大会議場
(元老院ロタンダから転送)
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大会議場、または元老院ロタンダ、元老院アリーナ、元老院会議場、グレート・ロタンダは、コルサントの元老院ビルで最大の部屋であり、銀河元老院の中心地だった。高さ100メートルのこのホール内には、銀河全域から集まった元老院議員たちが乗る1,024基のリパルサーポッドが用意されていた。会議場への入り口には元老院アトリウムがあり、それがグランド・コンコースによって環状に結ばれていた。壁の配色を選択する際、古代の設計者たちは歴史的に、悲しみ、怒り、銀河系規模の戦争と関わったことのない唯一の色であるラベンダー色を選んだのだった。
議会の開催中は、中央に高さ30メートルの演壇が議長の控え室から伸びていた。この演壇には、上部レベルに最高議長、補佐、副議長が立っており、書記、事務員、守衛が下部レベルに座っていた。この部屋では銀河共和国および銀河帝国の歴史全体を通じて、非常に多くの出来事が起こったのだった。
新共和国元老院の時代には、元老院のシニア・メンバーが下層レベルに座り、新参者や力の劣る議員たちが上層レベルに座っていた。
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歴史
大会議場は元老院ビルの他の部分と同じくヤヴィンの戦いの3,996年前に造られた。建造開始前には、元老院は元老院ホールと呼ばれる卵型の会場で会合を行っていたが、やがて元老院ホールは完成した会議場の数レベル下に埋められたのだった。
大会議場では、コルサント協定の承認、ルーサンの再編に関する議論とその実施、ジェダイ聖堂の増築に関する財源、惑星の加盟承認など、共和国や銀河系の未来を形作る大きな出来事や問題について話し合われてきた。
ヤヴィンの戦いの32年前、ナブーに関する問題を議論するため銀河元老院の議会が開かれた。だが、フィニーズ・ヴァローラム最高議長に問題解決能力が欠如していることが露呈され、不信任動議が提出される。その結果、パルパティーン議員が新しい議長に選出され、ナブー危機終了直後に就任したのである。
その10標準年後、パルパティーンは脅威を増しつつある分離主義危機へ対応するため、元老院によって非常時大権を与えられた。そしてこの年、クローン大戦が勃発する。その後3年におよぶ戦いが行われ、議長自身が誘拐された後、パルパティーンは人々の将来的な安全確保のため、元老院で銀河帝国の創設を宣言した。これによって銀河元老院も帝国元老院へと再編されたのである。続いてオーダー66が発令された後、大会議場はパルパティーン、すなわちダース・シディアスとジェダイ・グランド・マスター・ヨーダとの戦いの場となった。この対決で、パルパティーンはフォースを使っていくつかの元老院ポッドをヨーダに投げつけ、かつて高潔だった会議場の多くを破壊したのだった。だがこれらは迅速に修理され、ヤヴィンの戦いの直前に元老院が解散されるまで使用され続けたのである。
その後の再利用
元老院ビルは銀河内乱をほぼ無傷で切り抜けたが、老朽化した部分や損傷していた個所がないわけではなかった。このビルは反乱同盟軍がコルサントを奪回した後、最初に再建が行われた建造物である。だがその後、スローン危機の間に、このビルはほぼ完全に破壊されてしまった。さらにクウェラーによる爆破テロによっても深刻な損傷を受け、後に大規模な改修工事がなされている。
ボースク・フェイリャが新共和国国家元首に選出されるまでにこのビルは再建され、議事堂の内部構造はほぼ完全に置き換えられた。大会議場も同世代の他の多くの建造物から見ると、旧元老院ホールとは異なる、完全に新しいものへと変わったのだった。会議場は大きく改築され、国家元首の演壇は地上レベルにまで降ろされた。中でも最も大きな変化は、同心円状に並べられていたリパルサーポッドに代わって、代表者たちの座席が様々な大きさや形の集合体としてロタンダの周りに並べられたことである。それぞれの塊はランプや階段によって連結され、全体で2,000人の代表者たちを収容することができた。上層レベルには大きな部屋が不規則に配置されており、これらは一時的にコルサントを訪れている議員や代議員のために使用されていた。彼らは一部の部屋をかつてのようなリパルサーリフト・ポッドに置き換えようとしたが、ユージャン・ヴォングによって惑星が征服されるまで、この計画は長い間放置されていたのだった。設計全体の効果は、明瞭かつ首尾一貫した調和へと結合した、形状と詳細を対比させる複雑な配列を作り上げることだった。
だが、旧元老院ビルは極めて頑丈な建造物であることを示しており、再建後も当初の構造の多くの部分がそのままの形で残されている。メイン・エントランスの先には威厳あるグランド・ドアが当時のままの姿でアトリウムを囲んでいた。元老院会議場は完全に新しく作り替えられていたが、それもかつて存在していた議事堂をそのまま基礎として、その上に新たに構築されたものである。
コルサントの陥落後、ユージャン・ヴォングの征服者は元老院ビルをワールド・ブレーンの井戸へと作り替えたさせた。ガナー・リソーディをワールド・ブレーンへの生贄にしようというジェイセン・ソロの偽装工作の間、ガナーは多数のユージャン・ヴォングの戦士たちと戦い、ジーダイの異端と戦士階級の双方における伝説となった。そしてコルサントの解放のとき、ハン・ソロ、レイア・オーガナ・ソロ、ハラー司祭が、ワールド・ブレーンによるコルサントの破壊を阻止するため、井戸へ向かったのだった。その後、ユージャン・ヴォングは古代の下部構造にダメージを与えたように偽装し、アトリウムを修復したのである。
やがてユージャン・ヴォング大戦が終結し、コルサントが解放された後も、ワールド・ブレーンは元老院会議場の下にそのまま残されていた。そしてヤヴィンの戦いの35年後、元老院が首都に戻り、元老院ビルを元の状態に戻す大規模な作業が開始された。第2次銀河内乱の間には、元老院ビルが再び政治活動の中心地となっていた。このビルはヤヴィンの戦いの130年後にも存在が確認されている。