悪の同盟
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「悪の同盟」は、クローン・ウォーズ・シーズン5の第14話である。
目次 |
概要
サヴァージ・オプレスとダース・モールは共通の敵であるオビ=ワン・ケノービを倒すため、デス・ウォッチとの同盟を結んだ。
あらすじ
Episode 14 EMINENCE |
エピソード14 悪の同盟 |
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"One vision can have many interpretations."
Evil alliance! Darth Maul and Savage Opress escape Obi-Wan Kenobi's assault once again. With their plan to build a crime organization in peril, the brothers' fate is about to be changed forever as they drift barely alive, through unknown space.... |
「ひとつの夢の解釈はいろいろある」
悪の枢軸なるか!ダース・モールとサヴァージ・オプレスは、オビ=ワン・ケノービの襲撃を再び振り切り、またしても逃走に成功した。危険な犯罪帝国の設立を謀る兄弟たちは深手を負い、未知の宇宙空間を漂うことになる。だがそのとき、2人の運命は永遠に変わろうとしていた・・・ |
未知の宇宙空間をさまよっていたALC-9の脱出ポッドにもう1隻の船が接近し、ドッキングを行った。内部でポッドへと続くドアが切り開かれ、プレ・ヴィズラとボ=カターン・クライズ、そしてデス・ウォッチの兵士たちが入っていく。ヴィズラは床に転がるダース・モールのライトセイバーを見つけると、カターンが2人を始末するべきかと尋ねた。ヴィズラは否定し、彼らの話を聞きたいと告げる。兄弟たちは<ガントレット>へと運び込まれ、ザンバーのデス・ウォッチの野営地へと連れて行かれたのだった。ヴィズラはそこで部下たちに、2人にできる限りの手当てを行うよう命じ、モールに新しい機械の足を、サヴァージには機械の腕を与えた。その後、ヴィズラが部屋に入るとモールが意識を取り戻し、質問が開始された。ヴィズラはオビ=ワン・ケノービが2人の船を破壊し、彼らを宇宙空間に漂流させたことを知ったのである。
やがて完全に回復したモールは、ヴィズラの待つ司令テントへと連れて行かれた。モールがヴィズラのヘルメットに描かれた紋章に気付くと、ヴィズラは自分がヴィズラ氏族のプレ・ヴィズラであること、そしてデス・ウォッチのメンバーであることを打ち明けた。ヴィズラは、デス・ウォッチが新マンダロリアンとサティーン・クライズ公爵によって惑星を追放された経緯について壮大に語り、モールはその話に耳を傾けたのだった。そしてモールはヴィズラに、マンダロアが貧弱だというのなら、デス・ウォッチはなぜ待っているのかと問い詰めた。するとヴィズラは、クライズにはケノービをはじめとする強力な友人たちがいるのだと答えた。彼はケノービにもデス・ウォッチを流浪の集団にさせた責任があると考えていたのだ。ヴィズラは自分たちが巡り会ったのは運命だと思いはじめており、モールもそれはフォースの意思であると同意する。モールはマンダロアの奪回とケノービの抹殺のため、デス・ウォッチに協力すると申し出た。だが、ボ=カターンがシスを信用できないと呟くと、モールはフォースで彼女の首を絞めた。モールは、デス・ウォッチがナイトブラザーと手を組めば、すべての敵を抹殺すると約束し、カターンの喉を緩めたのだった。ヴィズラはこの申し出についてデス・ウォッチが決定を下すまで、モールに兄弟のところへ戻っているようにと告げたのである。
やがてサヴァージも意識を取り戻し、彼に治療を行っていたドロイドたちを破壊した。モールが再び部屋に戻り、サヴァージにデス・ウォッチが手当てをしてくれたこと、そして当初の計画を進めるにはもう手遅れであることを話す。するとヴィズラとカターンが現れ、デス・ウォッチが同盟を結ぶことに合意したことを報告したのだった。
ヴィズラはモールを野営地へ連れて行き、デス・ウォッチの兵士たちを観察した。モールは彼らの強さを認めならがも、さらなる軍隊が必要だと告げる。彼はそのためにブラック・サンの忠誠を手に入れる必要があると考えたのだった。
デス・ウォッチとシスの兄弟はムスタファーに到着し、ジットン・モジの出迎えを受けた。彼はモール、サヴァージ、ヴィズラを評議会の部屋へと招く。モールはブラック・サンに自分たちと組むようにと要求するが、ゾミット・グランセイトはそれを拒否し、部下に彼らの殺害と、武器と船の押収を命じる。モジと衛兵たちが動くと、ヴィズラが彼らにブラスターを向け、モールがファリーンたちに最後通牒を突きつけた。だがそれでもグランセイトが拒否すると、サヴァージが評議会メンバーにライトセイバーを投げつけ、全員の首を切断したのだった。選択の余地を失ったモジは彼らに加わることに同意したのである。
物資がデス・ウォッチの船に運び込まれていたとき、ヴィズラはモールを見つけ、マンダロア征服計画について教えようとした。だが、モールはまだ軍隊の力が足りないと主張し、マンダロアが欲しいなら、自分の言うことを聞けと言い放つ。ヴィズラは仕方なく従ったのだった。
ザンバーに戻ったデス・ウォッチとシスの兄弟は、接近してくる数隻の船に気付いた。パイク・シンジケートが訪れたのである。ロム・パイクと部下たちが船を降り、モールに新しい軍のことを耳にしたと話しかけてきた。彼らは敵になりたくないと告げ、仲間に加わる意思を示したのである。これを歓迎したヴィズラは、次の行先をナル・ハッタであると宣言したのだった。
ハット大評議会と話をするため、シャドウ・コレクティヴはナル・ハッタのハットの宮殿に着陸した。評議会ホールで、モール、サヴァージ、ヴィズラはハット・ファミリーに自分たちへ加わるよう要求し、ハットのテリトリーとすべての物資を差し出せば命は助けると約束する。ハット評議会は笑い飛ばし、ジャバが賞金稼ぎたちに号令をかけた。スーギがモールにナイフを投げつけるが、オプレスのフォースによって止められてしまう。そしてナイフが投げ返されると、賞金稼ぎたちの攻撃がはじまった。モールとオプレスが衛兵たちを切り付け、ヴィズラが評議会のテーブルに火炎放射器で火を放つことで、彼らは戦いを有利に開始する。そして賞金稼ぎたちが彼らを追跡したのだった。
モール、オプレス、ヴィズラは離着陸プラットフォームに到達し、そこで銃撃戦を開始した。ボ=カターン・クライズとナイト・オウルの援護を受け、彼らは数人の衛兵たちを殺害し、賞金稼ぎたちを宮殿の内部へ退却させることに成功する。モールと仲間たちは彼らの後を追ったのだった。
宮殿を守るためにさらに多くの衛兵たちが現れたが、シスの兄弟とデス・ウォッチは素早く彼らを切り倒していった。天井に隠れていたスーギが飛び降りてヴィズラを倒し、モールに襲い掛かる。モールは彼女を床に叩き付け、ライトセイバーで攻め立てるが、彼女は床の上を転がりながら刃を巧みにかわしたのだった。そのときマーロックがモールに襲い掛かり、彼のライトセイバーを弾いてスーギを救う。その間にエンボはサヴァージと格闘を行っていた。サヴァージはエンボを絶え間なく殴り続け、エンボは帽子を使って攻撃を受け止めるが、ついに床に叩きつけられてしまう。一方、ヴィズラはダークセイバーを起動し、衛兵たちを次々と切り倒していた。そしてようやくモールがマーロックを振り払うと、賞金稼ぎたちがスモーク・グレネードを放り投げた。このとき、ホールの奥にいたラッツ・ラジィとデンガーが仲間に退却を促し、エンボ、スーギ、マーロックは彼らに従った。モールは彼らを無視し、わざと逃がしたのである。
モールが再びハット評議会ホールに入ると、オルバを除く全員が既に逃げ出した後だった。情報を得ることができなくなったモールがサヴァージにオルバを殺すよう命じると、ハットの長老は震え上がり、彼らの逃亡先がタトゥイーンであることを白状する。だが、モールは手に入った情報がジャバの宮殿の場所だけであることに不満をあらわにし、サヴァージは怯えるハットを抹殺したのだった。 シャドウ・コレクティヴはタトゥイーンへと発ち、ジャバの宮殿へと向かった。彼らは宮殿にいたジャバの衛兵たちを次々と殺戮し、ジャバとゴーガのいる玉座の間へと入る。ジャバはモールの軍隊に加わることを決断したのだった。
ついにマンダロアを奪回するのに十分な力を得たことで、ヴィズラは満足していた。モールは、マンダロアはヴィズラのものになるが、自分は新しい暗黒社会を指揮することになると宣言する。ヴィズラは裏切りを直感し、宮殿の外でカターンの姿を探した。彼はこの信頼する副官に、マンダロアを手に入れた暁には、手遅れになる前にモールとサヴァージを始末しなければならないと告げたのである。