コルト
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コルトは、クローン大戦中にランコア・バタリオンを指揮していた上級偵察コマンドーである。やがて彼はカミーノのティポカ・シティに配置され、ARCトルーパー候補の発掘を期待しつつ、基本訓練の修了を控えたクローン訓練生たちを見極めていた。その中には問題児とされるドミノ分隊の姿もあったのだ。その後、彼は分離主義勢力による大規模なカミーノ侵略から故郷を防衛する戦いに参加し、戦闘中にダーク・アコライト、アサージ・ヴェントレスによって殺害されたのだった。
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経歴
惑星カミーノでは賞金稼ぎジャンゴ・フェットから多数の兵士がクローニングされ、銀河共和国のために戦うべく訓練を受けていた。その中の1人、コルトはクローン大戦で共和国グランド・アーミーのランコア・バタリオンを指揮していた上級偵察コマンドーのコマンダーである。やがて彼はカミーノに転属となり、ティポカ・シティでクローン訓練生たちの訓練の最終段階を視察していた。最終チャレンジで最も優れた活躍を見せた訓練生分隊のメンバーをARCトルーパー候補として選ぶつもりだったのだ。
シニティーンのブリック教官によって訓練生分隊に紹介されたコマンダー・コルトは彼らの前で訓示を行い、戦場では一致団結することが重要だと力説する。そして彼が最終テストに臨む一番手としてブラボー分隊を指名すると、彼らはレコード・タイムで試練を通過し、コルトはこれを「ARCトルーパー・タイム」と称したのだった。演習場を見下ろす監視プラットフォームから、コマンダーはアルコーナの訓練教官エル=レスに、訓練バージョンTHX、変則パターン1138、すなわち砦の攻略を開始させるよう指示する。ブラボー分隊はこの試験でも素晴らしい動きでコルトを関心させ、コマンダーは彼らの訓練の成果について教官たちに感謝したのだった。
次にシミュレーションに挑んだのはドミノ分隊だった。だが、コルトは彼らの試験内容を杜撰で型破りだと感じ、訓練生たちが仲間の1人を見殺しにした時点で試験を中止させてしまう。さらにARCトルーパーは命令に従わず、隊形を崩したことについて分隊を叱責した。選択の余地はなく、エル=レスもドミノ分隊を不合格としたのである。だがその後、エル=レスの要望によって彼らには二度目のチャンスが与えられ、ドミノ分隊は試験を通過したのだった。
そして戦争が進むなか、コルトはカミーノに留まり、独立星系連合が惑星への攻撃を開始したときも彼はティポカ・シティにいた。コマンダーは都市の防衛を支援し、都市内部の通路に侵入してきた分離主義勢力のB1バトル・ドロイドと交戦する。数に勝るドロイド軍を相手に、コルトは残った敵を懸命に撃破するが、背後から分離主義勢力の暗殺者、アサージ・ヴェントレスが近づいていたことに気づいていなかった。ヴェントレスはフォースでコルトを掴み、もがき苦しむARCコマンダーを床に叩き付けると、反対側の壁に投げつけた。その衝撃でコルトのヘルメットが外れる。そしてまだフォースで彼を掴んでいたヴェントレスは、テレキネシスでコマンダーをライトセイバーの光刃へと導き、彼を刺殺したのである。
人物と特徴
コルトは、特に戦闘時における仲間のクローン・トルーパー間の団結力と兄弟愛を強く信じており、彼が訓練を監督するクローン訓練生にこの教訓を力説していた。中でもブラボー分隊の演習はこのコマンダーに強い印象を与えた。彼らはARCトルーパー・タイムと呼ばれる記録で試験をクリアし、最終テストも完璧にこなしたのである。一方、ドミノ分隊に対する彼の評価は正反対だった。彼らのシタデル・チャレンジでの無様な結果は団結力のなさと命令への不従順さを露呈し、コルトはもはやミスに対する叱責さえ時間の無駄だと感じたのである。
やがてティポカ・シティへの分離主義勢力の攻撃が開始されると、コルトと他のクローンたちはバトル・ドロイドの大軍を前に勝ち目のない戦いに挑んだ。仲間が次々と死んでいくなか、コマンダーは諦めずに戦い続け、ついに自らも戦いの中に散ったのである。