星を蝕むもの
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「星を蝕むもの」は、クローン・ウォーズ・シーズン3の第5話である。
目次 |
概要
マンダロアへ外交任務に向かったパドメ・アミダラは、この平和主義の惑星に共和国からの完全なる保護を保証する。だが彼女とサティーン・クライズ公爵は、この惑星ののどかな風景の裏に潜む不穏な存在に気づいた。マンダロリアンの学校に届けられるティー・ボトルなどの物資供給ラインで、ムーガンの密輸業者たちが暗躍していたのだ。彼らはさらなる利益を求め、お茶の中に危険な化学薬品を混入していたのである。
あらすじ
Episode 5 CORRUPTION |
エピソード5 星を蝕むもの |
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"The challenge of hope is to overcome corruption."
Desperate times on Mandalore! Having won neutrality for the Mandalorian system, Duchess Satine now finds herself an outsider with little aid to her people. Supplies are impossible to come by, except on the black market. As a result, the Duchess faces a world consumed by greed. Hoping to alleviate some of the tensions rising on the capital city of Sundari, Satine has called upon her friend Padmé Amidala to make a diplomatic visit.... |
「希望を持ち続ければ、腐敗にも打ち勝つ」
マンダロア、試練の時!マンダロア星系の中立は維持できたが、サティーン公爵はマンダロアの民の中で孤立していった。生活必需品の輸入は滞り、闇市が栄えた。その結果、強欲が社会にはびこり、公爵を悩ませる。首都サンダリに高まる緊張を和らげるべく、サティーンは友人パドメ・アミダラに元老院議員としての公式訪問を要請するのだった・・・ |
サティーン・クライズ公爵の努力の成果によって、マンダロアはクローン大戦から距離を置いた状態を維持していたが、惑星は経済的な危機に直面していた。戦争の激化によって必要な物資の供給が滞ったため、彼女は交易ルートの解放を求めて元老院への嘆願を行うことになる。いまや官僚たちの腐敗と組み合わさった密輸が、必要な物資を手に入れる唯一の方法だったのだ。パドメ・アミダラ議員は新マンダロリアンの首都サンダリを訪れ、銀河元老院内の慈悲的な党派による援助を約束する。だがその一方では、ムーガンの密輸業者が不正を黙認させるため税関の役人に賄賂をわたし、貨物ドックに着床していた。利益の増大を目論む密輸業者たちは、積荷のお茶をスレーブンと呼ばれる有毒物質で希釈し、惑星中に供給したのである。
パドメとサティーンは難解な局面を迎えていた。政治システムの内部に汚職が広まっていたため、共和国に援助を求めることについて議論を行っていた新マンダロリアン閣僚評議会のメンバーが、誰一人として意見の一致を見なかったのだ。この問題は2人を大いに悩ませることになる。そして翌日、サティーンはパドメを連れて新設された病院へと向かった。だが、そこは謎の物質による中毒症を患った大勢の子供たちで溢れており、2人はこの凄惨な状況に恐怖する。唯一の手がかりは、病気に冒された子供たちが全員同じ学校に通っていたことであり、パドメとサティーンはそこで出された食べ物に原因があると確信したのだった。
アルメック首相はデス・ウォッチがこの一件に関与していると推測したが、サティーンには受け入れられなかった。彼女は個人的なボディガードたちに事件の調査を命じ、自らもパドメと共に捜査の指揮を執る。彼らは学校でお茶を調べ、化学薬品が混入されていたことを突き止めると、輸入配送記録を使ってその混入経路を追跡した。このとき学校の管理人がこっそりと立ち去ろうとしたが、サティーンの衛兵たちによって取り押さえられる。尋問によって、彼は飲料を受け取った仲介業者が輸送会社の従業員、シディックであることを自供したのだった。
シディックは子供たちの苦境に無関心だったが、サティーンとパドメに情報を提供した。問題のお茶はムーガから運ばれてきたものであり、同じ積荷が今夜にも届く予定だというのだ。パドメとサティーンは公爵の衛兵1人を伴って密かに問題の埠頭に向かい、貨物の到着と税関役人がそれに共謀している現場を目撃する。警察隊の隊長は自分の監視下では一切の犯罪行為は行われていないと主張し、サティーンとパドメの視察を頑なに拒否した。だが、お茶が保管されているドックの倉庫へ連れて行かれ、彼自身の命じた作業が行われている現場を目の当たりにすると、彼は急に慌て出した。密輸業者たちはサティーンとその衛兵に向けて発砲するが、パドメと衛兵たちは貨物コンテナを盾代わりとし、内部へ侵入する。やがて共謀者たちは全員逮捕され、サティーンは倉庫とコンテナすべてを焼却するよう命じたのだった。
サティーンとパドメから報告を受けたアルメック首相は、マンダロリアン政府内に汚職がはびこっているという事実をしぶしぶと認め、この問題の調査を進めることを約束した。そしてパドメが出発の準備を行っていると、サティーンは捜査員としてジェダイを派遣することを提案する。パドメはこの件についてマスター・ヨーダに相談すると約束したのだった。