イオン・ブラスター
（イオン・ピストルから転送）
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イオン・ブラスター、またはイオン化ブラスターは、ブラスター光弾の代わりにイオン・エネルギーを放出する携帯用武器である。これらは一般にドロイドや、戦場にある他のテクノロジーへの対抗策として使用されていた。
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解説
イオン・ブラスターの電光は、電流を乱し、ヒューズを溶解させ、回路を破壊することで電子機器を麻痺させる。これによってあらゆる種類のテクノリジー機器を効果的に使用不可の状態にすることができるのだ。シス大戦後における暗殺ドロイドやウォー・ドロイドの普及は、結果としてそれらと戦うための高性能イオン兵器を生み出すことになった。イオン・ブラスターはHK-01のドロイド大革命の後に開発され、機械の軍隊に対して役立つ武器として使われ続けたのだった。銀河共和国の兵士たちも、テクノロジーに依存したマンダロリアンとそのドロイドや、クローン大戦における独立星系連合のバトル・ドロイドなど脅威と戦う際にこれらの武器を使用していた。多くのイオン兵器は有機体の敵に対してほとんどダメージを与えないが、より強力なキャノンは電光そのものにパワーがあるため生物に対しても深刻なダメージを与え、ときには命を奪うこともあった。
また銀河内乱時も、帝国軍のストームトルーパーがマー＝ソン社製破壊電磁パルスやDEMP 2ガンなどの形でイオン・ブラスターを使用していた。これらの武器は多くのイオン兵器よりも生物にとって危険なものだった。イオン・ブラスターの他の一般的な形態は、タトゥイーンのジャワたちが販売用のドロイドを捕獲する際に使用していたイオン化ブラスターである。またクローン大戦後、バトル・ドロイドを主力とした軍隊はほとんど見られなくなったが、銀河内乱の間もイオン化兵器は広く使われていた。ただし、その割合が次第に少なくなっていったことも事実である。
イオン兵器には小型個人用ブラスターから、ドロイドとの激しい戦闘の際に使用される大型ライフル、さらには敵艦を無傷のまま航行不能にするため宇宙船に搭載されたキャノンまで、様々な種類がある。YウィングやBウィングなどの多くの宇宙戦闘機もイオン兵器を装備しており、これらは敵艦への乗り込み作戦で使用されることが多かった。イオン化された標的は電子システムを除いて無傷であるため、これらは敵艦の拿捕が主目的である場合に効果的だったのだ。また、イオン化弾頭を搭載したイオン・パルス・ミサイルもイオン・キャノンより強力な武器であり、高性能誘導システムによって命中率も向上していた。艦船に搭載可能なこれらのミサイルの数は限られていたが、非常に強力な武器であるため、一撃で標的を航行不能状態にすることができたのである。
イオン兵器
ジャワのイオン化ブラスター
ジャワのイオン化ブラスターは、タトゥイーンで暮らすジャワたちがドロイドを捕獲するために作った武器である。この銃自体もジャワたちが集めたスクラップ品を寄せ集めて作られたものだった。これらはブラスターからパワー・パックを取り外し、内部部品をドロイド行動規制ボルトおよび（船のイオン・ドライブから得た）アキュ＝アクセラレーターと置き換えたものである。
発砲されると、このブラスターはドロイドに行動規制ボルトを取り付け、その後、ドロイドの動きを止める停止指示を出す。通常、このボルトはドロイドに停止するよう指示するだけだが、アキュ＝アクセラレーターが追加されていることから激しいイオンの火花が上がり、短時間ドロイドを完全に麻痺させるのだ。最大射程距離は約12メートルあり、最適な状況下では約8メートルである。このブラスターは有機生命体には一切ダメージを与えないが、被弾者は不快な刺激を受けることになる。
C-3POとR2-D2は、タトゥイーンをさまよっていたときにジャワのイオン化ブラスターによって捕獲されたのだった。
ピストル
イオン・ピストルはイオン・ガンの一種であり、イオン・ライフルより携帯性を高め、扱いにくさが軽減されている。イオン・ライフルとは異なり、この武器は片手で操作が可能なのだ。ヤヴィンの戦いの32年前から8年後まで間、この武器の通常価格は250クレジット程度だった。サイズが小さく、重量も1キロ程度であることは有利に働いたが、最適な状況下での射程距離も8メートルと短かった。
ライフル
イオン・ライフルは中型の武器であり、通常、正確な射撃を行うには2本の手を使う必要がある。イオン・カービンもイオン・ライフルと似た武器だが、自動射撃が可能であり、一度に数体のドロイドを倒すことができる。
