歪みゆく惑星
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「歪みゆく惑星」は、クローン・ウォーズ・シーズン5の第16話である。このエピソードはシリーズでパルパティーン(ダース・シディアス)の声優を務めたイアン・アバクロンビーの遺作であり、冒頭に "in memory of Ian Abercrombie" (イアン・アバクロンビーに捧ぐ)のテロップが入れられている。
目次 |
概要
サティーン・クライズ公爵を囮に使い、ダース・モールがオビ=ワン・ケノービを罠へと誘い出す。
あらすじ
Episode 16 THE LAWLESS |
エピソード16 歪みゆく惑星 |
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"Morality separates heroes from villains."
Neutral star systems in peril! Darth Maul and Savage Opress command the planet Mandalore through the puppet prime minister, Almec, while they expand their criminal enterprise. With the Death Watch removed from power, and the Jedi unaware of the villainous plot, nothing stands in the way of Darth Maul's vision for a vast criminal empire. We now find Duchess Satine imprisoned, as her few remaining loyal subjects make a desperate attempt to rescue her.... |
ダース・モールとサヴァージ・オプレスはデス・ウォッチの首領の座に就き、アルメックがマンダロアの首相に返り咲いた。サティーン・クライズ公爵は独房に入れられていたが、甥のコーキーによって救出される。そして独房の外で再び逮捕されそうになったとき、ボ=カターンと他数人のデス・ウォッチの反逆者たちが、彼らを助けに現れた。実はボ=カターンは公爵の妹であり、彼らはモールとその従者たちに反旗を翻したのである。離着床プラットフォームの外でも、サティーンの他の支持者たちが救助に駆け付けており、彼らはスピーダーで逃走した。だがその途中、逃亡者たちはモールに忠誠を誓ったマンダロリアン・スーパー・コマンドーに追跡されてしまう。ボ=カターンたちは敵を食い止めるが、最終的にスピーダーは撃墜され、公爵はコマンドーに追い詰められた。しかし彼女はわずかな隙を利用し、ジェダイ・オーダー、特にオビ=ワン・ケノービに助けを求める個人的なホログラム・メッセージを送信することができたのだった。その後、彼女は再び刑務所へと連れ戻されたのである。
一方、ジェダイ聖堂の通信室では、オビ=ワン、ヨーダ、キ=アディ=ムンディが、サティーンからのメッセージを受信していた。ヨーダはマンダロアが中立惑星であることに言及し、オビ=ワンに、ジェダイは元老院の同意がなければ救援を送ることができないと告げる。だが、オビ=ワンは待ちきれず、アナキン・スカイウォーカーの宇宙船<トワイライト>ですぐさまマンダロアへと向かったのだった。そのころダース・モールはアルメックから、サティーンが脱出を試み、ジェダイにメッセージを送ったという報告を受けていた。モールは微笑み、ケノービが助けに来るのなら単独行動だろうと指摘したのだった。
ラコ・ハーディーンの装甲服で素性を隠したオビ=ワンがマンダロアに到着した。彼は宇宙港を警備するスーパー・コマンドーから、船を修理した方がいいと言われ、惑星への着陸許可証を求められた。オビ=ワンは船内にあると答え、コマンドーを中へ案内すると、彼を打ちのめし、マンダロリアン・アーマーを手に入れたのである。その間、彼は目撃者に注意を払っていなかった。その後、彼は刑務所の独房へ向かい、ついにサティーンを発見する。2人は抱き合った後、逃走を開始した。その途中、彼らはコマンドーの1人に怪しまれ、サティーンの移送に関する承認コードを尋ねられるが、オビ=ワンは彼を気絶させて切り抜けた。その後も<トワイライト>にたどり着くまで、彼らは数人のコマンドーに追跡されることになる。さらに離着床プラットフォームにはダース・モールも姿を現し、彼はコマンドーにジェットパックからロケットを発射させるよう命じ、船を撃墜させたのだった。オビ=ワンとサティーンは船が爆発する直前に飛び降りることができたが、モールの足元に落下してしまい、宮殿の中へ連行される。モールは玉座の間でサティーンの首を絞めて拷問し、ケノービをダークサイドへと誘惑したが、ケノービがそれを断ったため、両者は決裂した。モールはサティーンを自分の方へ引き寄せ、オビ=ワンの目の前でプレ・ヴィズラから奪ったダークセイバーを起動すると、彼女を突き刺した。サティーンはオビ=ワンの腕の中に倒れ、この旧知のジェダイ・マスターにずっと愛していたと告白する。そして公爵が息絶えると、モールは部下にオビ=ワンを殺すなと命じ、彼を悲しみで堕落させるため投獄したのだった。その後、移送される途中にオビ=ワンはボ=カターン率いるデス・ウォッチの反逆グループに救出される。彼女はオビ=ワンの後を追っていたのだ。彼らはケノービに状況を説明し、協力してモールのスーパー・コマンドーたちと激しい銃撃戦を戦うことになる。そして彼らが船にたどり着くと、さらなる加勢が到着し、コマンドーたちと対峙した。カターンはオビ=ワンに、共和国にこの事件のことを知らせるようにと依頼し、それは共和国による侵略を招くことになるという指摘にも、モールが死んでもマンダロアは生き延びると答えたのである。彼女曰く、マンダロリアンは常に生き延びてきたというのだ。オビ=ワンはカターンがサティーンの妹であることに気付き、哀悼の言葉を残して惑星を発ったのだった。
そのころコルサントでは、パルパティーン最高議長がフォースの乱れを感じ、マス・アメダに船の準備をさせていた。彼は単身でマンダロアへ向かい、モールとサヴァージのいる王宮の近くに着陸する。彼は行く手を阻もうとするコマンドーをフォースで容易く絞殺し、王宮の内部へと入って行った。かつてのマスターの存在を感じたモールは、シディアスが姿を現すと彼の前に跪き、シス・マスターへの忠誠を示す。だが、シディアスを欺くことはできず、彼は兄弟を壁へと押しのけると、モールをライバルになったと断言したのだった。彼が2人を離すと、兄弟たちは赤いライトセイバーを起動し、戦いが始まった。2人は必死に戦うが、彼らの力はシスの暗黒卿には遠く及ばなかった。やがてシディアスはモールを遠くに蹴り飛ばすと、何度か光刃を交わした後、背後にいたサヴァージを突き刺し、このナイトブラザーを倒したのである。モールが弟子である兄弟のもとへ駆けると、サヴァージは自分が優れた弟子に相応しい存在になれなかったことを謝罪した。オプレスは死んだことによってナイトシスターの魔力を失い、かつてアサージ・ヴェントレスに見いだされたときの姿に戻ったのだった。このとき、シディアスはモールにルール・オブ・トゥーの掟を思い出させ、彼自身も既に後釜に取って代わられているのだと告げる。怒りと苦痛に満ちたモールはダークセイバーとライトセイバーを同時に起動させ、かつてのマスターに最後の決闘を挑んだ。だが、シディアスは再び彼を圧倒し、モールを地面に叩き付けると、フォース・ライトニングによる拷問を開始した。そしてモールが必死に慈悲を乞うと、シディアスは殺すつもりはないと言い、将来、彼を別の目的に利用するため、さらに拷問を続けたのだった。
登場
人物
イベント
地名
組織/称号
種族
乗り物
武器/テクノロジー