カトゥーニ
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カトゥーニは、クローン大戦中にジェダイ・オーダーと銀河共和国に仕えていたソロシアンのジェダイ・イニシエイトである。
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経歴
イラムでのギャザリング
フォース感知者の近人間であるカトゥーニは、コルサントのジェダイ聖堂でフォースの道の訓練を受けていた。他のソロシアンのジェダイと同様に、彼女も惑星ソロス産の種房をぶら下げた伝統的な頭飾りを付けていた。銀河共和国と独立星系連合との間でクローン大戦が勃発したとき、オーダーのメンバーたちは共和国グランド・アーミーへの就役を強いられた。そして彼らの周辺で戦争が激しさを増すと、カトゥーニはクランのトップ・メンバーの1人としてギャザリングと呼ばれる太古の儀式へ参加するため、ジェダイの聖なる惑星イラムへ旅立つにふさわしいと目されたのである。パダワン・アソーカ・タノによってイラムへ案内されたカトゥーニと他のイニシエイトたちは、クリスタルの洞窟の入口にある聖堂でグランド・マスター・ヨーダと面会したのだった。
彼女個人のライトセイバーに使用するクリスタルを探すため洞窟に入ったカトゥーニは、仲間のイニシエイトであるノートランのザットと共に行動し、迷路のような洞窟を探索した。巨大な崖に行方を遮られたカトゥーニは、この凍てついた氷の壁の頂上にクリスタルがあると確信していた。彼女は岩面を登り、クリスタルを手に入れると、崖の頂上で通路を発見する。だが、崖を降りるよりもその通路を進むことを選んだカトゥーニは、急ぐあまり薄氷の上を通過し、落下してしまった。洞窟の入り口付近の氷の小部屋に閉じ込められたカトゥーニは助けを呼び、氷の壁の反対側にペトロの姿を確認して安心する。彼女はペトロに助けを求めるが、まだクリスタルを見つけていない彼は時間切れが迫っていることを理由にそれを拒否したのだった。たった1人で凍死の恐怖に怯えるカトゥーニは絶望に涙を流す。だがゲートがほとんど凍りつきかけたとき、自分の過ちに気付いたペトロがカトゥーニのもとへ戻り、彼女に氷の洞窟から脱出するために必要な勇気を与えたのである。カトゥーニは洞窟からの脱出に成功し、仲間たちからの喝采を浴びたのだった。
アソーカの救出
ギャザリングが成功に終わった後、ドロイドのプロフェッサー、ヒューヤングによる指導のもと、子供たちは＜クルーシブル＞上での訓練を続けた。ヒューヤングは子供たちに無数のライトセイバーの模型を見せ、彼らに自分たちの武器の姿を思い描くよう指示する。だが、製造はホンドー・オナカーと彼の海賊団による襲撃によって妨害されてしまった。幸運にもアソーカ・タノが海賊たちを船から排除する計画を立てたが、それは上手くいかなかった。アソーカは＜アカッシュネット＞へと連れ去られ、海賊たちの人質となってしまったのである。
アソーカがホンドー・オナカーによって誘拐された後も、カトゥーニと他の子供たちは船内で各自のライトセイバーの作成を続けていた。だが、カトゥーニだけが問題を生じさせ、完成にはいたらなかった。そして、ペトロがオビ＝ワン・ケノービの助言に従わず、アソーカの救出に向いたいと考えたとき、カトゥーニはこの考えに気が進まなかった。しかし、船の冷却液が漏れていることが判明すると、子供たちはやむなくフローラムへと向かうことになる。そしてヒューヤングの修理を行うR2-D2と、＜クルーシブル＞の監視を行うギャノーディを残し、子供たちはホンドーの海賊基地へと出発したのだった。その途中、彼らはホンドーに呼ばれたサーカス団、プレイゴーの旅する世界の脅威と出会い、彼らに加わって海賊たちの基地にたどり着くことができた。子供たちはホンドーを騙すためにアクロバット・チームに変装したのである。カトゥーニはホンドーから密かにアソーカのライトセイバーを盗み、彼女を救出することに成功する。そしてホンドーが酒に酔っている間に、アソーカと子供たちはWLO-5・スピーダー・タンクで逃走し、＜クルーシブル＞へと戻ったのだった。
フローラムの戦い
やがてカトゥーニと仲間たちは、グウォームと他の海賊たちによって再び捕えられてしまったが、その直後、彼らはグリーヴァス将軍が惑星に現れ、海賊基地を攻撃していることを知る。タノは海賊たちに、オナカーを助けるため自分たちを解放するよう説得した。そして独房からオナカーを脱出させている間に、カトゥーニはヒューヤングとオナカーからの励ましを受け、自分のライトセイバーを完成させることができたのだった。その後、彼らはオナカーが個人的に私有する宇宙船団へ向けて逃走し、カトゥーニは海賊たちと共にスターホーク・スピーダー・バイクに乗って移動した。オナカーはタノと他のジェダイたちを見捨てるつもりでいたが、カトゥーニは彼ら全員がオナカーを信用していると指摘する。彼女の一言によって考えを改めたオナカーは、ジェダイたちがグリーヴァスから逃れるために手を貸すことに同意したのだった。
オナカーは、かつての墜落事故の後に回収していた＜スレーヴI＞に乗り込み、グリーヴァスと対峙しているジェダイたちの救出に向かった。彼はジェダイ全員が搭乗するまで待機し、最後にタノが乗り込むと、グリーヴァスに向けてレーザー・キャノンを発射する。だが、分離主義勢力の装甲型強襲用戦車が現れたため、彼は即座に惑星を離れたのだった。やがてジェダイたちをオビ＝ワン・ケノービの船に届けたオナカーは、すべて最初から救出任務のためにやったことだと吹聴する。そして彼が立ち去ろうとしたとき、カトゥーニが彼に目を向けた。オナカーは彼女に向かってわずかに微笑み、尊敬の念を示す会釈を返したのである。海賊たちが立ち去ると、ケノービは子供たちを正式にジェダイ・オーダーの一員として迎え入れた。その後、カトゥーニと仲間たちはようやくジェダイ聖堂へ帰還したのである。
ヤヴィンの戦いの20年前、カトゥーニと仲間の子供たちはジェダイ聖堂でジェダイ・マスター・テラ・シヌーベによる指導のもと、訓練を行っていた。バリス・オフィーがジェダイ聖堂爆破事件とレッタ・ターモンド殺害の黒幕であり、アソーカ・タノを犯人に仕立て上げていたことが明らかとなったとき、アナキン・スカイウォーカーが訓練場でオフィーと対決することになる。カトゥーニと仲間たちが目撃するなか、最終的にオフィーは敗れたのだった。
人物と特徴
内気で臆病な少女、カトゥーニは、ライトセイバー・クリスタルの入手に成功した後、自信を強く持つようになった。だが、自分のライトセイバーを完成させるにあたって、彼女は大きな困難に直面していた。最終的に彼女を励まし、それを完成させたのは、ホンドー・オナカーだったのである。オナカーは子供たちを捕え、彼らを殺害すると脅迫までしたが、カトゥーニは彼が完全な悪人ではないことに気付き、ジェダイに借りを返すべきだと説得した。彼女はアソーカ・タノと別行動をとっていた唯一のジェダイであり、海賊たちからの信頼を得たのである。また、カトゥーニはジェダイではあったが、常に感情を隠すことができていたわけではなく、氷の洞窟に閉じ込められ、凍死してしまうと考えたときには、恐怖と絶望に満ちていた。
