼の頂点やコルサントの超高層ビル街から何百階も下方に広がるコルサントの暗黒街では、決して日の光を見ることができない。人工のイルミネーションに照らされた銀河系最大の都市の下層レベルは、惑星市民の多くにとって唯一の手頃なエリアだった。略奪者や悪漢が徘徊する暗黒街の路地には、上で暮らすエリートたちに仕える機械の騒音が鳴り響き、周囲の壁には様々な害獣がひしめいていた。コルサントの暗黒街は強い者をより強くし、弱い者を消費していったのである。この領域には小規模なセクターが全体で抱える人口より多くの人々が暮らしており、何百万もの人々が惑星の保安部隊による保護の外にいた。そのため住人たちは雇われの悪党や強奪者のなすがままにされていたのだ。しかし、力のある顔役たちは自警団に属していることもあり、こうした人々は自分の縄張りで暮らす住人たちを犯罪者から守っていたのである。