アヌーン・ボンダーラ
提供: スター・ウォーズの鉄人!
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解説
アヌーン・ボンダーラは旧共和国に仕えていたトゥイレックのジェダイ・マスターであり、その時代で最も腕の立つライトセイバーの使い手として知られていた。ナブーの戦いの前、彼は自分の任務とパダワン、ダーシャ・アサントの訓練の他に、ジェダイ聖堂で幼いジェダイ訓練生を相手にライトセイバーの使い方を教えていた。そして、ボンダーラはダーシャをとても誇りに思っており、彼女が一人前のジェダイ・ナイトに昇格する日を心待ちにしていたのだった。
やがて、ついにダーシャがジェダイとしての価値を示すべき最終試験に臨む日がやってきた。彼女はジェダイ評議会に出向き、メイス・ウィンドゥから最終試験となる任務を与えられた。それはコルサントの危険な下層レベルを下り、そこで彼女を待っている犯罪組織ブラック・サンの元メンバー、ウールスと接触し、彼をジェダイ聖堂まで護送してくるというものだった。ボンダーラはパダワンに幸運の言葉を掛け、彼女の出発を見送った。彼はダーシャが最善を尽くすことを願っていたが、この任務は不幸にも最悪の事態を迎えることになった。
ダーシャが向かった地区クリムゾン・コリダーは、獰猛なストリート・ギャング団が徘徊する場所として知られていた。彼女は簡単にウールスと接触したが、すぐさまこうしたストリート・ギャングの一味に襲撃された。そして、この騒動でウールスは行方不明となり、ダーシャのスピーダーも壊れてしまった。彼女は任務の失敗に動揺し、何をして良いか分からなくなった。できることはただ上層階に向かうことだけであり、ダーシャはジェダイ聖堂に戻ってマスター・ボンダーラを捜索した。ボンダーラはパダワンから状況を聞き、どうしても彼女に任務を成し遂げさせてやりたいという願いから、2人で再び事故現場へと向かうのだった。しかし、2人がそこで見たものはウールスの遺体だった。任務は確実に失敗に終わり、師弟は結果を報告するべくジェダイ聖堂へと向かったのである。
しかし聖堂へ戻る途中、ボンダーラとダーシャは巨大都市の景観をライトセイバーで破壊しながら先行するスピーダーを追う謎の人影を発見した。追われるスピーダーにはローン・パヴァーンと名乗るコレリアンの情報ブローカーと、その相棒のドロイドI-5YQが乗っていた。ジェダイたちは2人を助け、ローンから起こっていることすべてを聞いた。発散される強大なダークサイドの力から、ボンダーラは追跡者がシスの暗黒卿であることを見抜いた。彼はスピーダーの操縦をダーシャに任せ、彼女にローンをジェダイ聖堂へ連れて行き、評議会のマスターたちに状況を説明するよう命じる。そしてボンダーラは攻撃を仕掛けるため、ダース・モールのスピーダーに飛び乗るのだった。
廃れた着床プラットフォームに降り立ったボンダーラとモールは、ライトセイバーによる壮絶な戦いを展開した。ボンダーラは剣士として最高の評価を得た戦士だったが、圧倒的な力を持つモールになす術なく翻弄され、すぐに勝ち目がないことを悟るのだった。そこで彼は暗黒卿を倒すための新たなる作戦を考案し、それを実行に移した。モールをスピーダーの近くに誘導してライトセイバーを燃料タンクに突っ込み、自身をも巻き込む大爆発を引き起こしたのである。こうしてボンダーラはフォースと一体となったのだ。
しかし、彼の期待に反してモールは死んでいなかった。そればかりか、ダーシャも師の命令を破り、戦いに手を貸すべく引き返してきたのである。彼女のスピーダーは爆発で破損し、ダーシャとローン、I-5YQは、コルサントの危険な地下迷宮へと迷い込んだ。そしてモールも彼らを抹殺するべく、追跡を開始するのだった。ボンダーラはローンの持っていたシスの情報が無事ジェダイ聖堂に届けられることだけを願い、己の命を犠牲にしたのである。しかし、ダース・モールは最終的にダーシャとローン、その他彼の存在を知る者すべてを抹殺し、銀河系を奪い取ろうとするシスの2,000年来の計画を守り通したのだった。