はずれた思惑
| ||||||||||||||||||||||||||
|
「はずれた思惑」は、クローン・ウォーズ・シーズン6の第7話である。
目次 |
概要
ラッシュ・クローヴィスは衰退した銀行グループを立て直すためドゥークー伯爵との取引を行うが、彼は自分がドゥークーの計画の駒となっていることに気付く。そこで、クローヴィスはスキピオに戦争を招き入れ、共和国に介入を迫るのだった。
あらすじ
Episode 7 CRISIS AT THE HEART |
エピソード7 はずれた思惑 |
---|---|
"Deceit is the weapon of greed."
Corruption discovered at the core of the Banking Clan! Reunited, Rush Clovis and Senator Amidala discover the full extent of the deception. Anakin Skywalker is sent to the rescue! He refuses to trust Clovis and asks Padmé not to work with him. Determined to save the banks, she refuses her husband's request, throwing their relationship into turmoil. Voted for by both the Separatists and the Republic, Rush Clovis is elected new leader of the Galactic Banking Clan. Now all attention is focused on Scipio as the important transfer of power begins.... |
ラッシュ・クローヴィスとパドメ・アミダラは、数機の共和国ガンシップを護衛に従え、カンサラー級クルーザーでスキピオに帰還した。彼らは着床パッドで分離主義議会の議長、ベク・ラワイズの歓迎を受け、ラワイズはクローヴィスに大きな期待を寄せていると話す。しかし、クローヴィスは銀行グループの中立性を強調し、アミダラとラワイズが監視する代表交代の手続きの間は、どちらの側の兵士たちも中立ゾーンに入ることは許されないと告げたのだった。
クローヴィスが2人の議員と共に中央銀行の中に入ると、ムーンの裁判官が前任者のコア・ファイヴに対し、ムーンの人々による判決を言い渡した。彼らは横領によって有罪を受け、拘留されることになるのだ。一方クローヴィスは、自分は権力には関心がなく、金融システムの秩序を取り戻したいだけだと主張し、ムーンたちからの喝采を浴びたのだった。
オフィスに座ったクローヴィスはドゥークー伯爵と交信し、彼から代表就任への祝辞を受けた。クローヴィスも伯爵に支援への感謝を伝えるが、ドゥークーは今回の「投資」に対する見返りを望んでいると告げる。だがクローヴィスは、自分と銀行グループは中立を維持しなければならないとし、これを拒否した。ドゥークーはクローヴィスが行った調査における自分の役割を明らかにし、彼を脅迫するが、クローヴィスは断固として態度を変えなかったのである。すると、ついにドゥークーは、分離主義勢力が約束していた融資への返済を反故にすると通告した。クローヴィスは、返済がなければ銀行は破綻してしまうとして抗議するが、ドゥークーは銀行グループの財政を正常な状態に維持したいのであれば、共和国に対する金利を引き上げればよいと告げたのだった。
その後、クローヴィスは共和国への金利を即座に引き上げなければならないと告げ、アミダラに衝撃を与えた。彼女は抗議するが、クローヴィスとムーンは彼女の訴えを無視したのである。
一方、コルサントの元老院でも、パルパティーン議長が怒りに沸く議員たちの前で、金利の引き上げについて発表していた。これを傍聴していたヨーダとメイス・ウィンドゥはアナキン・スカイウォーカーに、クローヴィスに対する彼の直感は正しかったのかもしれないと告げるが、彼の動機はまだ不明なままだった。そしてパルパティーンがざわめく議員たちを制止すると、議会は次の話題に関する議論へと移ったのである。
分離主義勢力の侵略艦隊がスキピオ上空でハイパースペースから姿を現した。共和国部隊も敵艦隊を発見し、都市ゲートの外で侵入の阻止を試みる。クローン・コマンダー・ソーンがアミダラに連絡を入れ、彼女に侵略を警告すると、兵士を向かわせることが困難な状況であるため、船まで来てほしいと要請した。クローン・トルーパーたちは力と数で圧倒的に勝るバトル・ドロイドを前に勇敢な戦いを繰り広げていたが、アミダラのカンセラー・クルーザーもヴァルチャー・ドロイド・ファイターによって破壊されてしまい、ソーンもついに胸部に3発の光弾を浴びて戦死したのだった。
パドメは議長に侵略を報告し、アナキンに、罠にはまったため船にたどり着くことができないと告げる。だがその途中で、彼女はドロイドによって捕えられ、ホログラムも切断されてしまった。パルパティーンは副議長のマス・アメダに緊急議会の招集を命じ、アナキンをスキピオへ向かう共和国部隊の指揮官に任命したのだった。
パドメはクローヴィスのオフィスへ連行され、そこでドゥークー伯爵から、クローヴィスが彼らとの取引に応じたことを説明された。パドメが拒絶すると、ドゥークーは彼女の逮捕を命じるが、パドメはバトル・ドロイドのブラスターを奪い取り、その銃口を伯爵へ向ける。ベク・ラワイズも[[分離主義元老院|分離主義議会は彼女の逮捕を承認しないと抗議するが、ドゥークーはフォースを使ってパドメのブラスターをラワイズへ向け、トリガーを引かせることで彼を射殺させたのだった。
一方、共和国元老院の緊急議会では、議長がクローヴィスによる裏切りと、彼の手引きによって分離主義勢力がスキピオを侵略したことを報告していた。そして、議会は侵略への反撃を承認したのである。
クローヴィスはパドメに、ムーンの欺瞞を暴露するためにはドゥークーとの取引が不可欠だったと弁明するが、彼自身はまだ銀行を支配下においており、物事を正すことができると説明する。パドメは共和国の軍隊がスキピオに向かっており、スキピオはまもなく戦場になると告げた。彼女曰く、最終的に銀行グループを崩壊させるのはクローヴィス自身であるというのだ。そして、惑星上空では共和国艦隊がハイパースペースを離脱し、分離主義艦隊への攻撃を開始した。アナキンとキャプテン・レックスは惑星からのパドメの生命信号をスキャンし、ホーク率いるZ-95の中隊がガンシップを護衛して地表へと向かったのだった。
ドゥークーが旗艦に到着し、戦術ドロイドのクラーケンに、ドロイドを惑星上に残して部隊を戦いから撤収させるよう命じた。一方、ムーンがクローヴィスに、共和国の侵略部隊が到着したことと、ドゥークーが惑星から引き揚げたことを報告する。クローヴィスがこの一連の出来事によって信用を失ったと嘆いていると、アナキンが彼のオフィスに押し入り、ドロイドを一掃した。すると、クローヴィスはパドメを人質にとって抵抗する。クローヴィスは、すべてドゥークーによる欺瞞であり、自分は間違ったことは何もしていないと主張した。そのとき都市上空で、ホークがヴァルチャー・ドロイドを撃墜し、その残骸がクローヴィスのオフィスを直撃する。3人は建物の外側へ滑り落ち、アナキンはパドメとクローヴィスを掴もうとするが、2人を支えることは困難だった。すると、クローヴィスはアナキンに自分を見捨てるよう指示し、パドメに謝罪の言葉を告げる。スカイウォーカーの手から離れたクローヴィスは、断崖へと落下していったのである。
その後、元老院ではムーンが銀行グループを解体し、その支配権を銀河共和国議長のオフィスに移譲すると宣言した。議員たちが「銀行万歳!」と叫ぶと、パルパティーンは大きな謙遜をもってこの責任を受諾し、戦争の終結後ただちに銀行を前任者たちに返却すると約束したのだった。
登場
人物
ドロイド(機種)
イベント
地名
組織/称号
種族
乗り物
武器/テクノロジー