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コレリア

提供: スター・ウォーズの鉄人!

Corellia
位置: コア・ワールドコレリアン・セクターコレリアン星系 重力: 標準
太陽: コレル 地形: 平野、丘、森林、メーサ、山地、海洋
衛星: ガス・タロン 大気: タイプI(通常の大気)
コアからの距離: 不明 湿度: 不明
自転周期: 25標準時間 海洋比率: 不明
公転周期: 329日 居住種族: 人間(原住)、セロニアン(原住)、ドロール(原住)
種別: 地殻惑星 人口: 3,000,000,000人
直径: 11,000キロメートル 主な輸出品: すべて
気候: 温暖 主な輸入品: すべて


解説

コレリア

コア・ワールドコレリアン・セクターに属するコレリアン星系の惑星コレリアは、恒星コレルの軌道を周回する惑星である。この星系には他にも4つの居住可能惑星、セロニアドロールタラストララスが存在しており、これらを総称して「五兄弟」と呼ぶことも多い。なかでもコレリアはよく長男に喩えられ、この星系全体の行政センターとしても役立っていた。また、コレリアは伝統的にディクタートと呼ばれる総督によって統治されているが、その一方でセクターとしても銀河元老院に議員を送り出し、銀河社会に大きな影響力を保持していたのだった。

また、コレリアは文明の初期の時代から王制を敷いていたが、クローン大戦のおよそ250年前にベレソン・エ・ソロによってもたらされた民主主義革命によって共和国となった。その後、再びコロル・ソロが王権を手にしたことで一時的に君主制に戻ったが、再び革命が沸き起こったことでコロルは失脚し、最終的に民主主義に復帰している。

この星系の5つの惑星はすべてが旧共和国設立当初からのメンバーである。しかし、コレリアは共和国の歴史が始まって以来、ときとしてこの巨大銀河共同体に大きな災いをもたらしつつも、誇りを持って独自の道を歩み続けていた。この惑星は極めて独立志向が強く、銀河系の情勢を一変させる政治的激変からも切り離された存在となっているのだ。これはコレリアだけでなく、伝統的に内政重視のコレリアン・セクター全体について言えることである。

コレリアン星系は高度に発達した古代文明の遺物であると考えられており、古くから宇宙物理学者たちの大きな関心の的だった。なぜなら、1つの恒星系に5つもの居住可能惑星が周回しているという事実は、通常では到底ありえないことなのだ。また、ダブル・ワールドの異名を持つ第4惑星タラスと第5惑星トララスの間にはセンターポイント・ステーションと呼ばれる巨大な人工天体が浮かんでおり、その起源についても科学者たちの論争の的となっていた。これは両惑星の重心に浮かぶ太古の昔の装置であり、宇宙考古学者たちの間では、コレリアン星系の5つの惑星を現在の位置まで移動させるために使われた装置の一部であると推測されていたのである。後に新共和国の時代となってから、彼らの主張が正しいことが判明することになる。

コレリアは長年にわたって銀河文明の影響を受けてきたが、惑星全体が都市に覆われたコルサントとは対照的に、自然の溢れる美しい景観を持った惑星である。地表の大半は緩やかな丘、平地、小さな草原地帯、森林、そして海洋に覆われており、生態系もコレリアン・シー・レイから危険なサンド・パンサーに至るまで豊富に存在している。この惑星で暮らす人々はカミソリのような草が生い茂る草原や、汚染されていない美しい砂浜に大きな誇りを抱いているのだ。こうした自然美と都市の繁栄を共存させるため、コレリアンたちは造船施設を惑星の外に移動させるという解答を得た。そのため惑星の軌道上にはコレリアン・エンジニアリング社のような大企業の造船所が浮かんでおり、コレリアン・コルヴェットリパブリック・クルーザーYTシリーズ軽貨物艇などが建造されていたのである。

コレリアの大陸の集合体は、東西2つの海洋にはさまれている。首都コロネットゴールデン・ビーチと呼ばれる海岸線沿いに位置しており、ベラ・ヴィスタルタイリナなどの他の主要都市もその近郊に並んでいる。数十年にもおよぶ銀河内乱の影響によってこの惑星の人口も大きく変動したが、それでも常時150億人を超える人口を抱えており、特にコロネットは最大の人口密集地帯でもある。しかし、コレリアンはビルの連なる都会を嫌い、広々としたオープンスペースを愛しているため、首都の建造物はすべて公園や広いプラザによって区切られていた。また、首都には政府機関の収容された20階建てのコロナ・ハウスもあり、エイリアン文化の複雑なタペストリーで装飾された派手で折衷主義的な商店街トレジャー・シップ・ロウも人気の観光名所の1つだった。一方で、海岸線を離れた内陸部には小さな町や静かな農村が散在していた。

コレリア

コレリアン星系に原住する人間(コレリアン)、セロニアンドロールの3種族は、コロネットでもいたるところでその姿を見ることができる。なかでもセロニアンの多くは地下に張り巡らされた広大なトンネル網での生活を好んでいるが、これらのトンネルは銀河内乱の何千年も前に造られたものであり、おそらくは旧共和国以前から存在しているものだと言われている。また、こうしたトンネルは星系内の他の4つの惑星にも存在しており、そのそれぞれに巨大なプラネタリー・リパルサーが埋蔵されていることが分かっている。この事実は、コレリアン星系の各惑星が他の場所から運ばれてきたものだとする説を裏付ける証拠にもなっているのだ。

コレリアン星系は独自の艦隊と防衛軍を維持するのに十分な富を有している。事実、旧共和国の時代には、この星系は銀河政府の影響を排除した独自の法執行機関を維持していたのである。特にコレリアン防衛軍、すなわちコルセックは、帝国の台頭後も大きな力をそのまま保持していた。さらにはジェダイでさえ、コレリアの出身者には禁欲主義的規範に従わない非伝統的な人物が多かったのだ。

また、コレリアは巨大銀河政府に対する文化的警戒心を抱いていた。旧共和国の創設メンバーの一角ではあるが、この惑星は独立主義の伝統を促進しており、長い歴史の中で何度か共和国からの離脱を試みているのだ。だが、共和国の衰退期にドゥークー伯爵による分離主義運動が湧き上がったときは、頑なに中立を維持しようと努めていた。当時のガーム・ベル・イブリス元老院議員はコレリアが銀河系の武力闘争の将来を決定付ける投票に影響力を持つことを望まず、軍隊設立法案への投票を棄権したのだった。彼は星系の境界を封鎖し、来るべき混沌の時代から逃れることを願っていた。しかし、ベル・イブリス議員の計画は失敗に終わり、ほどなくしてコレリアもその後のクローン大戦へと巻き込まれていったのである。

やがて帝国の時代になると、コレリアはコルサントの権威に対して再び反抗心を示すが、積極的に反乱軍を支持するには至らなかった。しかし、コレリアの造船所が帝国宇宙艦隊によって支配され、多くのコレリアンたちが帝国軍に徴兵されるようになると、状況が一変する。セクター独自の軍隊が反乱軍勢力の拡大を支援するため、銀河系全域に派遣されたのだ。しかし、それと同時に手薄になったコレリア周辺には海賊が横行するようになり、この星系を長年にわたって独立状態に保っていた重要な貿易が打撃を受け始めたのである。

その後、ガーム・ベル・イブリス議員は銀河政治の表舞台から姿を消し、独自の軍組織を擁して帝国軍に戦いを挑んでいた。一方で、反乱同盟軍にも他のコレリアンの多くが加わっていた。やがて反乱軍が帝国軍から次々と大勝利を得るようになると、コレリアン・セクターは厳格な孤立政策を施行し、貿易や領域を通過する艦船の制限を開始する。だが、こうした閉鎖的な状況は人々に外界人に対する嫌悪感を植え付ける結果を招いたのだった。

やがてエンドアの戦いで帝国が敗北すると、帝国軍はコルサントなどの他の重要拠点を防衛するべくコレリアから軍を撤退させ、その結果コレリアは重大な危機に直面することになる。帝国軍の傀儡に過ぎなかったディクタートがその権力基盤を失い、怒れるコレリアンたちの格好の標的となったのだ。彼はコレリアン・セクターの外郭領域へと逃亡し、コレリアに政治的空白をもたらした。この混乱のなか、新共和国は無秩序状態を浄化するために新しい指導者としてミカムバーレクト総督を指名する。だが、帝国の支配下で繁栄を享受していた人間の多くは新政府の横暴に真っ向から対立し、外界者に対する文化的嫌悪感が新共和国の努力に対する大きな障害となっていったのである。

そしてエンドアの戦いから14年後、新共和国国家元首レイア・オーガナ・ソロが歴史的な貿易サミットに出席するため、コレリアを訪問する。彼女はこのセクター全体にはびこる多くの問題を解決したいと熱望していたのだ。だが、彼女は後にコレリアン事変と呼ばれることになる突然の災いに巻き込まれてしまう。コレリアン・セクターに本拠地を置く人間、セロニアン、ドロールの独裁者による秘密会議サコーリアン・トライアドが帝国の衰退に乗じてその力を成長させており、コレリアン・セクターの独立を実現するべく不意の一撃を展開したのである。トライアドはセンターポイント・ステーションとセロニアのプラネタリー・リパルサーを制御下に置き、その強大な力で遠方の惑星を破壊することによって、新共和国に自らの要求を突きつけた。彼らは事実上、銀河系のあらゆる星系を人質にとったのだ。だが、その野望も新共和国とバクラの連合艦隊、そして若きジェダイ・ナイトたちの活躍によって阻止されることになる。

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