T-6シャトル
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T-16シャトル、またの名をジェダイ・アンバサダー・シャトルは、クローン大戦中に銀河共和国とジェダイ・オーダーによって使用された、スレイン&コーピル社製の半円形のシャトルである。銀河共和国の紋章で飾られ、共和国グランド・アーミーを表す赤と白で塗られたT-6シャトルは、回転式のコクピットとエンジン区画を持ち、ハイパードライブを装備していた。ジェダイたちはクローン大戦を通じて、様々な任務でこれらのシャトルを使用した。
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特徴
非武装で半円形をしたT-6シャトルは、着陸時および飛行時に船体を正しい方向に向けるため、エンジン区画とコクピットを回転させることができた。この船は着陸の際に水平となり、3本の着陸ギアによって支えられるが、円錐に近い形状のコクピットと3基のエンジンも船体と共に水平に置かれる。飛行形態に入ると、コクピットとエンジン区画は90°回転し、独立星系連合のダイアモンド級クルーザーに似た外見となる。このシャトルには船体の左側に搭乗ランプが1つあり、着陸時の乗り降りの際に使用されていた。クローン大戦当時、共和国のT-6シャトルは共和国グランド・アーミーを表す赤と白で塗装され、船体には銀河ラウンデルが描かれていた。また、このクラスのシャトルには射出シートが用意されており、これが発射されると、乗員は柔軟で衝撃に強いサバイバル・カプセルに包まれるようになっていた。
歴史
T-6シャトルはヤヴィンの戦いの21年前に勃発したクローン大戦以前からジェダイ・オーダーで使用されていた。ジェダイ・アンバサダー・シャトルという通称で呼ばれていたのもこのためである。デヴァロン上空で行われた戦い後、ヴェネター級スター・デストロイヤー<リゾリュート>にもこのシャトルが1機搭載されていた。デュロスの賞金稼ぎキャド・ベインの捕獲後、ジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥ、オビ=ワン・ケノービ、クローン・コマンダー・コーディは、盗まれたホロクロンを回収するためベインを連れて、このT-6シャトルで小惑星が散乱するローグ・アンター星系のベインの隠れ家へと向かった。しかし、この宇宙ステーションには罠が待ち構えていたのだ。ベインはジェダイによる拘束から逃れ、隠れ家の自爆装置を起動すると、脱出ポッドで逃走した。ウィンドゥ、ケノービ、クローンたちも奪回したホロクロンを携え、ステーションが爆発する前にこのシャトルで脱出したのだった。
また、フェルーシア医療センターが破壊された後、ジェダイのアナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、アソーカ・タノは、医療センターの消失を調査するためT-6シャトルでフェルーシアへ向かった。だが到着した直後、シャトルは配置ポッドから発射されたヴァルチャー・ドロイドの攻撃を受けてしまう。ドロイド・スターファイターは非武装のシャトルを撃ち、航行不能にしたが、3人のジェダイはシャトルが惑星地表の山に激突する前に射出シートを使って脱出したのだった。
ジェダイ・プロ・クーンとアソーカ・タノは、ヴェネター級スター・デストロイヤー<エンデュランス>の乗員から人質をとった賞金稼ぎ、ボバ・フェット、オーラ・シング、ボスクを捜索するため、T-6シャトルを使ってフローラムへ旅立った。ジェダイたちはこの惑星で悪党たちと対決し、2人の人質を救出する。彼らはその過程でフェットとボスクを逮捕したのだった。その後、T-6シャトルは共和国部隊と囚人たちをコルサントの刑務所へ運ぶために使用されている。また、パダワン・タノとパントランのリヨ・チューチー議員は、パントランの書記長、N・パパノイダの誘拐された娘たちを捜索するため、別のT-6シャトルでパントラ上空の通商連合ドロイド司令船へと向かったのだった。