ジェダイ・オーダー
（ジェダイ騎士団から転送）
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ジェダイ・オーダー（後に旧ジェダイ・オーダーと呼ばれるようになる）は、フォースを信奉し、その意思に従うことで創設された、古代の崇高かつ禁欲的な平和維持組織である。ジェダイは銀河共和国の平和と正義の守護者であり、その力の源をフォースに依存した様々なグループの中で最も著名な集団となった。オーダーは一連のジェダイ評議会によって導かれ、フォースのダークサイドを使うシスの脅威など、多くの試練に直面しながらも何千年にもわたって繁栄したのだった。
ジェダイ・オーダーはクローン大戦の勃発によって、現実的にはシス卿のオーダーによって滅ぼされたが、それでもわずかなジェダイ・ナイトたちが生き延び、やがて新共和国の時代に再建されることになる。
目次 |
起源と歴史
銀河共和国の創設以前から、科学者たちはフォースや、そのミディ＝クロリアンとの結びつきについて研究を行っていた。この研究は主にオンドスやハッド・アバダンなどの惑星で行われ、それを主導していたのはケイトス・アカデミーのパラディンたち、パラワの従者たち、ダイ・ベンドゥのオーダーなどである。ジェダイ・オーダーそのものはタイソンで創設されたが、この惑星ははるか以前から当時の最も優秀な哲学者、海賊、戦士らが集まり、アシュラと呼ばれる未知の神秘的な正のエネルギーの発見をめぐって議論していた場所だった。一方で、自分の利益のためにボーガンと呼ばれるフォースの負のエネルギーを使いたいと考える者たちは、ジェダイ・オーダーの廃墟からフォース大戦と呼ばれる抗争を勃発させる。この戦いは1世紀にわたって続けられたが、その後、ジェダイたちの一部は銀河系を守るためにタイソンを離れ、ジェダイ・ナイトとして知られるようになったのである。
当初、ジェダイは瞑想的な集団だったが、やがて彼らは銀河系の出来事に対してより直接的かつ積極的な役割を担うようになっていった。ジェダイはフォースのライトサイドに従い、その力を利他的かつ有意義な目的のために使用していた。そして数千年を経て、ジェダイの歴史は彼らが仕える共和国と、彼らが敵対するシスの両者と、密接に絡むようになったのである。
オーダーは多くの分裂に苦しめられた。最初に起こった分裂はゼンダー率いるレットウの軍団によって引き起こされた大分裂である。だが、その結果として起こった最大の出来事は、ヤヴィンの戦いの7,000年前の百年の闇であり、このときはダーク・ジェダイたちが再び破れ、既知の宇宙から姿を消したのだった。
彼らは原始的だがフォース感知能力を持つ種族、シスの人々の故郷、コリバンへと逃れた。そして、ダーク・ジェダイたちはシスのフォース・パワーを見て驚き、この惑星を支配すると、シス帝国を築き上げる。やがて、ダーク・ジェダイたちはシスと交配を繰り返し、両者の特徴が融合していった。このときから、「シス」という言葉はもはやシスの種族だけを指すだけはなく、古代ジェダイの規範に従うダーク・ジェダイたちをも指す言葉となったのだった。
そしてヤヴィンの戦いの5,000年前、ついにジェダイとシス帝国がハイパースペース大戦で衝突することになる。この戦いでシスは敗れたが、後の旧シス大戦や新シス大戦において復活し、ジェダイを悩ませることになるのだった。
そして約1,000年後、共和国はジェダイにフォース・ネクサスであるコルサントの聖なる山を与えた。やがてジェダイはこの地に集結し、ヤヴィンの戦いの4,019年前には、その後4,000年以上にわたってそびえることになるジェダイ聖堂を築き上げたのだった。
シス大戦の終結からマンダロリアン大戦の勃発の間には、いくつかのジェダイの伝統と組織的構造が根本から大きく変えられることになった。シス大戦以前の時代のジェダイは結婚や、家族との接触が許されていた。また、個々のジェダイ訓練生はジェダイ・マスターが独自に運営する地方のプラキシウムで訓練を行い、1人のマスターが複数の弟子を持つことも可能だった。ジェダイ・オーダーの統制母体も、大規模なジェダイ会議またはジェダイ会合と呼ばれる定期集会だったのだ。
シス大戦後、ジェダイたちはより厳格な禁欲的規範に適応する必要性を認識し、結婚や他の家族との接触を禁止した。また、意思決定の遅いジェダイ会議は、コルサントに置かれた恒久的なジェダイ評議会にその役目を譲り、議決は12人の尊敬されるジェダイ・マスターのみで行われるようになる。ダントゥイーンなどには小規模な地方評議会が置かれ、僻地における日々の問題を扱っていたが、あくまでも最終的な回答はコルサントのジェダイ最高評議会に委ねられていた。パダワンという言葉が広く使われるようになったのもこのときが最初であり、プラキシウム・システムの大規模な集団訓練は、マスターとパダワンの1対1の関係に置き換えられることになった。ジェダイ規範の改定作業はマスター・オダン＝ウーアによって行われ、この新しい規範は権威ある聖典として長く受け入れられたのだった。
また、ジェダイ・オーダーは旧シス大戦と、クローン大戦後のジェダイの粛清によって、二度にわたる滅亡の危機に直面した。だが、そのどちらからも辛うじて復活を果たしている。
政治組織
最終的に、ジェダイはジェダイ評議会と呼ばれる中央政治組織を形成した。最高評議会はオーダーの統制母体として働く偉大な思慮の集合体であり、旧共和国元老院への助言機関でもあった。ジェダイ評議会は常に12人のメンバーによって構成されていた。
ジェダイには多くの任務があるが、最終的に彼らは法の施行と銀河共和国の平和維持に責任を持つようになっていった。だが、多くのジェダイが平和維持に関する異なった見解を持っており、外交交渉にすべてを注力すべきだとする意見がある一方で、「過激な交渉」と揶揄されるより直接的な手段の支持者もいた。しかし、大部分はこの両極端な意見にうまくバランスをもたらしていた。
ヤヴィンの戦いの4,000年前、ジェダイ評議会はマンダロリアン大戦への介入を拒否し、この問題については消極的な立場をとっていた。その後、おそらくはその決定が原因でオーダーが滅亡しかけたことから、ジェダイは明らかに積極的な姿勢を取り戻し、新シス大戦では擬似的な独裁軍事国家となった共和国を積極的に支配している。また、共和国の晩年に起こったクローン大戦では、将軍、兵士、軍事顧問となってこの戦争で活躍している。
所在地
ジェダイ・オーダーは多くの惑星に支部を設けていたが、歴史の中では極わずかな数でしかなかった時代もある。
登場エピソード
- エピソード1／見えざる脅威
- エピソード2／クローンの攻撃
- エピソード3／シスの復讐
- エピソード4／新たなる希望
- エピソード5／帝国の逆襲
- エピソード6／ジェダイの帰還
- クローン大戦（TVシリーズ）
- クローン・ウォーズ（映画）
- クローン・ウォーズ（TVシリーズ）
