フォースの惑星
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「フォースの惑星」は、クローン・ウォーズ・シーズン3の第15話である。
目次 |
概要
謎の力がアナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、アソーカ・タノを辺境の惑星に引き寄せた。そこで暮らす非常に強力なフォースを持つ一家は、アナキンが本当に選ばれし者なのかを確かめようとしていたのである。 父としてのみ知られるこの家族の家長は、長年にわたってフォースのライトサイドと強い絆を持つ娘と、ダークサイドと調和する息子との間のバランスを維持し続けていた。父は自分に寿命が迫っていることを打ち明け、アナキンに彼の代わりとしてバランスの支えとなることを求める。父は一連の試練によってアナキンに2人の子供たちを制御する力があることを示すが、スカイウォーカーは彼の代わりとなることを拒んだのだった。
あらすじ
Episode 15 OVERLORDS |
エピソード15 フォースの惑星 |
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"Balance is found in the one who faces his guilt."
Mysterious message! A transmission has been intercepted far beyond the Outer Rim, deep in the Chrelythiumn system. Why the call has been made, and from where cannot be established. But buried in the message is a Jedi distress code that has not been used in over 2,000 years. Obi-Wan Kenobi, Anakin Skywalker and his Padawan Ahsoka are sent to investigate. Fearing a Separatist trap, they are to meet with a heavily armed Jedi cruiser.... |
「己の罪と向き合うことで調和はもたらされる」
謎のメッセージ!アウター・リムのはるか彼方、クレリシアン星系からの通信が傍受された。その目的も、正確な発信源も特定できなかったが、そのメッセージには2,000年以上も使われていないジェダイの遭難信号が含まれていた。 オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカー、そのパダワン・アソーカの3人が調査に派遣される。分離主義勢力の罠であることも考慮し、彼らは重武装のジェダイ・クルーザーと合流することになっていた・・・ |
共和国宇宙軍のテナント提督が突如、2,000年以上使われた記録のない古いジェダイの救難コードを含むメッセージを受信した。その報告を受けたジェダイ評議会は、オビ=ワン・ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、アソーカ・タノを、調査のためメッセージの受信元であるクレリシアン星系へ派遣する。彼らはキャプテン・レックスの指揮するスター・クルーザーと合流しようとするが、共に正しい座標にいるにも関わらず、互いを認識することができなかった。その後、通信とパワーが突然遮断され、ジェダイのシャトルは凄まじい力で巨大なクリスタル型の建造物へと引き寄せられたのである。
やがて3人はシャトルのコクピットの中で目を覚ました。彼らは見知らぬ惑星に墜落していたのである。ジェダイが外を散策すると、そこには自然法則から切り離された世界が広がっていた。だが、それらは彼らにとっての馴染みの深い、フォースにおける奇妙な輝きでもあったのだ。すると突然、アナキンは姿の見えない女性の声を聞くが、それはオビ=ワンとアソーカには聞こえなかった。その直後、声の主が姿を現し、彼女は自分を「娘」とだけ称した。娘はアナキンに繰り返し「選ばれし者」なのかと尋ね、彼らを「父」のところへ連れて行くと申し出る。選択の余地はなく、ジェダイは娘に従ったのだった。
彼らが崖道に沿って歩いていると、突如頭上から岩が崩れ落ち、アナキンと娘、オビ=ワンとアソーカが離れ離れになってしまう。娘はこれを兄弟の仕業だと告げ、アナキンに待つようにと頼んだ。だが彼は娘に従わず、オビ=ワンとパダワンに連絡を取ると、船に戻って助けを呼ぶよう告げたのだった。やがて夜が訪れ、オビ=ワンとアソーカは着陸地点に到着するが、そこには彼らのシャトルはなかった。そこへ不意に「息子」が姿を現し、オビ=ワンに、アナキンは本当に選ばれし者なのかと尋ねる。そして嵐が訪れ、息子は去っていった。ジェダイは雷を避けるための避難所を探す羽目になり、一方で娘を見失ったアナキンは、山の頂にある修道院の明かりを見つけたのだった。
嵐が去ると、アナキンは急いで修道院へ向かい、中の大広間へと入っていった。彼はそこで瞑想中の老人と出会う。老人はアナキンに、自らの運命に従うのに適した存在かを確認するテストを受けるようにと告げ、彼に一晩の寝床を提供したのだった。そのころ、オビ=ワンはフォースの霊体となったかつてのマスター、クワイ=ガン・ジンと遭遇し、果てしない驚きに包まれていた。クワイ=ガンは彼に、この惑星の奇妙な特徴はフォースの溝と、その住人たちのアナキンに対する多大な関心によるものだと説明する。そしてクワイ=ガンは、アナキンが心の中の均衡を達成できなければ、この惑星が彼を堕落させることになるだろうと警告したのだった。一方、アナキンは寝室で母シミの亡霊と遭遇していた。苦しみのなか、彼は母に過去の失敗と、自らの内にある罪について語る。すると亡霊は、アナキンの苦しみはサンド・ピープルの虐殺と、パドメとの秘密の結婚を罪だと決め込んだことによるものだと告げたのだった。そしてアナキンが母の亡霊に立ち向かうと、彼女は次の瞬間に化け物へと変身し、姿を消したのだった。また、アソーカも独自のヴィジョンを見ていた。彼女は未来の自分と遭遇し、アナキンのもとから離れるよう警告される。さもなければ、彼のダークサイドへの資質がやがて彼女をも堕落させるだろうというのだ。
アナキンは怒りに満ちた状態で老人の前に立ちはだかり、答えを要求した。老人は自分と子供たちを、フォースに極めて精通し、もはや物質世界で暮らすことができなくなったフォース使いだと説明する。その結果、彼らは内部の均衡を維持し、外界からのあらゆる影響を遮断することによって自分たちの力を封印するため、この惑星に閉じこもっていたのだ。老人は、アナキンが試練に耐えれば、彼と仲間たちは自由にこの惑星から離れることができるようになると約束する。この試練は、老人にとってはアナキンが本当に選ばれし者なのかを確認するためのものであり、アナキンにとっては自らの罪に立ち向かうためのものだった。
翌朝、アナキンは試練に挑み、不可能な選択に直面した。息子と娘が、アナキンを探していたオビ=ワンとアソーカを誘拐し、アナキンにどちらを助けるかの選択を迫ったのである。だが、彼はこの惑星の増幅されたフォースを使い、怪物に化けた息子と娘に同時に人質を解放させ、2人を人間の姿に戻したのだった。老人はアナキンに、試練には合格したが、まだ自らの真の性質について学ぶ必要があると告げ、自分の代わりに子供たちのフォースの均衡を監視する役目を担ってほしいと要求した。彼がそれを断り、惑星を去れば、その身勝手さによって銀河系が危険に見舞われることになるというのだ。しかし、アナキンにはそうすることことに躊躇いを見せたのだった。