イジズ
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イジズは、オンダロンの首都であり、この惑星で唯一の都市でもある。
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特徴
イジズは惑星に生息する危険な猛獣の侵入を防ぐための高い壁に囲まれた、1,600平方キロメートルの都市である。こうした防衛施設の1つであるタレット・タワーは、ビースト・ライダーがイジズの住人たちと対立した際に構築されたのだった。だが、オーロン・キラとプリンセス・ガリアの婚姻が行われると、対立しあう2つのグループの間にも比較的平和な状態が訪れ、イジズの街中でも飼育人の近くで籠に入れられた猛獣の姿が普通に見られるようになった。
主な名所
オンダロンの商人居住区の近くにあるウエスタン・スクウェアは、エクスチェンジによって支配されたこの都市セクターの中心部である。ここには酒場があり、オンダロン内乱の際にダーゴン・ジェントが暮らしていた場所でもあったが、彼はスーリオ大尉殺害の濡れ衣を着せられ、逮捕されてしまった。ジェダイ・マスター・ケイヴァーとの面会を手引きしてもらうためにダーゴン・ジェントを探しにきたジェダイ・エグザイルとマンダロア・カンデラス・オードーは、このとき初めてジェントが逮捕されていることを聞かされる。エグザイルはジェントの無実を証明するためにウエスタン・スクウェアと酒場を探索したのだった。
やがてドロイドS-0D3の頭部を発見した彼女は、犯罪現場でドロイドの商人1B-8Dから失われた部品を購入した。その後、彼女はこの部品をキフという名のスライサーと、ジェントの友人のニクトに見せたのである。キフはこの部品からドロイドの最後のホログラム記録を復元することができた。このドロイドは殺害の様子を記録しており、その直後に殺人犯によって破壊されていたのだ。このホロ記録によってジェントの無実が証明され、エグザイルはケイヴァーと会うことができたのだった。
この面会の中で、トービン大佐が彼らを捕えようとしたが、ケイヴァーは彼の部下たちを気絶させ、イジズ王宮に逃走した。一方で、エグザイルは行く手を遮る敵と戦いながら、デキサンへ逃げ帰るためイジズ宇宙港へと戻った。その後、第2次オンダロンの戦いによって、ウエスタン・スクウェアの入り口は瓦礫の山によって塞がれてしまったのである。
イジズのもう1つの名所である商人居住区は、オンダロンにおけるすべてのビジネスと交易の中心地だが、内乱の間はオンダロン分離主義勢力によって占領されていた。この地区はウエスタン・スクウェア、イジズ宇宙港、スカイ・ランプと繋がっており、スカイ・ランプは惑星のリーダーが居住する王宮へと通じていた。またビースト大戦の時代のイジズには、オヴ・タラーバと呼ばれる大学もあった。
歴史
ビースト大戦
シス卿フリードン・ナッドによる支配の後、オンダロンの反体制派は都市を追放され、デキサンからオンダロンへ移入された猛獣たちの餌食となることを期待された。だが、彼らは逆に猛獣を飼い馴らす術を学び、その結果、新しく組織されたビースト・ライダーとオンダロン王国との間で戦争が勃発したのである。イジズは荒廃した要塞と化した。そして長い年月が経過した後、イジズのプリンセス・ガリアとビースト・ライダーのオーロン・キラとの結婚によって、ようやく両者の間に平和がもたらされることになる。かつて追放されたビースト・ライダーたちはイジズの城壁の中で再び歓迎されたのだった。
オンダロン内乱
ジェダイ内乱の5年後、王家の内部で権力争いが勃発したため、イジズはこの都市自体の内乱に包まれた。惑星の若き支配者、タリア・キラ女王はオンダロンの銀河共和国への忠誠を維持しようと努めていたが、共和国は彼らを見限っていたのである。
一方で、彼女の従兄弟であるヴァクルー将軍はシスと同盟を結び、共和国との関係を断とうという彼の呼びかけも民衆の支持を集めていた。やがてこの対立は暴動へと発展し、第2次オンダロンの戦いが勃発する。その後、タリア女王は都市の支配権と防衛網を取り戻し、ヴァクルー将軍は反逆罪によって裁かれたが、都市の大半は戦争によって破壊されてしまったのだった。
独立星系連合による支配
分離主義危機の時代まで、オンダロンは銀河元老院に議席を持ち、ミーナ・ボンテリ議員を代表として送り込んでいた。だが、共和国と独立星系連合がクローン大戦の開始を宣言すると、サンジェイ・ラッシュが当時の君主だったラムシス・デンダップを失脚させ、オンダロンと連合との間にイジズ協定を締結させたのである。ボンテリも分離主義元老院で働くためラクサスへ移住したが、彼女は共和国との和平に向けた話し合いを実現させようとした後、暗殺されたのだった。
サンジェイ・ラッシュはイジズ全域に戒厳令を施行し、都市の制圧を開始するために分離主義勢力のドロイド軍を招き入れた。これに対してジェダイ最高評議会は、自由獲得のために戦うゲリラを訓練するという新しい軍事戦略のテストと称し、ジェダイ・ナイト・アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービを反乱軍の一団の訓練のために派遣したのだった。そして、パダワン・アソーカ・タノがゲリラ組織のリーダー、スティーラ・ガーレラとその兄ソー、そして元議員の息子ラックス・ボンテリと共にイジズでの任務に参加したとき、都市の分離主義部隊は攻撃に向けた準備を開始した。一方、追放されたデンダップ王が解放されると、反乱軍もラッシュの部隊を打倒するため、イジズの東にあるオンダロンの高原で分離主義勢力への総攻撃を開始する。劣勢になった連合のカラーニ将軍は連合国家元首ドゥークー伯爵の命令によって部隊を撤収させた。そしてカラーニは、デンダップによって王位を奪回される直前のラッシュを処刑したのである。
銀河内乱
銀河内乱の間、イジズの近郊にはこのセクターにおける帝国軍の最重要軍需品センターがあった。だがヤヴィンの戦いの2年後、この施設は反乱同盟軍によって破壊された。この戦いは銀河内乱における反乱軍と帝国軍との最初の直接的な軍事衝突の1つとして知られている。この軍需品センターの破壊によって、この宙域における帝国軍の補給能力は激しい痛手を負ったのだった。