忠誠派委員会
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忠誠派委員会は、ヤヴィンの戦いの22年前、ジオノーシスの戦いが始まる直前に、パルパティーン最高議長によって銀河元老院内に設置された組織である。彼はこの委員会を、分離主義危機への対応、元老院の腐敗(特に分離主義勢力への支持)の一掃、共和国への忠誠の促進などに関する諮問機関として設置したのだった。初期のメンバーは以下の10人の議員である。
- ハヴリソー・ルールヤ (イァー・タンギー)
- アクス・モウ (マラステア)
- パドメ・アミダラ (ナブー)
- オーン・フリー・ター (ライロス)
- ダーサナ (グリー・アンセルム)
- ゾー・ホーラー (グラヴレックス・メド)
- ロネット・コーア (イセノ)
- イスター・パディ (サーメリア)
- レキシィ・ディオ (ウィター)
- ベイル・プレスター・オーガナ (オルデラン)
ジオノーシスの戦い以前から、忠誠派委員会は「影の政府」であるという批判や、軍隊設立法案の通過を阻止しようとするパルパティーンの企みであるという批判などに晒されることが多かった。なおかつ委員会自身も軍隊設立推進派と外交努力推進派とで分裂していたのである。またクローン大戦の勃発前には、ハヴリソー・ルールヤ議員がオナコンダ・ファー議員(サヴァリーン・セクター)から分離主義勢力との関係を指摘されてファー議員と入れ替わり、アクス・モウ議員は暗殺されたことによってアスク・アック議員(マラステア)と入れ替わっている。
さらにデュロの戦いが起こると、オナコンダ・ファーとロネット・コーアはそろって辞任を強いられ、レキシィ・ディオ議員が暗殺されたことによってマレイ=ディー議員(ウィター)と入れ替わっている。
クローン大戦の間、委員会のメンバーは他にも交替や追加が行われ、以下の議員たちが新たに加わった。
- モン・モスマ (ボーメア・セクター)
- フィーマ・バブ (バジク・セクター)
- バーナ・ブリームー (ハンバリーン・セクター)
- チー・イクウェイ (ルーナ)
- ギディーン・ダヌー (クワット・セクター)
- ニー・アレイヴァー (カンズ・セクター)
- テア・タニール (セネックス・セクター)
- シリア・シソーン (セズム・セクター)
- ファング・ザー (サーン・セクター)
興味深いことに、忠誠派委員会のメンバーの多くはパルパティーンの改革に反対する議員たちであり、これは委員会の存在自体が事実上パルパティーンによる政敵の監視を目的としたものだったことを暗示している。この委員会は次第に議長の行政権の拡大との調和を失い、しばしば彼との会談を要するトラブルを巻き起こすことになった。また、委員会メンバーの多くはパドメ・アミダラを代表とする二千名の嘆願署名にも参加し、議長に非常事大権の議会への返上を求めた。この署名が特に強く反対を訴えたのはモフと呼ばれる官僚制度の創設である。これは元老院から効果的に実権を奪い取っていったのだった。
そしてクローン大戦が終結し、新秩序が宣言されると、忠誠派委員会はほぼ完全に消滅した。その後、少なくとも2人のメンバー、ベイル・オーガナとモン・モスマが反乱同盟軍の指導者となっている。