分離主義評議会
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分離主義評議会は、クローン大戦中における独立星系連合の立法機関である。評議会の議長は国家元首、すなわちドゥークー伯爵が務めていたが、彼が殺害された後はドロイド軍最高司令官のグリーヴァス将軍が実質的な主導権を握っていた。
目次 |
歴史
分離主義評議会は、ドゥークー伯爵のもとで独立星系連合を統治する機構として組織されたものである。だが、ドゥークーとグリーヴァス将軍の死後は、評議会が単独で連合のリーダーシップを執っていた（ただし、依然としてダース・シディアスの影響下にはあった）。このとき、通商連合総督のヌート・ガンレイは評議会の代表者としての役割を担っていた。
クローン大戦の終盤において、主なCISの星系にある分離主義勢力の拠点で共和国側が勝利を収めたため、評議会はグリーヴァス将軍の指示にしたがってアウター・リムへ姿を隠した。当初、評議会はベルデロンへ移動する予定だったが、共和国が入手したヌート・ガンレイのメクノ＝チェアからその情報が漏洩してしまった。そのため計画は即座に変更され、評議会はウータパウへ移動したのだった。グリーヴァスが死亡する前に、シディアスは彼に評議会をウータパウからムスタファーへ移動させ、共和国から守るよう命じた。そして、評議会はクレガー社採鉱施設に臨時の司令本部を築いたのである。
オビ＝ワン・ケノービによってグリーヴァスが倒されると、評議会は連合軍に直接指示を出すようになり、さっそくアウター・リム包囲作戦の戦況確認を始めたが、ほぼ壊滅的な状況だった。その後、シディアスが新しい弟子ダース・ヴェイダーに、10人の評議会メンバーとその補佐たち全員を抹殺する任務を与えたのである。評議会のメンバーはヴェイダーによってことごとく惨殺され、彼らの死によってクローン大戦が正式に終結し、銀河帝国の時代が訪れたのである。
戦争終結から少なくとも2ヶ月の間、パルパティーンは評議会メンバーが生死不明の状態であると説明し、彼らの復活を潜在的脅威と認定することで軍備の増強を正当化した。しかし実際に、ムスタファーで多くの幹部たちが殺害されたとき、ログワ・ウォドラータ、ティッキーズ、トンバック・トゥアラがその場にいなかったことは確認されている。
権力
分離主義評議会は独立星系連合の管理機構である。その代表は国家元首、ドゥークー伯爵であり、最高司令官グリーヴァス将軍もそれを補佐していた。評議会のリーダーたちは同等の議決権を有していたが、国家元首と最高司令官には議決権がなかったため、最も巨額の戦争投資を行った評議会メンバーが主席議員の座を手に入れることができた。すなわち、ヌート・ガンレイである。
評議会メンバーは彼らが気に入る様々な方法を通じて戦争努力に貢献することができたが、彼らはこの戦争を背後で画策していた2人のシス、ドゥークー伯爵およびダース・シディアスの命令に従うよう要求されていた。しかし、ザイゲリアの女王にして奴隷商人だったミラージュ・シンテルは、上役たちの命令に従うことができなかった。そのため彼女の行為は違法とされ、ドゥークー伯爵によって即座に抹殺されたのだった。
構成
分離主義評議会は分離派を指示する惑星および準政府組織の代表によって構成されていた。評議会のメンバーは以下のとおり。
- ドゥークー伯爵 — 独立星系連合国家元首
- グリーヴァス将軍 — ドロイド軍最高司令官
- ヌート・ガンレイ — 通商連合総督
- ワット・タンバー — テクノ・ユニオン代表
- サン・ヒル — インターギャラクティック銀行グループ会長
- ポグル・ザ・レッサー — ジオノーシアン工業社代表、ジオノーシスの大公
- シュ・マーイ — コマース・ギルド会頭
- パッセル・アージェンテ — 企業同盟執政官、ファキア・セクターの元老院議員
- ポ・ヌード — ハイパー＝コミュニケーション・カルテル代表、ダフィルヴィアン・セクターの元老院議員
- ティッキーズ — クオレン分離連盟代表、カラマリ・セクターの元老院議員
- ログワ・ウォドラータ — マーカ・セクターの元老院議員
- トンバック・トゥアラ — サイ・マースの元老院議員
- ミラージュ・シンテル — ザイゲリアの女王
補佐
- ルーン・ハーコ （ヌート・ガンレイ）
- ルート・ガンネイ （ヌート・ガンレイとルーン・ハーコ）
- ギラモス・リブカス （ヌート・ガンレイ）
- キャット・ミン （シュ・マーイ）
- デナリア・キー （パッセル・アージェンテ)
- サン・ファク （ポグル・ザ・レッサー）
- サン・リット （ポグル・ザ・レッサー）
分離派に加わった銀河系の元老院議員
- ティレカ・ブレマック — アガマーおよびラハラ・セクターの元老院議員
- ロット・ドッド — ニモイディアおよび通商連合の元老院議員
- ドドラ・ファス — クラクドアVIIおよびマヤジル・セクターの元老院議員
- パッセル・アージェンテ — 企業同盟執政官、ファキア・セクターの元老院議員
- ポ・ヌード — ハイパー＝コミュニケーション・カルテル代表、ダフィルヴィアン・セクターの元老院議員
- ティッキーズ — クオレン分離連盟代表、カラマリ・セクターの元老院議員
- ログワ・ウォドラータ — マーカ・セクターの元老院議員
- トンバック・トゥアラ — サイ・マースの元老院議員
- コーリッシ・ルダー — スルイス・ヴァンおよびスルイス・セクターの元老院議員
- エスー・ロットシーノ — エイブリオン・メジャーおよびエイブリオン・セクターの元老院議員
- ダギバス・スコリトレス — ヤグダルおよびギヴィン・ドメインの元老院議員
- ワット・タンバー — テクノ・ユニオン代表
