単座式兵員空中プラットフォーム
(STAPから転送)
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単座式兵員空中プラットフォーム(STAP-1またはSTAP)は、通商連合や独立星系連合のB1バトル・ドロイドが使用するように設計された、リパルサーリフト方式の機敏な浮遊マシンである。
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特徴
STAPは単独の兵員を乗せて飛行するように作られた、細長い形状の低空飛行型リパルサーリフト偵察機である。通商連合は密かに準備していた軍隊でナブーを侵略したが、その際に大量のSTAPを使用している。これらは圧倒的な機動性を示し、深い森林や沼地などの密集した地形内でも操縦することができたのだ。
STAPはエアホックとして知られる民間機の軍用バージョンである。一般に、エアホックは長いエアホイルに接続された円形の制御モジュールによって構成されており、エアホイルの底部付近にあるリパルサーリフト・エンジンによって揚力を得るが、通常、最高高度は25メートル程度が限界だった。推力は2基のドライブ・タービンによって与えられ、当地の野生動物に対して使用するスタン・キャノンを搭載した機種もあった。だが、民間のエアホックは悪天候の影響を受けやすいため、多くの機体が大気状態の安定した温暖な惑星で使用されていただけである。
通商連合のSTAPはロングスパー&アロイ社の民間用エアホックを改良したものである。軍事用STAPでは、武器にも逃走するナブー市民などの小さな標的を殺傷する能力が必要とされ、スタン・キャノンがツイン・ブラスター・キャノンに置き換えられていた。また、この機体は軽装甲プレートによって覆われていたが、実際には携帯用ブラスターによる攻撃程度しか防ぐことができないため、重火器による正確な攻撃の前にはほとんど無力である。
他の通商連合の艦艇と同様に、STAPもバトル・ドロイドのみによって操縦される。ドロイドは長いフット・ペダルの上に立ち、STAPの速度、武器、方向などを制御する1対のハンドルを掴む。高電圧エネルギー・セルは短時間ながらこの機体を最高速度で維持することができるが、エネルギー・セルが切れると、STAPは再充電のため通商連合の施設に帰還しなければならなかった。ナブーの戦いでは、STAPは主にレジスタンス部隊の捜索や地上部隊への支援などを行う短距離偵察任務に就いていた。
歴史
ナブーの戦いで、通商連合はヘヴィSTAPと呼ばれる機体も使用していた。重防備のヘヴィSTAPは、より大型のツイン・レーザー・キャノンとミサイル発射管を1門装備しており、小規模な戦闘でより直接的な役割を果たすことができた。一般に、ヘヴィSTAPは危険な地域の偵察や、撤退する敵勢力への追撃のために使用されていたが、通常のSTAPと比べて機動性に劣るため、河川地帯など、通過を苦手とする地形もあった。
通商連合のSTAPは、戦闘に使用された最初のエアフォイルというわけではない。多くの地方防衛組織でも改良型エアフォイルの小規模部隊が配備されており、ヤヴィンの戦いのおよそ5,000年前には、エンプレス・テタ星系で軍事仕様のエアフォイルが使用されていたという。また、その当時はジェダイも個人用の輸送艇としてエアフォイルを利用しており、ルーサンの戦いなどの抗争の最中には、味方の救出任務にそれらのエアフォイルが使用されたと言われている。そして、反乱同盟軍もダントゥイーンの基地に少数の改良型エアフォイルを保持していたが、これらは氷原では使用できないため、ホスへ移動する際にすべて破棄されたのだった。