暗号解読モジュール
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暗号解読モジュールは、クローン大戦中に独立星系連合が使用していた暗号解読装置である。
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解説
暗号解読モジュールは、宇宙全域で通信の解読を行うことのできる装置である。この装置は手の平ほどの大きさであり、容易に持ち運ぶことができた。
歴史
独立星系連合はヤヴィンの戦いのおよそ20年前にこの装置を開発し、使用を開始した。初めてこのモジュールを搭載した船は、スーパー戦術ドロイドのオート=Oが指揮するプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーであり、この装置の存在によってグリーヴァス将軍は軍事指令を暗号化して送信することができたのである。あるとき、共和国情報部の士官がグリーヴァスの通信の1つを傍受したが、彼らには暗号化されたメッセージの音声を解読することができなかった。そのため銀河共和国はD分隊を編成し、彼らをオート=Oの旗艦からこのモジュールを奪うための任務へと送り出したのだった。
無重力状態での小競り合いの末、ミーバー・ガスコンと彼のチームはモジュールを手に入れることができた。オート=Oを倒したD分隊は自分たちの船に戻り、モジュールを持って敵の旗艦から脱出する。だが、彼らのシャトルは彗星群と遭遇して墜落してしまい、モジュールは失われたと思われたが、幸運にもR2-D2が発見していた。そしてD分隊が惑星アバファーでさまよっている間、モジュールはR2-D2が本体内に保管することになる。彼はザ・ヴォイドでジルキンの大佐と行動を共にする間、彼を説得するためにモジュールを利用したのだった。
やがて、D分隊はザ・ヴォイドを脱出し、ポンズ・オーラの町にたどり着いた。ガスコンはそこでニュー級アタック・シャトルを手に入れるために、記憶喪失のクローン、グレガーを仲間にする。グレガーはモジュールを共和国にもたらすために自らを犠牲にし、ドロイドたちを惑星軌道上の共和国クルーザーに到達させたのだった。
チームはようやく安全な場所に達したと考え、手に入れたモジュールを艦橋のクローン将校たちに渡そうとした。だが、ガスコンが将校の1人にモジュールを差し出すと、それは手をすり抜けて落下してしまう。乗員たちはすべてホログラムだったのだ。このクルーザーは分離主義勢力によってハイジャックされ、ライドニウムを満載した巨大な爆弾に転用されていたのである。D分隊は船内での数々の障害を乗り越え、モジュールが分離主義勢力の手に渡らないよう必死に守った。そして、彼らは生き残っていた共和国のドロイドたちを発見し、クルーザーの阻止にあたったのである。彼らの作戦は、船がハイパースペースを離脱し、D分隊がシャトルで脱出した後、ただ一人残ったR2-D2が船を破壊するというものだった。このときモジュールはガスコンの背中に括り付けてられていたのである。
すべてが計画通りに進んだ。目的地に到着した後、R2-D2を除く全員がシャトルに乗り込み、船を脱出した。だがR2-D2は残り、起爆装置を作動させる。ライドニウムを積んだクルーザーは大爆発を起こしたが、R2-D2は辛うじて生き延びることができた。D分隊の努力によって、暗号解読モジュールは長い旅を経て共和国当局の手に渡ったのである。