ヘリオス3D
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ヘリオス3D、または単に3Dと呼ばれるIG-86歩哨ドロイドは、キャド・ベインのギャング団に所属するドロイドの賞金稼ぎである。クローン大戦当時、彼らは共和国の収容所からズィロ・デシリジク・ティウレを救出するため、コルサントで元老院ビル人質事件を起こしたのだった。
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経歴
コルサント
ヘリオス3Dはキャド・ベインのギャング団の一員であり、共和国の保護下に置かれたズィロ・デシリジク・ティウレを救助するべく計画に加わったIG-86歩哨ドロイドである。彼の仕事はズィロの釈放を指示する赦免ディスクを持ったオーン・フリー・ター議員を共和国司法省中央拘留センターまで護衛することだった。彼らは後方にハット用のスレッドを連結したエアスピーダーで移動した。そしてズィロが釈放され、スピーダーに乗車すると、3Dは元老院ビルへ戻り、キャド・ベイン、オーラ・シング、シャハン・アラマ、ロボニーノを乗せて犯行現場から立ち去ったのだった。
アイエゴ
ズィロの救出に成功した後、ギャング団はコルサントの低層へと下り、キャド・ベインはメンバーたちに共和国の目が届かない場所へ姿を消すよう指示した。ヘリオス3Dはアイエゴへと渡り、その軌道上にあるシケットと呼ばれる区画で独立星系連合が破棄したミューニフィセント級スター・フリゲートの中に隠れたのだった。そして分離主義勢力がこの星系と、以前にジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービによって破壊されたレーザーウェブ防衛ステーションの一部を放棄すると、3Dはその場に残されていた数機のヴァルチャー・ドロイド・スターファイターを回収し、再起動および再プログラムしたのである。
上空で何かが活発に動いていることに気づいたアイエゴの住人、ジェイボ・フードは、軌道にいくつかの偵察機を飛ばし、その正体を探ろうとした。だがすべての偵察機からの交信が途絶え、分離主義勢力の再来を恐れたフードはジェダイに警告を飛ばしたのである。マスター・ヨーダは報告の真偽を確かめるため、スカイウォーカーとケノービをアイエゴに派遣した。だが、実際にフードの偵察機や共和国がシケットに送り込んでいた無人ドローンを奪い取り、再プログラムしていたのはヘリオス3Dだったのだ。その後、シケットを探査中だった2機の戦闘機が破壊され、クローン・パイロットが死亡すると、共和国はさらにV-19トラント・スターファイターを発進させ、ドロイド軍の残党の殲滅を開始する。スカイウォーカー、ケノービ、フードも<トワイライト>で瓦礫地帯に突入し、3Dの隠れ家である破棄されたミューニフィセント級スター・フリゲートを発見したのだった。
3人はフリゲートの艦橋で動かなくなったヘリオス3Dの本体を発見する。フードはこのドロイドを持ち帰ることはできないかと尋ねるが、IG-86歩哨ドロイドの危険性を熟知したスカイウォーカーとケノービはそれを拒否し、3Dの頭部だけを切り離して回収したのだった。しかし、3Dは既にこの難破船の周辺に浮かんでいた無傷のB1バトル・ドロイドに自我を転送していたのである。