ジョード・ダサット
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ジョード・ダサットは、友人でありライバルでもあるソール・ジョーベンと共に、銀河帝国時代の初期に活躍したスピーダー・レーサーである。彼らはレイマス・アンティリーズのもとを離れた2体のドロイド、C-3POとR2-D2の主人となった。ジョードはやや反抗的なトラブル・メーカーだったが、普段は温厚な人柄で、ジョークを好んでいた。
経歴
ジョード・ダサットは故郷インゴの乾燥した塩の平原でレースを学び、仲間のレーサー、ソール・ジョーベンとの友情を育んだ。やがて彼らは2人でビジネスを開始し、スピーダーの修理屋を営むことになる。そしてあるとき、ダサットとジョーベンはブーンタ・スピーダー・レースに出場しようと考え、自分たちのスピーダー＜ホワイト・ウィッチ＞の組み立てを開始したのだった。そしてインゴの砂漠を疾走していたとき、彼らは前の主人が密輸で逮捕される直前に捨てられた2体のドロイド、R2-D2とC-3POに遭遇する。＜ホワイト・ウィッチ＞はドライバーの補助にアストロメク・ドロイドを必要としており、R2-D2はその役目に理想的な存在だった。こうして、ダサットとジョーベンはこのドロイドたちの新しい主人となったのである。
ドロイドたちを連れて帰る途中、レーサーたちは偶然にもフロム・ギャングの秘密基地の近くを通過した。そこではフロム・ギャングが他のライバル組織を圧倒するために利用しようとしている衛星型兵器、＜トライゴン・ワン＞の建造が行われていたのである。侵入者に基地の所在を知られることを恐れたティグ・フロムは、彼らを攻撃するために歩哨ドロイドを送り込んだ。だが、2人のレーサーは＜トライゴン・ワン＞の捜索と破壊の使命を帯びたケイ・モールによって助けられ、無事に逃走できたのだった。
ケイ・モールの任務を手伝うことに同意した彼らは、秘密基地へ侵入し、＜トライゴン・ワン＞を盗み出すことに成功した。ジョーベンはこの兵器をインゴの森の中に隠すが、ダサットとケイの母デマがサイス・フロムによって誘拐されてしまったため、ジョーベンは人質の解放と引き換えに＜トライゴン・ワン＞の隠し場所を明かしたのだった。そしてティグ・フロムが＜トライゴン・ワン＞の回収へ向かうが、このとき既にこの兵器にはジョーベンとR2-D2によって誘導システムに破壊工作が施してあった。その結果、＜トライゴン・ワン＞はアヌーにあるサイス・フロムの基地に激突し、双方ともに大破したのである。
その後、ダサットたちはブーンタ・スピーダー・レースへと向かったが、彼らを乗せた船はフロム・ギャングからの攻撃受けた。この襲撃によって＜ホワイト・ウィッチ＞が破損し、ダサットも左腕を負傷してしまう。そして、彼の代わりにジョーベンがドライバーとしてレースに出場することを強いられたのだった。さらに、復讐に燃えるサイス・フロムは若きレーサーたちを抹殺するため、貸しのある賞金稼ぎボバ・フェットを雇っていたのである。
レース後、ダサットとジョーベンはザビュロン・ダク・スピーダー社のオーナー、ゼビュロン・ダクからの接触を受け、彼の会社でスピーダーの設計および開発に関する仕事に就かないかと打診された。だが、ゼビュロン社の規則に従い、R2-D2とC-3POのメモリ消去を要求されたため、彼らはこの申し出を断ることを決めたのだった。しかし、主人たちの夢を邪魔したくないと考えたR2-D2とC-3POは、船がハイパースペースに入る直前に脱出ポッドに乗り込み、彼らのもとを去ってしまう。その後、ダサットとジョーベンはゼビュロンの仕事を引き受けたのだった。
