マックス・レボ・バンド
(レボ楽団から転送)
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マックス・レボ・バンド、またの名をマックス・レボ・トゥエルブ、またはエヴァー・オーバスとギャラクティック・ウェイラーズ(かつての名称)は、ジャバの宮殿のお抱えバンドだったことから銀河系で最も有名になったバンドの1つである。
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歴史
当初、マックス・レボ・バンドの中心メンバーは、多数の触手を生やしたレタキと呼ばれるエイリアンのエヴァー・オーバスによって召集されたミュージシャンたちだった。オーバス以下、創設時のメンバーは、キーボード担当のマックス・レボ、チディンカル笛担当のドルーピー・マックール、そして唯一の女性メンバーであるボーカル担当のサイ・スヌートルズである。
彼らはモス・アイズリーの酒場から屋内バンドとして指名され、契約交渉を行うためタトゥイーンにやってきた。しかし、ジャバ・ザ・ハットから追われる立場にあり、一日も早くクレジットを手に入れたかったフィグリン・ダンとモーダル・ノーズも同じ契約を狙っていたのである。酒場との契約交渉では明らかにオーバスのバンドが一歩リードしていた。しかし、オーバスが路上でブラスターの流れ弾に当たって死亡するという事故が起こり、残された3人のメンバーは一時的な活動停止を余儀なくされてしまう。モス・アイズリーの酒場での契約もそのままモーダル・ノーズのものとなったのだった。その後の憶測では、オーバスの死もモーダル・ノーズのビスによる、事故を装った暗殺ではないかと囁かれていた。
リーダーの死はバンド・メンバーを分裂させるかに思えたが、レボ、マックール、スヌートルズの3人は互いに励まし合い、一致団結してこの苦境を乗り切ろうと誓い合う。彼らはレボを新リーダーに任命し、マックス・レボ・バンドとして再スタートを切ったのである。もっともレボは名目上のリーダーでしかなく、実務面でバンドを仕切っていたのはしっかり者のスヌートルズだった。
その後、レボ・バンドは活動資金を得るため、ジャバ・ザ・ハットの宮廷バンドのオーディションを受けることになる。しかし、レボに交渉を任せたのが彼らの失敗だった。ジャバはこのオートランの食べ物に対する飽くなき欲求を見抜き、一生食べ放題という条件だけで生涯契約を結んでしまったのである。1人で大喜びに浮かれるレボを尻目に、スヌートルズは怒り心頭だった。だが、彼女もランコアの餌にはなりたくないのため、不満は心の中に抑え込むしかなかったのだ。
やがてジャバは新しく獲得したミュージシャンやダンサーを次々とレボ・バンドに編入させ、彼らは12人の大型バンドへと成長していった。そしてルーク・スカイウォーカーがハン・ソロを救出するために宮殿を訪れた運命の日、レボ・バンドのメンバーも大半が囚人たちの処刑を見物するためカークーンの大穴へと同行した。しかし、彼らはセール・バージの下層部に乗船していたため、全員揃って爆発寸前に砂漠に脱出することができたのである。
だが、ジャバの死はメンバーたちを完全に引き裂き、このとき以来、彼らは別々の道を歩み始めることになる。まず、マックールが同種族の仲間を探しにタトゥイーンの砂漠の彼方へと消えていった。レボとスヌートルズはその後もしばらくレディ・ヴァラリアンのお抱えバンドを務めていたが、やがてコンビも解消されてしまう。後にレボは反乱同盟軍と行動を共にし、そのとき得た資金を元にレストラン・チェーンを成功させてコルサントで贅沢な生活をおくるようになる。一方で、スヌートルズは単独で歌手の仕事を続けたが、ステージに立つ機会も次第に減っていき、最終的にはみすぼらしいバーで惨めなショーを演じるまでに落ちぶれたのだった。
メンバー
- エヴァー・オーバス
- マックス・レボ
- サイ・スヌートルズ
- ドルーピー・マックール
- アク=レヴ
- ジョー・ヤウザ
- グリアータ・ジェンドワニアン
- ドーダ・ボドナウィード
- リン・ミー
- バークウィン・ダン
- ラッパーチュニー
- リスタール・サント
- アンパス=ステイ