マス・アメダ
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マス・アメダは、銀河元老院でフィニーズ・ヴァローラムとパルパティーンが最高議長在任中に副議長を務めていたシャグリアンである。彼はクローン大戦中も副議長職を務め、その後も引き続き帝国統治評議会の初期メンバーとして、銀河皇帝を僭称したパルパティーンに仕えたのだった。
目次 |
経歴
初期の人生
ナブー侵略の数年前、マス・アメダは銀河元老院の元老院議員として故郷シャンパーラを代表していた。彼は誠実な政治家を自負しており、元老院において人々の要望と需要の代弁に励んでいたのである。
アメダはオーン・フリー・ター率いるリム派の一員であり、ヤヴィンの戦いの33年前、ター議員の推薦によって副議長に選出された。彼の主な役割は、ター派のために、エリアドゥでの失態とマネー・ロンダリングへの関与疑惑によって弱体化したフィニーズ・ヴァローラム議長を思い通りに動かすことだった。これによって元老院における議長の政策への支持は衰退し、議長の政権は効果的に麻痺していったのである。
裏でダース・シディアスの顔を持つパルパティーンは、アメダ暗殺の任務にダース・モールを送り込んだことがあった。アメダは政治的権力を増大させており、シディアスの計画にとって潜在的脅威になり得る可能性があったのだ。だが、パルパティーンが議長に就任すると、彼にとってアメダの死の必要性も消失したのである。
ナブー侵略
ヤヴィンの戦いの32年前、ナブー侵略に対する元老院の無策を受け、ナブーのパドメ・アミダラ女王がヴァローラム議長の罷免を要求すると、マス・アメダはこの不信任動議を取り仕切った。アメダには自分が議長になれないことは分かっていたが、彼は銀河市民を援助するために新議長を操れることに期待を寄せていたのである。このときパルパティーン議員がアミダラ女王に、マス・アメダも他の政治家と同様、通商連合の飼い犬だと評したが、これが事実かどうかは確認されていない。
分離主義危機
パルパティーンの最高議長就任後も、アメダは彼の議長としての任期が続く間、副議長職を続けていた。アメダはパルパティーンに助言を与え、それらが国家元首によって利用されていたのである。だが実際には、パルパティーンが彼を操っていたのだ。分離主義危機の間、元老院では軍隊設立法案が活発に議論されていた。ジオノーシスでドロイド軍が発見され、分離主義勢力の脅威が明らかになったことで、実力行使が強く求められたのである。アメダはまずパルパティーンに非常時特権を与えることを提案し、ジャー・ジャー・ビンクス代議員によって動議が起こされたのだった。
クローン大戦
元老院はパルパティーンへの非常時特権の付与を可決し、最高議長は最初の行動として共和国グランド・アーミーの創設を行った。ジェダイ・ナイト・オビ=ワン・ケノービが惑星カミーノで発見したクローン・トルーパーの軍隊が正式に採用され、銀河系規模のクローン大戦が勃発したのである。アメダは戦争中も副議長を続け、マンダロアの人々からテロ組織とみなされていたデス・ウォッチの脅威について元老院で議論が行われたときも、議会に出席していた。このときマンダロアのサティーン・クライズ公爵の抗議にも関わらず、元老院はデス・ウォッチの排除を目的とした共和国による惑星への駐留の是非を問う投票の準備を進める。アメダはホロプロジェクターにデータカードを挿入し、マンダロアのジェレク副首相が共和国の支援を求めるホログラムを表示したが、このメッセージは改ざんされたものだった。その後クライズは暗殺者に襲われ、パルパティーンに事情聴取された後、アメダとパルパティーンから、この暗殺未遂こそがマンダロアが共和国の支援を求めている証拠だと言い伏せられた。アメダは、クライズではデス・ウォッチを自力で抑えきれないと確信していたのである。だが、パドメ・アミダラ議員がジェレクの本当のホロ記録を公表し、共和国にマンダロアへの不介入を要求すると、アメダとパルパティーンは共和国の駐留を認めた議決を取り消すための議会を召集した。その後、議長のオフィスで、クライズ、ケノービ、アナキン・スカイウォーカー、アミダラ、アメダ、パルパティーンが投票結果について話し合い、後者3人が元老院の決定を追認する方法について議論したのだった。
そしてマラステアの戦いの後、最高議長がコルサントに到着したスカイウォーカー、ジェダイ・マスター・メイス・ウィンドゥ、アストロメク・ドロイドのR2-D2、そしてマラステアの巨獣ジロ・ビーストを出迎えたとき、アメダはパルパティーンに付き添っていた。パルパティーンはジロ・ビーストの強力な装甲の研究に関心を持っており、この任務にシオンヴァー・ボル博士を任命すると、アメダと共に研究の進捗状況を視察する。そしてオフィスに戻ると、スカイウォーカーとアミダラがビーストを殺害するというパルパティーンの主張に反対するが、アメダは装甲の秘密の解明こそが何よりも勝る善行であるという議長の考えを支持したのだった。また、アメダとパルパティーンは、パドメ・アミダラがクローン・トルーパーの増産停止を求める軍事費削減法案の演説を行った際に議会を取り仕切っていた。その直後、アミダラの同盟者であるローディア選出のオナコンダ・ファー議員が補佐のロロ・パーズによって毒殺されたときには、アメダはその葬儀にも参列している。そしてアミダラの法案が否決され、彼女がパルパティーンと結果について話していたとき、アメダは会議場の外で彼らに立ち会ったのだった。
クローン大戦が新たな局面を迎えたとき、アメダはジェダイ最高評議会による監視の対象となった。謎のダース・シディアスが議長のオフィスの近くに存在し、元老院全体を牛耳っているという証拠を掴んだメイス・ウィンドゥは、アメダをシスと疑ったのである。しかし、さらなる調査が行われる前に、パルパティーンは自らの正体を明かし、ウィンドゥを含む最高評議会の4人のメンバーを殺害したのだった。
偉大なる計画の実現を見たパルパティーン議長はジェダイ・オーダーを滅ぼし、共和国を銀河帝国として再編した。そして新秩序宣言に立ち会ったアメダは、議長の控室でグランド・マスター・ヨーダがパルパティーンの暗殺を試みた際にもその場にいた。だが彼は2人のフォース使いの対決を目撃せず、すぐに部屋を去っていった。やがて彼はこの壮絶な戦いが終わった後に大会議室に戻り、クローン・ショック・トルーパーがヨーダの捜索を行っていた間、パルパティーンと共に元老院ポッドに乗っていた。このとき彼は皇帝から、キャプテン・カーギーにムスタファーへ向かうシャトルを用意させるようにと告げられている。
帝国の密使
銀河帝国の樹立後も、マス・アメダはセイト・ペスタージやスライ・ムーアと共に帝国統治評議会の初期メンバーの1人として官邸に留まっていた。彼は副議長の肩書を失ったが、帝国元老院におけるパルパティーンの代理として権力の座を保持したのである。しかしその後、彼はかつてジェダイ・オーダーによって隔絶された惑星からシスの工芸品を回収する任務に赴くことになったため、その権力を大幅に縮小させられていった。だが、彼にはもともと骨董趣味があり、特にシスの歴史に関する知識やシスの惑星の探索を渇望していたため、この任務を大いに楽しんだのである。同時に、アメダはパルパティーンの所有するシスの偶像や装飾品のコレクションの管理も任されており、彼がいつも使っていた杖もその中から受け取ったものだった。またこの任務の中で、アメダはシスの遺物を探すためヤヴィン4を訪れたが、何も見つけることができず、このとき代わりに持ち帰ったピラナ・ビートルが皇帝を大いに喜ばせたのだった。