通商連合のドロイド軍
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通商連合のドロイド軍は、銀河共和国の晩年に通商連合が創設し、保持していたドロイド軍である。その名の通り、この軍隊はバトル・ドロイド部隊によって構成されていた。
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歴史
スターク・ハイパースペース戦争の数年後、通商連合は辺境の交易ルートにおいて海賊や傭兵からの激しい脅威に晒されるようになった。通商連合はこうした襲撃から自衛するため、銀河元老院に輸送船団の武装許可を嘆願することになる。その後、通商連合の軍備は継続的に拡張されていったが、ニモイディアンの監督者たちはそれでも安全を感じることができずにいた。そこでヌート・ガンレイ総督はダース・シディアスと秘密の同盟を結び、その結果、通商連合は強大な軍隊を作り上げるにいたったのである。
通商連合はバクトイド・アーマー・ワークショップ社、ハオア・チョール・エンジニアリング社、コリコイド・クリエーション・ネスト社などと契約を結び、バトル・ドロイドおよび戦争兵器の供給を受けたが、それらの設計の多くは通商連合が使用していた既存テクノロジーに基づくものだった。たとえば、C-9979上陸艇は通商連合鉱石船を改良したものであり、通商連合の歩兵部隊を構成するB1バトル・ドロイドはハンター＝キラー・ドロイドを発展させたものである。一方で、ドロイディカにはニモイディアンの設計も組み込まれていたが、これは主としてコリコイドの創造主のイメージを元に作られたものだった。
通商連合軍が記録上最初に召集された場所は、エリアドゥ貿易サミットの開催時におけるルクレハルク級バトルシップ＜アクイジター＞のハンガー・アームである。ここでバクトイド・アーマー社とハオア・チョール社の代表がガンレイ総督とその副官たちに製品の発表を行ったのだった。その場では上陸艇やバトル・ドロイドと共に、装甲型強襲用戦車（AAT）、大型兵員トランスポート（MTT）、単座式兵員空中プラットフォーム（STAP）などが紹介されたが、この時点で通商連合はまたコリコイドとは接触していなかった。
この軍隊は秘密裏に創設されたが、B1バトル・ドロイドの存在はエリアドゥ・サミットで通商連合重役会のメンバーを殺害した際に銀河中に知れ渡ってしまった。通商連合軍が初めて実戦投入されたのはナブー侵略のときだったが、それ以前にもカーサック星系でテストが行われ、ロックとイオスでニムとロック・レヴェナントがドロイド軍と交戦している。
ナブーへの侵略は通商連合にとっての分岐点となった。彼らの秘密の軍隊の全貌が明らかにされ、シードをはじめとするナブーの各都市を制圧するために使用されたのだ。しかし、この軍事力の誇示はパドメ・アミダラ女王が追従者たちと共にナブーの占領に対する絶望的な反撃を行ったために、ほどなくして頓挫してしまう。グンガンの偉大なる軍隊が大草原でドロイド軍と激突し、アミダラがヌート・ガンレイに調印を強いることで、この占領は迅速に終わりを迎えたのだった。連合軍の損害はさらに大きく、軌道上のドロイド司令船がアナキン・スカイウォーカーによって破壊され、全軍が動きを止めてしまう。ドロイドたちは輸送艇に引き上げられ、星系から排除された。そしてガンレイとその共謀者たちはコルサントの法廷へと送られたのだった。
最高裁判所はドロイド軍の規模縮小を命じたが、ガンレイ自身は有罪判決を受けることなく、軍隊の支配権を巡って戦い続けた。そして共和国の命令に反し、通商連合は軍隊の大半を保持し続けることになる。さらに、彼らは数多くの惑星に存在するドロイド工場を利用し、軍事力の圧倒的な増強のため極秘のうちに軍隊の再構築をも行ったのだった。そして独立星系連合が創設されると、通商連合軍は分離主義勢力のドロイド軍の一部となり、コマース・ギルド、テクノ・ユニオン、他の大企業組織のドロイドたちと共に戦ったのだった。
構成
通商連合のドロイド軍の真の構成は、その創設と運用が秘密裏のうちに行われたため、明らかにされていない。ドロイド軍はルクレハルク級バトルシップの洞窟のようなハンガー・ベイの内部に隠されており、共和国の税関職員の目にもまったく無害に見える部品から組み立てられていた。ロックやナブーなどの惑星を侵略する際には、通商連合は上陸艇にドロイドを積み込み、これらをバトルシップから惑星の地表へと降下させる。そして着陸地点から、大型兵員トランスポート、通商連合降下船、プラトゥーン攻撃艇などがB1バトル・ドロイドを直接戦場へと運ぶのだ。
分離主義危機による規模拡大以前のドロイド軍は、一般に標的となる惑星の軌道上に停泊する特別なドロイド司令船の中央制御コンピューターに従属していた。また、地上にも制御コンピューターが設置され、予備シグナルの送信を行っていた。コア・シップも地上の着陸ピットに入港し、地上から同様のシグナルを送ることができた。司令船やバトルシップ内のヴァルチャー・ドロイド・スターファイターに暗号化された指示を送信する制御コンピューターの有効送信距離は、およそ16,000キロメートルである。制御コンピューターが破壊されるとすべてのドロイド部隊が作動を停止してしまい、制御信号の妨害や敵による書き換えもドロイド軍に混乱を発生させることが知られている。
シードに向った侵略軍は33基のMTT（それぞれが112体のバトル・ドロイドを収容）、342基のAAT、さらに無数のドロイド・スターファイターと兵士たちによって構成されていた。
戦力
バトル・ドロイド
地上用輸送機
地上用車両
- AML
- AMT
- 装甲型強襲用戦車
- HAML
- 重装甲型強襲用戦車
- ヘヴィ・アーティラリィ・ガン
- 重単座式兵員空中プラットフォーム
- 単座式兵員空中プラットフォーム
- スピーダー・プラットフォーム
- STAP-2
