ブライト・ツリー・ビレッジ
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ブライト・ツリー・ビレッジは、森林衛星エンドアにあるイーウォックたちの村の名称である。この村はエンドアの戦いで反乱同盟軍に加勢し、銀河帝国を敗北へと導いたイーウォックの部族たちの住処だった。
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特徴
森林衛星エンドアの原生林の暗い天蓋に入り込むと、頭上からリズミカルな部族太鼓の音が聴こえてくる。ここはエンドアに原住する樹上種族イーウォックの領域なのだ。彼らは新共和国の時代となってもなお先端テクノロジーを習得していなかったが、それでもエンドアの樹上高くに壮大な集落を作り上げていたのである。
イーウォックは蔓を寄り合わせて作った縄梯子や木製の狭い通路を組み合わせて使い、樹上の我が家と地上の間を行き来していた。木を掘って作られた簡素な小屋には草ぶきの屋根が付けられており、ドアの代わりに獣の皮のカーテンが掛かっていた。なかでも最も大きな小屋は、酋長や医師、長老評議会のメンバーのようなイーウォックの実力者用に使われていたのだった。
歴史
エンドアの戦いの前夜、ルーク・スカイウォーカーらが連れられていったブライト・ツリー・ビレッジは、ハッピー・グローヴと呼ばれる森林の樹上およそ50メートルの位置にあり、さらにその近くにはイーウォックが厳重に保護している神聖なサンベリー・ツリーの集落もあった。この村での日常生活の大半は子育てや冬季のための食料の栽培、危険な生物や盗人のデュロックの撃退、そしてイーウォックの神聖な生活の探求に充てられた。愚鈍なデュロックはイーウォックが木の上に保管している食料や薬品を狙っており、たびたび盗みに現れていた。しかし、イーウォックはいつも彼らを撃退していたのだった。
エンドアの戦いが行われたとき、この村を治めていたのはチャーパ酋長と長老評議会だった。チャーパは多くのイーウォックに戦士としての訓練を積ませていたが、彼らは何世紀にもわたって実際の戦争を経験していなかった。帝国軍が聖なる森を伐採し始めたときは戦いの機運だったが、圧倒的な近代兵器を前に戦いを挑むことはできなかった。しかし、ブライト・ツリー・ビレッジに黄金神とその従者たちがやってきたことによって状況が一変する。黄金色に輝く神はイーウォックに帝国軍の非道の数々を説法し、自らの戦いに力を貸すように命じたのである。長老評議会は村の存亡をかけて神と共に戦う決断を下したのだった。
イーウォックの原始的な戦術は帝国軍のテクノロジーを麻痺させ、ついには反乱同盟軍の勝利をもたらした。遥か上空で建造中だった第2デス・スターもパルパティーン皇帝と共に崩壊し、その夜ブライト・ツリー・ビレッジで行われた祝典は銀河系の歴史に残るイベントとなったのである。
その後、銀河系の関心時から遠く離れたエンドアの森に再び平和な日々が帰ってきた。そして、チャーパの死後、ブライト・ツリー・ビレッジでは彼の娘ニーサ・ア・ジャリ・キンターカと、その夫であるウィケット・ウィストリ・ウォリックによる共同統治が開始されたのだった。