CC-5869
(ストーンから転送)
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CC-5869、通称ストーンは、クローン大戦中に共和国グランド・アーミーでコルサント・ガードを務めていたクローン・トルーパー・コマンダーである。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、ストーンは配下の数名のコルサント・ガード・クローン・トルーパー、グランのカーラス議員、グンガンのジャー・ジャー・ビンクス代議員と共に惑星フローラムへ派遣された。この共和国部隊は、シス卿ドゥークー伯爵を捕えたウィークェイの海賊団の首領、ホンドー・オナカーに、スパイスの形で身代金を届けることになったのだ。だが彼らは一部の海賊たちによって裏切られ、シャトルが海賊基地のある惑星フローラムで撃墜されてしまう。墜落の衝撃によってシャトルの2人のパイロットとカーラスが死亡し、ビンクスが最高軍事指導者となった。部隊は海賊に攻撃され、一旦は身代金を奪われるが、ビンクス、ストーン、その部下たちが追跡し、銃撃戦で海賊たちをほぼ壊滅させることでスパイスを奪回することができた。だが、送電線を辿って海賊基地に到着すると、ドゥークーは既に逃走した後だった。そのため、ストーンとその分隊、ビンクスは、同じように海賊に囚われていたジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービと共に、ジェダイの宇宙船<トワイライト>でフローラムを離れたのだった。
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経歴
フローラムでの墜落
CC-5869、通称ストーンは、クローン大戦中に共和国グランド・アーミーに在籍していたクローン・コマンダーである。他のすべてのクローン・トルーパーと同様に、ストーンも惑星カミーノで訓練を受けた、マンダロリアンの賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローンだった。戦争中、ストーンは銀河共和国のコルサント・ガードの一部門である外交護衛グループに所属しており、前線に近い惑星への危険な任務で共和国の要人の護衛にあたることが多かった。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、ウィークェイの海賊団の首領、ホンドー・オナカーが独立星系連合国家元首のドゥークー伯爵を捕え、彼を共和国に引き渡す身代金として100万クレジット相当のスパイスを要求してきた。その後、パルパティーン最高議長はフローラムにあるオナカーの本拠地へ身代金を届けるため、ストーンとその配下のトルーパーたちによる護衛のもと、カーラス議員とジャー・ジャー・ビンクス代議員を送り込んだのである。
ニュー級アタック・シャトルでフローラムの大気圏内に到着した後、カーラスは着陸に備えてベルトを固定する前に議長と連絡を取り、任務の状況を報告した。だがオナカー・ギャングのメンバーの1人、ターク・ファルソがスパイスを横取りするためにオナカーを裏切り、仲間の海賊バーブ・メンティアに共和国の船を撃墜するよう命じたのである。メンティアはフレアスター級アタック・シャトルを使って共和国シャトルを撃墜した。シャトルはドシャー平原に墜落し、その衝撃によって2人のクローン・パイロットとカーラス議員が犠牲となる。その結果、ビンクスが部隊の最高位の指揮官となったのだった。ビンクスは議員の遺体を埋葬し、ストーン配下の2人のトルーパーがコルサントと連絡を取るためシャトルの自動追尾装置の修理を試みるが、作動させることはできなかった。その直後、ビンクスはファルソが仲間を従えてスウープ・バイクで接近してくることに気付いた。ストーンは海賊たちが身代金の受け渡し交渉のためにやってきたと考えたが、彼らはクローン・トルーパーたちを攻撃する。ストーンは防衛隊形を命じ、海賊たちはクローンを墜落船から遠ざけた。数で圧倒されたストーン、ビンクス、他のトルーパーたちは、周辺にあった酸性間欠泉の1つへと退却したのだった。
グンガンの部下
間欠泉に隠れていたビンクスは、この惑星に原住するスカルダーが間欠泉の酸の噴射に耐性を持っていることに気付いた。そして海賊たちが去った後、ストーンらはシャトルへ戻ったが、スパイスは既にファルソによって奪われた後だった。ストーンは何もせず救援部隊の到着を待つべきだと提案する。だが、ビンクスはスカルダーに騎乗して海賊たちを追うよう指示し、部隊はそれに従ったのだった。クローンたちはすぐに海賊に追い付き、銃撃戦によってその大半を殺害した。そしてスパイスを取り戻すと、トルーパーの1人がマクロバイノキュラーで海賊基地までの地形を走査した。共和国部隊は送電線を発見し、ストーンはそれを辿れば基地が見つかるはずだと考える。その途中、ビンクスが数機のWLO-5・スピーダー・タンクを見つけると、彼らは素早く停止し、身を隠した。そしてストーンはビンクスを、タンクを操縦する海賊たちとの交渉に送り出す。だが海賊との会話中、タンクの1つによじ登ったビンクスが偶然にもそれを送電線の方へ動かし、衝突させてしまった。混乱の中、ストーンは銃を構えた海賊を阻止してビンクスを救い、彼の成功を褒めたのである。そしてクローンたちはすべてのタンクを奪い、敵の基地を目指したのだった。
ストーン、ビンクス、他のトルーパーたちが海賊基地に到着すると、ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービがまさにライトセイバーの剣先でホンドー・オナカーを追い詰めているところだった。この2人のジェダイはビンクスらの前にフローラムに派遣されたが、共和国からの身代金を増やそうとするオナカーに捕えられ、脱出していたのである。ケノービはストーンに、ジェダイの宇宙船<トワイライト>のエンジンを点火するよう命じた。そして彼はオナカーを解放し、今回の犯罪行為については不問にすると告げたのである。ドゥークーは既に逃走していたため、共和国部隊は回収したスパイスを持って<トワイライト>でフローラムを発ったのだった。
人物と特徴
コマンダー・ストーンはジャー・ジャー・ビンクスの命令に従うことを馬鹿馬鹿しいと考えていたが、それでも指揮系統に従っていた。ストーンはビンクスのリーダーとしての能力に懐疑的だったが、任務を通じてこのグンガンの才能を認識し、彼の命を二度救ったのである。シャトルがフローラムに墜落した後、ストーンはやや消極的になり、盗まれたスパイスを奪回するため海賊たちを追うよりも、救援部隊の到着を待つことを希望した。だが彼はビンクスと部下たちに従って前進し、海賊たちの後を追ったのである。ストーンは、それがビンクスからのものであろうと、ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービからのものであろうと、与えられた命令に忠実に従ったのだった。
ストーンは額の左側に数字の58に似たタトゥーを入れていた。戦闘の際、彼はコルサント・ガードの部隊カラーである赤色で塗装されたフェーズI・クローン・トルーパー・アーマーを着用していた。またフローラムでの任務の間、彼は2丁のDC-17ハンド・ブラスターを装備していた。ストーンは武器と素手、両方の格闘訓練と、偵察、軍事戦術の訓練を受けており、ジェットパックを使うこともできた。さらに彼はこの戦争でDC-15Sブラスターも使用していた。