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ジャバ・デシリジク・ティウレ

2011年10月9日 (日) 20:27時点におけるJojo (トーク | 投稿記録)による版

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Jabba.jpg
Jabba Desilijic Tiure
別名または別表記
別名

Jabba the Hutt

人物に関する情報
出身地

ナル・ハッタ

誕生

600 BBY

死亡

4 ABYタトゥイーン

身体に関する情報
種族

ハット

性別

雌雄同体(登場時は男)

身長
  • 1.75 m
  • 3.9 m(体長)
目の色

オレンジ色

年代および政治に関する情報
時代
所属
[非表示]

ジャバ・ザ・ハット、本名ジャバ・デシリジク・ティウレは密輸、奴隷売買、殺人など、無数の犯罪行為に手を染め、銀河の暗黒街の頂点に君臨していた大悪党である。

経歴

ジャバ・デシリジク・ティウレ(32 BBY)

ナメクジに似た醜悪なハットは銀河でも最も長寿命な種族の1つであり、推定年齢およそ600歳のジャバはその1トンを超える体重によって、自力で動くことさえままならなくなっていた。ハットの起源はアードス星系の惑星ヴァールだと伝えられていたが、ジャバが生まれ育ったのはハットの植民惑星ナル・ハッタである。イトーブ星系に属するナル・ハッタはハッティーズ語で「輝ける宝石」という意味であり、その衛星の1つ、「密輸業者の月」と呼ばれるナー・シャダーは現在でも銀河系最大の密輸センターとなっていた。

ハットの犯罪シンジケートのなかでも特に大きな力を持つデシリジク氏族の一員であるジャバは、まさに生まれながらの悪党だった。彼は氏族の長であり叔父でもあるジリアクが、ベサディ氏族の長アラクの暗殺を巡る抗争でダーガ・ザ・ハットとの決闘に敗れたとき、その後を継いで氏族の長となった。しかし、これもすべてジャバの計画の一環だった。彼はまだ生まれたばかりのジリアクの子供をも殺害し、後の禍の種を排除すると、瞬く間に自分の犯罪帝国を築き上げたのである。彼はかねてから辺境の砂漠の惑星タトゥイーンに居城を構えており、この惑星で最大の都市であるモス・アイズリーでも、警戒厳重なタウンハウスで帝国の高官や重要な取引相手をもてなしていた。

西大砂丘海の最南西に位置していたジャバの宮殿デリン・フレットによって設計されたものだが、初期の建造に携わったのは以前の所有者であるボマーの修道僧たちであり、彼らはよく宮殿の下層回廊や秘密の通路を徘徊していた。この宮殿は地上9階に加えて広大な地下フロアも備えられており、下層部は危険な迷宮になっていたが、上層部には居住区画と娯楽施設、大食堂などが置かれていた。

巣の中の女王アリのように、ジャバは無数の取り巻きたちに囲まれ、毎晩のように宮廷で宴を繰り広げていた。彼はその財力によって銀河中から選りすぐりのミュージシャンやダンサーを招き入れ、演奏や踊りを楽しんでいたのだ。事実、彼の宮殿には部下や衛兵、奴隷賞金稼ぎ以外にも多くの者がひしめいており、そのほとんどはジャバを楽しませることが宮殿に出入りするための条件になっていたのである。フィグリン・ダン率いるモーダル・ノーズもそうしたグループの1つだったが、タトゥイーンでの最大のライバルと目される女性ウィフィッドレディ・ヴァラリアンに引き抜かれてしまい、それ以後、彼のひいきのバンドはマックス・レボ楽団になっていた。

ジャバ・デシリジク・ティウレ(0 BBY)

ジャバは数人の最も信頼できる部下を側近として選び、重要な役目を割り振っていた。最初の右腕だったナルーン・キューザスは長年にわたって彼に仕えてきた優秀な部下だったが、キューザスはジャバの仕事上の秘密を知りすぎていた。彼が組織の脱退を申し出たとき、ジャバは彼を始末すると、醜いコレリアン海賊のビドロ・クワーヴトゥイレックビブ・フォチューナにナンバー2の座を争わせて楽しんだ。しかし、ジャバが大きな信頼を寄せている部下はそれほど多くはなかった。ジャバはエファント・モンの命を救ったことがあり、特別な権限も与えていたが、彼は正確にはジャバの部下ではなく、友好的な同盟関係を結んでいた武器商人なのである。ジャバの代理人として賞金稼ぎや密輸業者に指示する役を与えられていた大男のヒーターも、自分では大物だと思っていたらしいが、ジャバにとっては単なる消耗品の1つに過ぎなかった。

失敗した者や気に入らない者はすぐに殺すのがジャバの流儀である。彼の最大の楽しみは囚人をカークーンの大穴に突き落とし、その光景をセール・バージの上で酒宴を開きながら見物することだった。しかし、彼は思いがけないことからもう1つの楽しみを手に入れた。2人の側近ビドロ・クワーヴとビブ・フォチューナがジャバの誕生日の贈り物として持ってきたランコアだ。ジャバはこの怪物を大変気に入り、フォチューナには執事の座を、クワーヴにはランコアの宮殿での最初の餌食にするという栄誉を与えたのだった。

ジャバ・デシリジク・ティウレ(4 ABY)

ジャバの最大の収入源はケッセル産のグリッタースティム・スパイスの密輸だった。ケッセルのスパイス鉱山は帝国軍によって厳重に管理されていたが、その役人を務めるライベットモルース・ドゥールは彼にグリッタースティムの横流しをしていたのである。しかし、ドゥールは帝国当局の機嫌を取るため定期的に密輸業者の密告も行っており、ジャバの積み荷を運んでいたハン・ソロもその1人となってしまう。帝国軍の検問に遭ったソロは大量のスパイスを放棄するしかなく、結果としてジャバに巨額の借金を抱えることになった。ジャバは銀河の内戦に巻き込まれ借金の返済ができなくなったソロの首に100,000クレジットの賞金を懸け、賞金稼ぎたちに捜索させたのだった。

しかし、彼にとっての最大の誤算はソロの友人たちの力を甘く見ていたことである。賞金稼ぎのボバ・フェットがソロを捕らえてから1年後、彼を救出に現れたルーク・スカイウォーカーたちによって、ジャバとその組織は壊滅させられてしまう。ジャバ亡き後、アウター・リムの暗黒街は混沌とした時代に突入し、ビブ・フォチューナ、レディ・ヴァラリアン、ハットのクマクジェラシなど、次の主導権を巡って動き出している者は数多く存在していた。

登場エピソード

外部リンク

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