ヨーダ
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銀河共和国の末期に絶大な功績を残したヨーダは、8世紀以上にわたって数多くのジェダイを育て上げた最高位のジェダイ・マスターである。彼は12人の評議会メンバーのなかでも最年長者であり、メイス・ウィンドゥやキ=アディ=ムンディと同等の重要な地位に身をおいている。ジェダイ・オーダーにおいて彼の果たすべき役割は重く、これから修行に臨む若いパダワンたちに重要なガイダンスを与えていた。幼いジェダイ候補生たちは修行の最初の段階を集団で過ごし、 10代になった時点で1対1の修行を受けるべく、1人のマスターに配属されるのだ。
また、ヨーダは人生を通じて何百という惑星を旅し、フォースの理解を深めている。そのため、彼の知恵と洞察力は銀河系全域を通じて尊敬されていた。彼は専用の小型ライトセイバーを所有しており、銀河系最強の剣士としても知られているが、最後にこのジェダイの象徴ともいうべき武器を使ったのははるか昔のことである。フォースを完全に自分のものとしたヨーダは、武力を使わずに紛争を解決する術を十分に心得ていたのだ。
目次 |
経歴
初期の人生
ヨーダの過去に関する詳細は乏しい。しかし、彼がその歴史の中で成し遂げてきた出来事の一部は分かっている。とある辺境の惑星で生まれたヨーダは、自分がフォース感知者であることを全く知らなかった。彼は、同じように自分がフォース感知者であることに気付いていなかった人間の友人と共に、辛うじて宇宙航行に耐えられる旧式の宇宙船で故郷を離れ、仕事を求めてコア・ワールドに向かったのである。だが目的に到着するかなり前に、宇宙船は巨大な小惑星と衝突してしまい、彼らには到底修理できないほどのダメージを受けてしまった。彼らは数日間、死の宇宙をさまよい続けることになる。生命維持システムのエネルギーと食糧が底をつきはじめ、遭難信号にもまったく反応がなかったのだ。そしてついに彼らが死を覚悟したとき、センサーがそれほど遠くない星系の存在をキャッチしたのである。辛うじて最後の力を残していた彼らは必死にそこへ向かい、深い霧に覆われた奇妙な沼の惑星に不時着したのだった。
彼らはこの惑星で数日を過ごした後、奇妙な生物によって発見された。このハイサルリアンのジェダイ・マスター、ヌカタ・デル・ゴーモは、2人が非常に強いフォース感知者であることを見抜く。そしてマスター・ゴーモは2人を自分の家へ連れて行き、そこで彼らにフォースの道を訓練したのだった。やがて訓練が終わってから程なくして、銀河共和国の宇宙船が彼らの遭難信号を受信した。このとき既にジェダイとなっていた2人は救助され、コルサントへと連れて行かれたのである。
ジェダイ・マスター
ヤヴィンの戦いの800年前までに、ヨーダはジェダイ・マスターの称号と階級を授かり、最初の生徒の訓練を開始した。これ以降、ヨーダは何世紀もの人生の中で数多くのパダワンを育てることになる。
ヨーダはヤヴィンの戦いの500年前に建造された宇宙船<チューンソア>の移動型アカデミーで指導を行うジェダイ・マスターの1人となった。だがその100年後、船は惑星ダソミアに墜落し、ヨーダと他のジェダイたちは有名なダソミアの魔女たちと戦うことになる。彼はやむを得ず船のデータ・テープを残していくことを承諾したが、この惑星にはそれを解読する方法がなかった。このテープは来たるべきまで安全に保管しておくため、歌う山の民のレルの手に委ねられたのだった。ヨーダは、いつかジェダイがこの惑星を闇から救い出し、この情報を魔女たちと安全に共有することを予見していたのである。これが実現したのはヤヴィンの戦いの8年後のことだった。ヨーダの最後の生徒であるルーク・スカイウォーカーがダソミアを発見し、マスターの予言を成し遂げたのである。
ヤヴィンの戦いの482年前、ヨーダは新しいパダワンを探すため惑星クシバを訪れた。そこでジェダイ・マスターは小柄なクシバンたちの中から、強いフォースを持つ若きイクリットを発見し、彼にジェダイとしての訓練を与えることになる。そしてヤヴィンの戦いのおよそ400年前までに、ベルドリオン・ザ・ハットがジェダイ・オーダーを離反すると、ヨーダはジェダイの歴史の中で最も偉大なマスターの1人と称されるようになり、その名声は3,500年以上前に活躍したノーミ・サンライダーやソンにも匹敵するものだった。
ヤヴィンの戦いの200年前までに、ヨーダと当時の他のジェダイ・マスターたちは、フォースが暗雲に覆われた不確かな姿へと変化しはじめていることに気付いていた。ヨーダ自身もシニア・メンバーとして名を連ねるジェダイ最高評議会は、瞑想によってこの悩ましい謎の解明を進め、ダークサイドの力が強まっているという結論に達したのである。評議会と他のジェダイたちは、それがシスあるいは他のダークサイダーの力の増大を暗示していると信じていたが、ヨーダはこのフォースの闇が、フォースにバランスをもたらすと予言された選ばれし者の急接近を示唆しているという可能性を抱いていた。だが、一部の若いジェダイたちはヨーダの考えに反発し、分派組織ポテンティアムを創設するに至ったのである。しかし、彼らの反論は評議会に受け入れられず、ヤヴィンの戦いの130年前、ついにヨーダは彼らの反対運動をオーダーから追放する決定を下したのだった。
ヤヴィンの戦いの171年前、ヨーダはオード・セスタスを訪れ、大災害から原住民のゾティングたちを救助した。その後、彼らはヨーダを称え、ゾティングの英雄たちの広間の中におよそ70メートルの高さを誇る彼の巨大な彫像を築き上げたのである。またヤヴィンの戦いの133年前から69年前までの間に、マスター・ヨーダはある任務の後に謎の失踪を遂げたパダワン、バーチ・ディシュカーヴァの未来を見ようと試みた。だが彼は失敗し、オーダーに有益な情報をもたらすことはできなかった。
ヤヴィンの戦いの102年前、惑星セレノーの伯爵の称号を受け継いだ幼い子供、ドゥークーがジェダイによって見出され、それを喜んだ両親によってオーダーに託された。やがて適切な年齢に達したドゥークーは、評議会メンバーのテイム・セルリアンのパダワンとなる。彼はセルリアンのもとで修行を積んだが、ヨーダも若きドゥークーには特別な関心を抱いており、助言者として、または相談相手として、頻繁に彼と接したのだった。だが、このジェダイ・マスターは必要に応じてドゥークーの欠点を指摘することも余念がなかった。さらに、ヨーダはドゥークーをライトセイバー訓練のパダワンとして念入りに支援し、これを基礎として成長したドゥークーは完成されたライトセイバーの達人となったのである。後年、彼に匹敵するライトセイバーの技能を持つ者は、評議会のシニア・メンバーであるヨーダとメイス・ウィンドゥだけだと言われたほどだった。その後、ヨーダはシン・ドローリグにもライトセイバーの教えを与え、ドローリグはジェダイ聖堂のバトルマスターとなったのだった。
インチョリの反乱
初期の戦い
ヤヴィンの戦いの33年前、ジェダイ評議会は4標準日前にメイヴィッチ7がインチョリの扇動による攻撃を受けたという知らせを受け取った。これを知ったフィニーズ・ヴァローラム最高議長はメイス・ウィンドゥに、インチョリとの交渉にジェダイを派遣するよう要請したのである。
だが、攻撃的なインチョリは交渉に派遣された2人のジェダイを殺害し、彼らの切断された死体を警告としてコルサントのヴァローラム邸の階段に送り届けたのだった。
その後、評議会は上級評議員メイス・ウィンドゥを筆頭とする12人のジェダイの攻撃部隊を結成し、インチョリ星系へと向かった。ヨーダと評議会に届いたジェダイとインチョリ軍との交戦の報告は、混乱と矛盾にまみれていた。その一方で、ヨーダはフォースを通じて自分の身に危険が迫っていることを感じていたのである。やがて彼の予感は正しかったことが示された。インチョリがジェダイ聖堂への襲撃を開始したのである。
聖堂への襲撃
インチョリの機動部隊はジェダイの寝室がすべて空であることに気付いた。そして兵士たちが会議室へ突入すると、ヨーダを含む武装した数人のジェダイが待ち構えていた。最終的にほぼすべてのインチョリが殺害されたが、この戦いでジュード・ローゼスとタイレン・ナイ=タンの2人のジェダイが犠牲となったのだった。
ヨーダはインチョリの最後の生き残りを尋問し、インチョリ最高司令部の場所を問い正した。だが兵士はジェダイ・マスターに、自分はただの一般兵に過ぎないため、何も知らないと返答したのである。
その後、ヨーダはスーン・ベイツとの会話に転じた。このジェダイ・ナイトはアディ・ガリアとイース・コスからの、イシースには最高司令部は存在せず、プロ・クーンとミカー・ギエットを支援するためイビッコロアへ向かうという報告を受けていたのだ。
聖堂にいた最後のインチョリはこの混乱に乗じて再び武器を取り、小柄なジェダイ・マスターを撃とうとした。だが、ヨーダはフォースを使って彼を壁に叩きつけ、殺害する。そしてジェダイたちは、インチョリが血に飢えていたのではなく、何者かによって操られていたのだと結論付けた。ジェダイの考えによると、この攻撃は未知の敵によって仕組まれたものであり、インチョリ自身による計画ではなかったのである。
終戦
ジェダイ聖堂への襲撃が失敗に終わった後も、ジェダイの攻撃部隊はインチョリとの戦いを続けていたが、ヨーダはコルサントに留まっていた。やがて、マスター・ウィンドゥからヨーダへの報告があり、マスター・ヤドルがジェダイ・ホロクロンから引き出した知識によってインチョリ最高司令部が惑星ウーアネイにあることが判明した。ジェダイは即座に惑星への攻撃を行い、元老院の認可を受けた4つの宇宙攻撃部隊が援軍として到着する。こうしてインチョリの反乱は終息したのだった。
ナブー侵略
予言にある「選ばれし者」の可能性を秘めたアナキン・スカイウォーカーと初めて対面したとき、ヨーダはこの少年がジェダイの訓練を開始するには歳を取りすぎているという決定を下す。ヨーダにはアナキンの曇った未来を予見できず、彼を訓練するには大きな危険が伴うと判断したのだ。しかし、ナブーの戦いにおけるアナキンの活躍を知った評議会は彼の訓練に賛成し、ヨーダも他の評議員の総意に押されて以前の決定を撤回した。結果として、この判断は銀河の歴史を暗黒の時代へと変えてしまうことになるのだった。
クローン大戦
ナブーの戦いから10年後、晩年の共和国に再び激震が訪れた。かつてのジェダイ・ナイト、ドゥークー伯爵による分離主義運動が銀河系の至る所で巻き起こり、コルサントではパドメ・アミダラ元老院議員を狙った暗殺未遂事件が発生したのである。共和国をダークサイドが覆い尽くし、ヨーダはますます不安を増大させていった。ダークサイドの出現がフォースに乱れを生じさせ、重要事項に対するジェダイの洞察を曇らせていたのだ。ヨーダは未来に大きな不確実性を感じ、それに対する答えを得る必要を認識する。ジェダイ評議会はアミダラ議員の暗殺を企てた人物が分離主義勢力に関わっていると考え、事件の真相を調査するべくオビ=ワン・ケノービを派遣した。だが、彼が発見したものは、ジェダイにさらなる不安を投げかけることになる。
辺境の惑星カミーノで、かつてのジェダイ、サイフォ=ディアスの発注に基づき、共和国のための大規模なクローン軍が密かに製造されていたのである。評議会のメンバーは誰一人としてこの事実を知らず、予測さえもしていなかった。そして、さらなる調査によって、分離主義勢力が戦争の準備を進めていることが判明する。ドゥークー伯爵が共和国に不満を持つ大企業にドロイド軍の統合を呼びかけ、巨大な軍隊を組織していたのだ。共和国はこれに対処する必要があった。
この危機に対して新たに非常事大権を得たパルパティーン最高議長は、議会でクローン軍の獲得を宣言し、彼らの指揮官としてジェダイを任命する。ヨーダはクローン軍を引き取るためカミーノへと向かい、その後、不運にも禍に見舞われたジェダイの機動部隊の生存者を救出するべく、ジオノーシスへと向かった。そこで共和国のクローン軍と分離主義勢力のドロイド軍が激突し、クローン大戦が開始されることになる(ジオノーシスの戦い)。将軍となったヨーダは前線司令部で戦いを監督していた。やがてクローン軍は分離主義軍を打ち破るが、ドロイド軍の大半はジオノーシスから脱出してしまう。そして、ヨーダは直感にしたがって、オビ=ワンとアナキンがドゥークー伯爵と対決している暗い洞窟へと向かうのだった。
ヨーダとドゥークーの戦いが開始される。フォースの勝負では互角だと判断したドゥークーはライトセイバーを起動させるが、ヨーダの剣技はかつてのパダワンをわずかに上回っていた。そこでドゥークーは気を失っているオビ=ワンとアナキンに狙いを変え、彼らの上に巨大な支柱を倒そうとする。ヨーダは2人の若きジェダイを守るため、柱にフォースを集中させるが、ドゥークーはその隙にジオノーシスを脱出したのだった。
クローン大戦の最初の戦いは共和国の勝利に終わった。しかし、ヨーダはダークサイドの暗雲があまりにも強くなっており、ジェダイ・オーダーが自己満足と傲慢によってその判断力を鈍らせていることに大きな不安を抱いていた。ジオノーシスで多くのジェダイが死んだという事実だけでなく、死という概念の本質そのものが、この賢明な老マスターにとって理解しがたい問題となっていたのである。ヨーダは数日前の瞑想中に、想像し難い出来事がアナキン・スカイウォーカーを襲ったことを思い出した。ちょうどその瞬間に、彼は10年前に殺害されたジェダイ・マスター、クワイ=ガン・ジンの声を聴いたのだった。彼の認識では、フォースと1つとなったジェダイがその後も自己の存在を保つことは不可能なはずである。しかし、彼は確かにクワイ=ガンの声を聴いたのだった。
周囲で共和国が崩壊していくなか、この謎を解決することは、ヨーダにとってもう1つの危険であり、平静を乱す難問でもあった。だが、彼はついに瞑想によってクワイ=ガンの精神と接触することに成功する。死んだはずのジェダイ・マスターは、死後も自らの意識を持続させるという強力な技術を発見していたのだ。このジェダイ・オーダーの知りえないところで研かれたフォース能力は、ホイルスのシャーマンによって見出されたものである。ヨーダはこの神秘の技術を研究し、会得するため、何世紀にもわたって経験していなかった役割、すなわちパダワンとなることを決意したのだった。
闇の訪れ
その後、ヨーダはシスの復活から生き延びるための戦いを強いられることになる。何年にもわたる入念な策略の後、ダース・シディアスがジェダイ抹殺の最終計画を実行するべく出現したのである。数十年もの間、ジェダイの関心から逃れていた闇のシス卿の正体は、パルパティーン最高議長だったのだ。クローン大戦さえも、増大する権力を背景にジェダイを滅ぼそうとするパルパティーンの策略だったのである。クローン軍を率いてアウター・リムに広がっているジェダイに対し、シディアスはオーダー66を発令した。命令を受けた軍隊はジェダイを共和国に対する反逆者として認識し、彼らを冷静に処刑していく。多くのジェダイがこの奇襲によって命を失ったのだった。
ヨーダはフォースを通じて、銀河系の彼方で起こった生命の突然の喪失を感じ取った。これは決定的な一撃だったが、ヨーダは自分の命を守るためすぐに立ち直った。このとき彼はクローン大戦の数多くの前線の1つであるキャッシークで指揮を執っており、忠実なクローン・コマンダー、グリーの裏切りに直面する。しかし、彼は素早くクローンに反撃し、ウーキーのターフルとチューバッカの助けを借りると、キャッシークから逃れ、オルデランのベイル・オーガナ議員に救助されたのである。
ヨーダ、オビ=ワン、そしてオーガナは、パルパティーンによる恐るべきジェダイ抹殺計画を目撃した。クローン部隊によって制圧されたジェダイ聖堂から、生き残ったジェダイにコルサントへ戻るよう、暗号化されたシグナルが発せられていたのである。2人のジェダイはさらに多くのジェダイが罠によって殺されることを阻止するため、このシグナルを止めることを決意した。そして彼らはコルサントへ戻ると、ジェダイ聖堂へと侵入し、そこで留守中に首都で起こった恐ろしい出来事の数々を知ることになる。パルパティーン議長はいまや皇帝となり、かつてオーダーに忠誠を誓ったはずのアナキンがシス卿ダース・ヴェイダーと化していたのだ。ヨーダはオビ=ワンにかつての弟子の行方を追わせると、自らパルパティーン皇帝の執務室を訪問するのだった。
元老院での対決
広大な銀河元老院議事堂の内部で、ヨーダが皇帝に挑む。光と闇の頂点に立つ2人は壮絶な戦いを繰り広げるが、皇帝の力はあまりにも強大だった。ヨーダはなんとか持ち堪えるものの、シス卿は彼に打ち勝っていた。ヨーダはシスとの正面対決に勝算はないと悟り、敗北を認めると、ベイルが待機させていたXJ-2エアスピーダーでその場から逃走する。ちょうどそのころ、オビ=ワンはムスタファーでヴェイダーを破っていたが、結果的にジェダイにはシスを止めることはできなかったのだ。しかし、新たなる希望は新生児の双子として出現する。スカイウォーカーの妻、パドメ・アミダラが強力なフォースを持つ子供たちを宿していたのである。パドメはポリス・マサの医療センターで息を引き取るが、その直前にルークとレイアを出産した。この事実を知る者はヨーダ、オビ=ワン、ベイルの3人だけであり、彼らはさっそく将来の計画について話し合うのだった。
ジェダイはこの子供たちが皇帝にとって脅威となり得ると認識し、存在を隠すことを決心する。双子は別々に育てられることになり、ルークはタトゥイーンのラーズ家へ、レイアはオルデランのオーガナ家へ、それぞれ養子として預けられることになった。そしてオビ=ワンはルークを見守るためタトゥイーンへ同行し、ヨーダは薄暗い未開のジャングルが広がる惑星ダゴバへと降り立った。やがて帝国に反旗を翻すべき瞬間が訪れるまで、ジェダイはその時代の到来を待つことになる。またその合間に、ヨーダとオビ=ワンは肉体を失ったクワイ=ガン・ジンから、ホイルスのシャーマンの知識を学ぶのだった。
次のスカイウォーカー
新たなる希望はヤヴィンの戦いの3年後にダゴバを訪れた。アナキンの息子ルーク・スカイウォーカーは、かつて父を訓練した老ジェダイ・マスター、オビ=ワン・ケノービに導かれてこの惑星を訪れたのだった。オビ=ワンによって簡単な修行を与えられてはいたが、既に20歳を過ぎているルークの訓練は困難を極めた。だが、これはヨーダの長い人生において最も重要な訓練だったのである。
ルークはヨーダのテストに対して度重なる失敗を犯し、彼を失望させるが、父親譲りのフォースの強さに助けられ、次第にその実力を増していく。しかし、彼はヨーダとオビ=ワンの希望であると同時に、皇帝とヴェイダーの注目を引く存在でもあった。彼らはルークを後継者にするべく互いに暗躍するが、ヴェイダーは友人たちを捕らえてルークを誘い出すことに成功する。マスターたちの制止を振り切ってベスピンに向かったルークはヴェイダーと対決し、彼が実の父だったことを知るのだった。
最期
ヴェイダーとの最初の対決に敗れたルークは友人たちを救出した後、再びダゴバを訪れる。病によって衰弱したヨーダは最後の弟子に対して事実を打ち明け、肉体を消滅させることによって静かに900年の生涯を終えたのだった。
やがてエンドアの戦いでルークはヴェイダーに打ち勝ち、父を改心させることに成功する。善の心を取り戻したアナキンはパルパティーンを滅ぼし、「選ばれし者」の予言を成就させた。この戦いの祝賀会の最中、ルークは自分を見守るヨーダとオビ=ワン、そしてアナキンの魂を垣間見るのだった。
登場エピソード
- エピソード1/見えざる脅威
- エピソード2/クローンの攻撃
- エピソード3/シスの復讐
- エピソード5/帝国の逆襲
- エピソード6/ジェダイの帰還
- クローン大戦(TVシリーズ)
- クローン・ウォーズ(映画)
- クローン・ウォーズ(TVシリーズ)
外部リンク
ジェダイ評議会 (32 BBY) | ||
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ヨーダ | メイス・ウィンドゥ | キ=アディ=ムンディ |
プロ・クーン | セイシー・ティン | イーヴン・ピール |
ヤレアル・プーフ | オポー・ランシセス | ヤドル |
イース・コス | アディ・ガリア | デパ・ビラバ |
ジェダイ評議会 (22 BBY) | ||
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ヨーダ | メイス・ウィンドゥ | キ=アディ=ムンディ |
プロ・クーン | セイシー・ティン | イーヴン・ピール |
コールマン・トレバー | オポー・ランシセス | シャク・ティ |
イース・コス | アディ・ガリア | デパ・ビラバ |
ジェダイ評議会 (19 BBY) | ||
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ヨーダ | メイス・ウィンドゥ | キ=アディ=ムンディ |
プロ・クーン | セイシー・ティン | アナキン・スカイウォーカー |
コールマン・カジ | キット・フィストー | シャク・ティ |
エージェン・コーラー | スタス・アリー | オビ=ワン・ケノービ |