ライロスの解放
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「ライロスの解放」は、クローン・ウォーズ・シーズン1の第21話である。
目次 |
概略
部隊を薄く広く展開させていたメイス・ウィンドゥは、ドロイドによる破壊から首都を守るため、トゥイレックの自由の戦士チャム・シンデューラに協力するよう説得しなければならなかった。
あらすじ
Episode 21 LIBERTY ON RYLOTH |
エピソード21 ライロスの解放 |
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"Compromise is a virtue to be cultivated, not a weakness to be despised."
Republic victory is at hand! Clone troopers under the command of the Jedi have successfully invaded the Separatist-occupied world of Ryloth. Anakin Skywalker battles the enemy in the skies, while Obi-Wan Kenobi frees villages from the grip of vile Separatist leader, Wat Tambor. Now, Jedi General Mace Windu leads the attack on the enemy lines in the final offensive to liberate the capital city of Lessu.... |
「歩み寄りも勇気の証し、嫌悪される弱さではない」
共和国の勝利目前!ジェダイに指揮されたクローン軍は、分離主義勢力の占領下にある惑星ライロスへの侵攻を果たした。宇宙では、アナキン・スカイウォーカーが敵艦隊を撃破し、地上ではオビ=ワン・ケノービが邪悪な分離主義勢力のリーダー、ワット・タンバーの支配下にあった街を解放した。そしていま、ジェダイ将軍メイス・ウィンドゥが首都レスー解放のため、敵の前線で最後の攻撃を指揮していた・・・ |
ライロスの首都レスーを目指してAT-TEウォーカーで断崖の道を前進していたメイス・ウィンドゥとその配下の部隊は、数機のAATによる待ち伏せを受けた。共和国部隊を罠に誘い込み、壊滅させようとする分離主義勢力のタンクは、まず列の先頭のウォーカーを破壊し、続いて後方のウォーカーを標的とした。ウィンドゥが砲手を救うと、コマンダー・ポンズが到着し、集中攻撃されていることを報告する。ウィンドゥとポンズはライトニング中隊に前線への出動を命じ、その間にウィンドゥが先頭の破壊されたウォーカーをフォースで崖から突き落として道を切り開いたのだった。ライトニング中隊がAT-TEから出動し、前線へと向かう。そしてウィンドゥ、コマンダー・ポンズ、中隊の他の兵士たちはAT-RTと手榴弾を使ってタンクとドロイドを突破した。その後ポンズはウィンドゥに、32名の兵士と3体のウォーカーの乗員たちを失ったと報告する。このとき偵察ドロイドがウィンドゥとポンズを監視しており、共和国部隊が予想より早くレスーに到達する見込みであること、そして彼らが首都奪回のために援軍を必要としていることに気付いたのだった。
レスーの司令センターで状況を見極めていたワット・タンバーは、戦術ドロイドTA-175と協議し、不利な状況ではあったが退却を拒否した。タンバーは、ウィンドゥに都市を奪回する兵力はないと考えていたのだ。彼はドロイドの全軍を都市へ配置するよう命じ、橋の防衛体制を固めた。一方、ウィンドゥ率いるAT-TE部隊とホログラムを通じて会議を行っていたアナキン・スカイウォーカーは、メイス、パルパティーン最高議長、ヨーダ、ユラーレン提督、オーン・フリー・ター議員に、彼の戦闘機部隊がライロス周辺の宙域を制圧したことを報告する。ウィンドゥも、オビ=ワン・ケノービがジクジュアン砂漠を奪回したことを確認しており、これでライロスの南半球を制圧したことになると付け加えた。残された任務はレスー奪回だけとなったのだ。さらに共和国側のスパイも、タンバーが司令センターにいることを確認しており、ヨーダは首都攻略後、タンバーを捕えなければならないと告げる。だが、ウィンドゥはそれが可能かどうか測りかねていた。タンバーは強固な防衛体制を敷いており、レスーに出入りする手段は1本のプラズマ・ブリッジだけであるため、包囲が長期に及ぶ可能性があったのだ。共和国部隊は疲弊しており、メイスはチャム・シンデューラ率いるトゥイレックの自由の戦士たちの助力を求めることを決断する。だがパルパティーンは戦争前にシンデューラが過激派だったことを指摘し、彼の行動は予想できないと主張した。ター議員も彼とは戦争前からのライバルであり、今でもその関係は変わっていなかった。彼はシンデューラが権力を求めていると主張する。ウィンドゥは政治的判断はターに委ねたが、人々を助けるためにしなければならないことはするつもりでいた。パルパティーンは代わりとなる援軍の派遣を要求するが、ユラーレン提督は避ける兵力がないという。ウィンドゥはシンデューラの助けなしで勝利はないと主張したのだった。
ウィンドゥとライトニング中隊のメンバー2人はケイズンの平原に到着し、トゥイレックの墓碑が並ぶ大虐殺の現場を発見した。メイスはブラーグの足跡を見つけ、その1頭の鳴き声を聞く。彼はトルーパー・レイザー、スタックと共に先へと進んだ。
そのころ、ドゥークー伯爵はタンバーに、戦術ドロイドが戦況の不利を報告してきたことについて話していた。タンバーはそれをドロイドによる誇張だとして一蹴し、負けるはずがないと主張する。だがドゥークーは、タンバーではウィンドゥに勝ち目はないと考えており、可能な限りの財宝を持って撤退し、他はすべて破壊するよう命じたのだった。タンバーは反対するが、ドゥークーはライロスの破滅を「共和国の勝利」の代償として銀河系への見せしめにするのだと説明したのである。一方、メイスと2人のクローン・トルーパーは行方不明の他のパトロール隊を捜索するバトル・ドロイドと遭遇したが、メイスはそれらを破壊せず、反乱組織に攻撃を開始させた。その後、彼らは自由の戦士たちと合流するが、チャム・シンデューラはいまだ共和国への支援に強い抵抗を持っていたのだった。
TA-175はタンバーにハイエナ級ボマーが発進準備中であると報告し、あわせてタンバーの脱出用シャトルも準備ができていると告げる。だがタンバーはまだ撤退しようとしなかった。ウィンドゥ、レイザー、スタックはチャム・シンデューラに連れられて、大破したC-9979上陸艇の残骸の下に作られた隠れ家へと向かう。メイスはさらなる虐殺を未然に阻止しなければならないと説くが、チャムはドロイドが侵略を開始したときに共和国が救いの手を差し伸べてくれなかったため、降伏を余儀なくされたのだと主張した。そして分離主義勢力が戦車を出撃させ、彼らを虐殺したのだ。このときブラーグの様子を見ていたスタック噛みつかれ、テイ・ブーンがあざ笑った。ブーンは共和国のマシンよりブラーグの方が早く走れると言うが、スタックは半信半疑だった。
チャムは共和国に不信感を抱いてはいたが、トゥイレックの伝統に従って可能な限りの食料と飲料を提供し、客人たちをもてなした。そのころ分離主義勢力の爆撃機が発進し、タンバーは射程範囲内のすべての村、特に居住者のいる村を次々と標的としていった。ポンズは兵を率いて村へ向かい、そこで暮らすトゥイレックたちに食糧を分け与えようとしていたが、村は突如として激しい爆撃に晒される。一方、チャムはメイスに、ター議員を信用していないと告げていた。彼曰く、戦争後も安全を保証するためにクローン・トルーパー部隊が惑星に駐留するのなら、それは別の武装勢力による占領であり、ライロスの解放にはならないというのだ。シンデューラは、共和国やジェダイと戦うことになるのではないかと尋ねる。だが、ポンズから村が壊滅したという報告を受けると、彼はターと直接話すことを決断したのだった。
タンバーはトゥイレックの奴隷たちがシャトルに財宝を積む作業を監視していた。ドロイドがさらに2機の輸送艇が南セクターから向かっていると報告したため、彼は最後の財宝が到着し、それをシャトルに積み終わるまで待つことにした。だが、ドゥークーは共和国部隊が到着するまでに都市から撤退することを望んでおり、タンバーの緩慢さに苛立ちを見せていた。そしてウィンドゥが都市を侵略すると、ドゥークーは遠方からの爆撃を命令する。TA-175はタンバーを無視して命令を遂行した。一方、チャムとターがホログラム会談に臨み、口論を開始する。メイスが2人の話し合いを聞いていると、アナキンが戦闘機でハイエナ級ボマーを攻撃しているが、敵の数が多すぎると報告してきた。ウィンドゥはすべてを破壊し、その後首都で落ち合おうと指示する。アナキンはパダワン・アソーカ・タノの支援を受けて攻撃を続けたのだった。やがてメイスの仲裁を得て、チャムとターは合意に達した。ターはライロスに他の武装勢力による占領を認めず、またチャムは一切の権力を求めず、部下もそれに従うというのだ。
レスーではバトル・ドロイドが住人たちを都市の外壁まで移動させ、ウィンドゥの進軍を食い止めようとしていた。それを知ったウィンドゥとシンデューラは、都市へ向かう道を2台のMTTが進んでいることに気付いた。チャムはスパイからMTTの中に財宝が積まれているという報告を受けており、スキャンを何とかして切り抜ける必要があるが、これを使ってプラズマ・ブリッジを渡ろうとしたのだった。メイス、レイザー、スタックはSTAPに乗ったバトル・ドロイドを倒して後ろのMTTに搭乗し、その間にチャムが攻撃の手筈を整える。メイスはポンズに陽動作戦を命じ、ライトニング中隊を出動させた。そしてプラズマ・ブリッジが起動し、MTTが通過を開始する。そのころタンバーは最後の財宝と共に脱出しようとしていた。だがバトル・ドロイドが車両内をスキャンし、2台目の車両内で異常を検出する。ドロイドが車両のドアを開けると、メイスとクローン・トルーパーが飛び出し、2体のドロイドを破壊した。共和国部隊も発砲を開始する。プラズマ・ブリッジが解除され、メイスはフォースでレイザーとスタックを向こう岸まで押しやった。そして彼がSTAPを奪って反対側へ渡ると、バトル・ドロイドが3人を攻撃してきたが、ウィンドゥはトルーパーに橋を起動するよう命じ、ドロイドを食い止めていた。チャムも攻撃を開始する。メイスは1人でドロイド部隊とタンクを壊滅させ、レイザーとスタックがチャムとポンズの部隊の通過に間に合うように橋を起動させた。レスー市民は自由の戦士たちの到着に湧き、メイスはタンバーを探す間、ドロイドの対処をチャムに任せたのだった。自由の戦士たちとライトニング中隊はAATとドロイドを即座に壊滅させたのである。
制御室でレイザーとスタックが数体のバトル・ドロイドに奇襲され、2体のコマンドー・ドロイドもそれに加わったが、撃退することができた。一方、TA-175はタンバーを待たずにシャトルを離陸させ、タンバーはそれを茫然と見送ることになる。TA-175はドゥークー伯爵に、タンバーが適時の撤退を拒否したと報告したのだった。予期せぬ躓きはあったが、ドゥークーは即座に都市を爆撃し、壊滅させるよう命じる。メイスはタンバーを護衛するB2スーパー・バトル・ドロイドを倒し、彼を発着場で追い詰めた。タンバーはジェダイを説得しようとするが、ウィンドゥは拒否し、優位に立つ。するとタンバーは、爆撃機が向かっているため降伏は不要だとし、自分たちは分離主義同盟の栄光と共に消滅するのだと主張した。だが爆撃機が接近すると、アナキンとアソーカが攻撃を行い、それらを全滅させる。そして自由の戦士たちとクローン・トルーパーも到着し、タンバーを包囲したのだった。タンバーがチャムに降伏条件を尋ねると、チャムは無条件降伏だと告げ、彼はしぶしぶと従った。シンデューラはウィンドゥに故郷解放への謝意を述べる。その後、シンデューラとオーン・フリー・ター議員がパレードの人々に手を振り、自由の戦士たち、クローン・トルーパー、ウィンドゥも喜びと共にそれを見守った。ライロスは解放されたのである。
キャスト
未稿
登場
人物
- CC-6454 ”ポンズ”
- アナキン・スカイウォーカー
- ウルフ・ユラーレン
- オーン・フリー・ター
- オビ=ワン・ケノービ
- ゴビ・グリー
- スタック
- チャム・シンデューラ
- テイ・ブーン
- ドゥークー
- パルパティーン
- メイス・ウィンドゥ
- ヨーダ
- レイザー
- ワット・タンバー
- R7-A7
- RB-551
- TA-175
クリーチャー
ドロイド(機種)
イベント
地名
組織/称号
種族
乗り物
- 装甲型強襲用戦車
- 大型兵員トランスポート
- 全地形用戦術歩行兵器
- 全地形用偵察兵器
- BTL-B Yウィング・スターファイター
- C-9979上陸艇
- デルタ7B・イーサスプライト級ライト・インターセプター
- シーシピド級輸送用シャトル
- 単座式兵員空中プラットフォーム