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チハラの木

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ch'hala tree
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解説

パルパティーンからチハラの木を贈られたシャク・ティ

チハラの木は、キュラリンに生息する美しい植物である。この木はキュラリンの原住種族タラシンの宗教において重要な役割を担っているが、彼ら曰く、チハラはキュラリンの原生植物ではないという。この木を採取することはヤヴィンの戦いの154年前に締結されたキュラリン協定によって禁止されており、自然に枯れた木だけが伐採を許可されている。伐採された木の根は砕いて芳香のあるお茶の原料へと加工される。また、チハラの木はコルサントにある共和国の多くの庭園でも見ることができ、パルパティーン最高議長のお気に入りの植物の1つとしても知られていた。この木の樹皮には音に敏感な染料が含まれており、周囲の雑音に反応して色や模様を変化させるのだ。

ヤヴィンの戦いの31年前、メタゼラン・カルテルカライトの労働者を使ってキュラリンで数本のチハラの木を密かに伐採した。当時創設されたばかりのキュラリン・レジスタンスもその事実を突き止めていたが、タラシンの協力者への通報は行われなかった。タラシンたちはカルテルに対する凄惨な虐殺行為を開始しており、レジスタンスとしては暴力を避けたいと願っていたのである。

また、パルパティーンは、銀河共和国の守護者としてのジェダイ・マスターシャク・ティの素晴らしい功績を称え、彼女にチハラの木の小さな森を贈っている。シャク・ティはこの森をジェダイ聖堂に寄贈し、すべてのジェダイの目に触れる場所に移設したのだった。

キュラリンにおけるチハラの木は、実は1本だけであり、すべてが土の中で繋がっている。ヤヴィンの戦いの19年前、ワードはこれらの木をフォースダークサイドへ転化させ、キュラリンの生態系を支配させようとした。だが、この試みは失敗に終わっている。

銀河帝国の時代、パルパティーン皇帝インペリアル・パレスの全体、特に大回廊に多くのチハラの木を植栽していた。だが、コルサント中に植えられたこれらの木は、実はデルタ・ソースと呼ばれる洗練されたスパイ・システムの構成要素の1つであり、パルパティーンが取巻きや高官たちを監視するために使用していたものだったのだ。

やがてエンドアの戦いの5年後、スローン大提督はこのスパイ・システムを使い、新共和国元老院の動きに関する重要な情報を収集していた。彼が得た情報の中には、その後行われる予定の軍事行動に関するものも含まれていたのである。

その後、新共和国はこれらチハラの木の根に、外へ伸びるサンプリング用の導線の管が隠されていることを発見した。音波や手の接触によって生じた圧力は木の幹を伝わり、樹皮上で化学変化を引き起こす。この化学データが根に組み込まれたモジュールによって音声パターンに翻訳され、別のモジュールによって送信されていたのだ。このシステムは有機的に作られているため、大抵のセンサーによるスキャンをすり抜けていた。デルタ・ソースが長期にわたって発見されずにいたのもこのためである。

この事件の後、チハラの木はすべて引き抜かれ、二度と使われることはなかった。

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