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CT-21-0408

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Echo.jpg
CT-21-0408 "Echo"
人物に関する情報
出身地

カミーノ

死亡

21 BBYローラ・セイユー

身体に関する情報
種族

人間クローン

性別

男性

身長

1.83 m

髪の色

黒色

目の色

茶色

年代および政治に関する情報
時代

帝国の勃興時代

所属

銀河共和国

[非表示]

CT-21-0408は、クローン大戦中における共和国グランド・アーミークローン・トルーパーである。彼はクローンのために作られた標準的な規則や手順を繰り返し復唱することからエコーの愛称で呼ばれていた。戦争中のヤヴィンの戦いの21年前、エコーはクローン訓練生の一部隊、ドミノ分隊の一員だった。彼らはティポカ・シティ軍事総合施設シニティーンブリック軍曹の指導の下、兵士としての訓練を積んでいた。当初、エコーとドミノ分隊はチームワークに問題があった。ブリックはこの分隊にチームとして行動する能力が欠如していると懸念を示すが、ドミノ分隊のメンバーたちは互いの差異を克服することができた。最終試験の際に、ブリック、アルコーナエル=レスジェダイ・マスターシャク・ティクローン・コマンダーコルトが監視するなか、彼らは見事に合格し、クローン・トルーパーに昇格したのである。そしてエコーは他のクローン新兵たちと共に、惑星リシ衛星に築かれた情報収集基地リシ・ステーションの防衛任務に就いたのだった。

サージェントオナイナーの指揮の下、クローンたちは独立星系連合によるカミーノへの攻撃を銀河共和国艦隊に警告するため、情報収集基地の維持管理任務に従事していた。あるときトルーパーたちは連合軍によるステーションへの奇襲攻撃に遭遇する。基地はBXシリーズ・ドロイド・コマンドーによって制圧され、敵の要塞と化してしまった。そして攻撃の直後、定期視察のため2人のクローン士官、コマンダーコーディキャプテンレックスが基地に到着する。2人はエコーと他のクローン・トルーパーたちと合流し、ドロイドへの攻撃計画を練ったのだった。基地の制御権を奪回したレックスは、万事順調のシグナルを停止させ、近くの共和国艦隊に連合軍による攻撃を知らせるため、基地の破壊を命令する。そして基地の破壊後、素早くLAAT/iガンシップが到着し、生き残ったクローン・トルーパーたちは無事に回収されたのだった。

ヴェネター級スター・デストロイヤー<リゾリュート>上で、エコーと仲間のトルーパー・ファイヴズはその活躍を称えるメダルを授与され、第501大隊へ招かれた。その後、エコーとファイヴズはカミーノに帰還する。そして2人のトルーパーは、コーディ、レックス、ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーと共に、カミーノに侵略したグリーヴァス将軍率いる連合軍と戦ったのだった。グリーヴァスはティポカ・シティのクローン工場を破壊することで、クローンの生産を停止させようと考えたのである。エコーとファイヴズは都市のクローン訓練生たちをまとめ、グリーヴァスとそのドロイド軍からの故郷防衛に貢献した。この戦いの中で、2人の第501大隊のトルーパーは、クローン訓練生らと共にバトル・ドロイドを撃退し、生き残ることができたのである。やがてグリーヴァスは退却し、戦いは終結した。コーディとレックスはエコーとファイヴズの努力と勇気を称え、彼らにARCトルーパーの称号を与えたのだった。

その後エコーは、連合軍に捕らえられ、警戒厳重な刑務所に連れ去られたジェダイ・マスターイーヴン・ピール救出任務に参加した。ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーに率いられたエコーとそのグループは、生体スキャナーによる検出を避けるため自分たちをカーボン冷凍する。やがて一団はシタデルでピールを発見し、ジェダイ・マスターと共に脱出を図るが、刑務所の監視官オシ・ソベックと彼のドロイド部隊によって阻止されたのだった。

目次

経歴

ドミノ分隊との訓練

シャク・ティと話し合うエコー、ファイヴズ

CT-21-0408はクローン大戦中に活躍した共和国グランド・アーミークローン・トルーパーである。ヤヴィンの戦いのおよそ21年前、CT-21-0408はクローン訓練生の一部隊であるドミノ分隊に配属された。CT-21-0408はクローン・トルーパーたちが守らなければならない規則や手順をよく復唱していたため、ドミノ分隊の他の訓練生、カタップヘヴィファイヴズドロイドベイトから、エコーの愛称で呼ばれていた。エコーとドミノ分隊は惑星カミーノの首都ティポカ・シティで共に訓練に励んでいた。都市の軍事総合施設で、エコーたちの訓練を監督していた教官はシニティーンブリック軍曹である。ブリックはバトル・ドロイドと直接戦う戦闘シミュレーションを通じて訓練生たちの演習を監視していたのだった。このシミュレーション・バトルでは、エコーたちは致死的な武器を使用しないため、負傷するクローンもいなかった。やがてクローン訓練生の各分隊はチームワークを駆使して次々とシミュレーションを終えていったが、ドミノ分隊はチームとして行動することがほとんんどできていなかったのである。

戦闘シミュレーション試験の1つで、エコーはチームメートたちがルールを守らないため、いつも彼らを叱っていた。仲間のヘヴィは苦戦中のグループから離れて単独行動をとり、一方でエコー、ファイヴズ、ドロイドベイト、カタップはバリケードの後ろに残っていた。シミュレーション試験が進むにつれて、彼らを監督する教官たち、ブリック、アルコーナエル=レスジェダイ・マスターシャク・ティは、ドミノ分隊の無謀さに不安を抱くようになる。ブリックは、彼らにはチームで動く能力がないと言い捨て、ドミノ分隊を兵士として不適格なクローンが送られるティポカ・シティの整備クルーに加えるべきだと主張した。シャク・ティも、エコーはチームメートをルールに従わせようとしてはいるものの、彼には状況に適応する能力がないことに気づいていた。結局、ドミノ分隊は団結して行動することができず、試験に不合格となったのである。その後、エコーたちは戦闘ルームを出て施設の兵舎へと向かった。エコーは仲間たちに、うろうろせずに命令に従えと告げる。他のメンバーたちはエコーをからかうが、ヘヴィは会話を楽しんでいなかった。そしてヘヴィが、自分はARCトルーパーのように考えて行動していると主張すると、エコーが疑問を投げかけ、彼を怒らせてしまう。2人は口論を過熱させ、やがて殴り合いの喧嘩となったが、そこへブリックが即座に姿を現し、仲裁に入った。エコーはすぐに軍曹に謝罪したが、ヘヴィは彼を突き放す。ブリックは彼らが団結することを求めており、いつまでもそれができないのであれば、もはや時間の無駄だと言い捨てた。その後、ブリックとエル=レスは軍事施設の外にドミノ分隊を含めたクローン訓練生の分隊を一同に集め、ミーティングを開いたのだった。

そこにはARCトルーパーのクローン・コマンダーコルトが、クローン訓練生たちの最終戦闘シミュレーション試験の視察に訪れていた。この試験を通過すれば、その分隊はクローン・トルーパーに昇格できるのだ。コルトは「ARCトルーパー・タイム」で試験を通過したことのあるクローン候補生部隊、ブラボー分隊に関心を持っていた。エコーはチームメートたちにブラボー分隊から何かを学べるはずだと告げるが、彼らは拒否し、その意見を無視する。そしてドミノ分隊はブラボー分隊に続いて戦闘シミュレーション・ルームへと入っていった。まずドミノ分隊はブラボー分隊の試験を見学することになる。その後すぐに、ブラボー分隊の訓練生たちは砦の頂上のポールを掲げ、シミュレーション試験に合格したのだった。続いて戦闘ルームに入ったドミノ分隊はブラボー分隊のメンバーたちとすれ違い、「ドミノの失敗を見る番だ」と言われてしまう。だがシミュレーションが始まると、ドミノ分隊はいつもより早いタイムで関門を突破していった。エコー、ファイヴズ、ドロイドベイト、カタップがヘヴィを援護し、ヘヴィがZ-6ロータリー・ブラスター・キャノンで立ちはだかる敵を一掃していく。だが、ドロイドベイトがグループから離れ、ドロイドに背中を撃たれてしまった。それに気づいたエコーがヘヴィを呼ぶが、ヘヴィはドロイドベイトを置き去りにすると告げる。彼は砦へ向かい、ポールを取って試験を終わらせることを優先したのだ。だがドロイドベイトを見捨てたことから、ドミノ分隊は自動的に失格となった。そしてコルトとエル=レスが彼らと向き合い、仲間を置き去りにしてはならないと厳命したのである。

シミュレーション試験を見るエコーとファイヴズ

試験に落第した後、クローン訓練生たちは兵舎へと戻っていった。だが、エコーとファイヴズの2人は、もはやドミノ分隊にはいたくないと感じていた。2人は別の分隊への転属を求め、ジェダイ・マスターシャク・ティを訪れる。だが、彼らがドミノ分隊からの脱退を求めると、彼女はそれを拒否した。ティはドミノ分隊に信頼を置いていると打ち明け、その信頼の証として、ドミノ分隊に再試験のチャンスを与えたのだった。そしてドミノ分隊がシミュレーション・ルームに入ると、シャク・ティは彼らを監視するブリックエル=レスコルトの中に加わった。やがて試験が進み、エコーたちは砦の下に到達する。だがこのとき、彼らはベルトにアセンション・ケーブルがないことに気づいた。テストが始まる前に、ブリックが彼らを不合格にするため、ケーブルを抜いておいたのだ。だがクローンたちは即興で砦の頂上まで続くブラスター・タレットを登ることを決意した。そしてヘヴィがタレットの登頂に成功し、砦の頂上にあるポールを掲げ、ドミノ分隊はついに試験に合格したのである。シャク・ティとエル=レスは彼らの努力を評価し、チームワークの達成と最終試験での合格を成し遂げたことから、ドミノ分隊をクローン・トルーパーに昇格させることを決定した。彼らはクローン訓練生を卒業した証となる各自のメダルを貰ったのである。

リシ・ムーンの戦い

オナイナーの死を目撃するエコー、ファイヴズヘヴィカタップ

クローン・トルーパーとなったエコーとドミノ分隊のメンバーたちは、最初の外界任務へと送り出された。エコーはサージェントオナイナーの指揮のもと、惑星リシ衛星に築かれた情報収集基地リシ・ステーションに配属されたのである。仲間のトルーパー、ファイヴズヘヴィドロイドベイトカタップナブCT-327と共に、エコーは惑星カミーノ近郊での独立星系連合のあらゆる攻撃について銀河共和国に警告するため、この基地を維持していたのだった。あるとき、エコーが基地の制御室で他の新兵たちと過ごしていると、サージェント・オナイナーが部屋に入り、近々クローン・トルーパーの定期査察が行われると警告した。だが彼らは何も知らなかったが、連合軍のグリーヴァス将軍が共和国のクローン・トルーパーの生産を停止させるべく、カミーノへの攻撃を計画していたのである。

グリーヴァスは、カミーノを攻撃すればリシ・ムーンの情報収集基地がそれを検出し、駐留するクローン・トルーパーが「万事順調」のシグナルを停め、それが付近の共和国艦隊への警告となるであろうことを知っていた。そこで彼はリシ・ステーションを制圧するため、ドロック級ボーディング・シップBXシリーズ・ドロイド・コマンドーを送り込んだのである。一方、基地ではクローン・トルーパーが流星雨の接近から基地を守るため、偏向シールドを起動していた。だが実際には、それらはドロック級ボーディング・シップの一団だったのだ。ドロイドは素早く船を離れ、共和国基地への攻撃を開始した。そして3体のコマンドー・ドロイドがオナイナーと他の3人のクローンを射殺すると、エコー、ヘヴィ、ファイヴズ、カタップは通気シャフトを通って司令センターから基地の外へと脱出する。だが通気シャフトを出たとたん、4人のトルーパーは巨大なリシ・イールと遭遇した。カタップが一瞬にして飲み込まれてしまい、残ったエコー、ヘヴィ、ファイヴズは自衛を強いられる。やがて3人の新兵たちは、コマンダーコーディキャプテンレックスの乗るニュー級アタック・シャトル<オベックス>を目撃したのだった。

誰がコマンドー・ドロイドを倒したかについて口論するヘヴィとエコー

クローン士官たちが訪れた理由はこの情報収集基地の定期査察であり、彼らはまだドロイドの攻撃に気づいていなかった。ドロイドの侵略部隊に攻撃された後、2人のクローン士官はエコーと他の新兵たちと合流する。クローン・アーマーで変装したドロイド・コマンドーと遭遇していたレックスは、彼らが本当にクローンであることを確認するため、新兵たちにヘルメットを脱ぐよう命じた。そして3人の新兵が命令に従い、保護用ヘッドギアを外すと、別のリシ・イールが彼らを襲う。このときレックスはDC-17ハンド・ブラスターを使い、一撃で怪物の目を撃ちぬいて新兵たちを驚かせたのだった。レックスは新兵たちと話し、まだ戦闘を経験せず、染み一つない装甲服を着た彼らを侮蔑的な意味を込めて「シャイニー」と呼んだ。レックスとコーディはエコーたちにDC-15Sブラスターカービンを渡し、レックスが基地奪回の計画を提案したのだった。

クローン・トルーパーの一団は基地の入り口付近に隠れ、レックスが切断したドロイドの頭部を使ってコマンドー・ドロイドの振りをした。クローン・キャプテンは基地内のドロイドを騙してメイン・ドアを開かせることに成功し、エコーたちは基地内の残りのドロイドを奇襲することができた。そして司令センターに入ったクローンたちは、震動ブレードを持ったリーダーを含むドロイド部隊を全滅させたのである。だが、勝利は長く続かなかった。クローンたちは、グリーヴァス将軍の艦隊が衛星の上空に現れたことに気づいたのだ。コマンドー・ドロイドからの応答がなかったため、グリーヴァスはさらに多くのバトル・ドロイド情報収集基地へ送り込んだ。一方、司令センターにいたクローンたちは、ドロイドが送信機を不正に操作していたため、「万事順調」のシグナルを停止させることができずにいた。やがてすぐにドロイド上陸艇が衛星の大気圏を経て姿を現し、リシ・ステーションの近くに着陸する。圧倒的な数のバトル・ドロイドを前に、レックスは基地を完全に破壊するよう命じ、新兵たちを驚かせたのだった。

ジェダイから称えられるエコーとファイヴズ

混乱したエコーはクローン・キャプテンに、自分たちの任務は基地を守ることだと告げるが、レックスは、基地を破壊すればシグナルが停止し、付近の共和国艦隊に分離主義勢力による侵略を伝えることができると主張し、彼をたしなめた。基地を破壊するため、エコーは起爆性の高い液体ティバナの使用を提案する。これはリシ・ムーンが冬季に入った際に使用するための燃料源だった。レックスとエコーは液体ティバナを蓄えたプランク・ドロイドの回収に向かい、コーディヘヴィファイヴズは基地の備品庫から武器を持ってきた。新しい武器を装備したクローンたちはバトル・ドロイドの侵略軍を迎え撃ち、レックスとエコーが3体のプランク・ドロイドを連結する時間を稼いだのである。だが予期せぬことに、プランク・ドロイド内のティバナを起爆させる遠隔装置が故障していたのだった。 他のクローンたちが通気シャフトを通じて基地の外へ脱出する中、ヘヴィはその場に留まって問題箇所を修理し、その後合流すると申し出た。だが外ではレックスが、ヘヴィがまだ基地を脱出していないことを知って驚いた。クローン・キャプテンはコムリンクでヘヴィを呼び出すが、彼は爆弾の修理を終えるまで脱出はできないと告げる。ヘヴィの決意を受け入れられないクローンたちは、彼を救出するために走っていった。だが彼らが再び基地へ入る前に、ヘヴィは手動で爆弾を起爆させたのである。情報収集基地は大爆発を起こし、ヘヴィと中にいたすべてのドロイドをすべて吹き飛ばした。その直後、レックス、コーディ、エコー、ファイヴズはLAAT/iガンシップに救助され、衛星を飛び立ったのだった。その後、ヴェネター級スター・デストロイヤー<リゾリュート>上で、ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーが、エコーとファイヴズの献身を称えた。そしてメダルの授与後、レックスは分離主義勢力の攻撃から共和国を守るための一助として、この2人のクローンを第501大隊へ勧誘したのである。

カミーノの防衛

カミーノでのエコーとファイヴズ

リシ・ステーションの破壊から数ヶ月後、共和国情報部分離主義勢力によるカミーノ侵略の可能性を傍受した。エコーは、ファイヴズケノービスカイウォーカーと共にカミーノへ向かう。ケノービとスカイウォーカーがシャク・ティとカミーノのラマ・スー首相と会談してる間、エコーとファイヴズはティポカ・シティ軍事総合施設内をうろついていた。クローン訓練生当時の思い出にふけっていた2人は、DC-15Aブラスター・ライフルの束を抱えた年老いた旧友、99と遭遇する。99は2人との再会を喜び、ヘヴィの所在を質問した。そしてエコーとファイヴズが、ヘヴィがリシ・ムーンで自分の命を犠牲にし、彼らを救ってくれたと話すと、99は2人にヘヴィの卒業メダルを見せ、彼がこれをくれたことを打ち明けたのだった。エコーが99に連合軍によるカミーノ侵略が迫っていることを告げると、99は自分にできることがあれば何でも手伝うと請け負う。そして99はクローン・トルーパーたちが使う武器を集めるため施設の武器保管庫へ向かい、エコーとファイヴズはドッキング・ベイでコマンダーコルトと会ったのだった。

ARCトルーパー・コマンダーは2人のクローンに危険な任務を与えた。エコーとファイヴズに外側のプラットフォームの橋へ行き、狙撃位置に留まれというのだ。エコーとファイヴズは命令に従って橋へと向かい、そこで戦闘の準備を行った。そして侵略が開始されると、連合軍のグリーヴァス将軍ダーク・ジェダイアサージ・ヴェントレス率いるトライデント・ドリルが海中から出現し、ティポカ・シティの外壁を登り始めた。トライデント・ドリルはビルを次々と貫き、都市内部へ送り込まれたB1バトル・ドロイドアクア・ドロイドの大軍がクローン・トルーパーと戦ったのである。一方、橋の上ではエコーとファイヴズがDC-15カービン・ブラスターで付近のドロイドを狙撃していた。すると99が2人のところへ現れ、弾薬とサーマル・デトネーターを補充する。その直後にバトル・ドロイドがこのエリアを襲撃するが、エコーの投げたデトネーターによって破壊されたのだった。すると今度は、若いクローン訓練生の分隊がエコー、ファイヴズ、99の方へと近づいてきた。子供たちは他の訓練生の仲間とはぐれてしまったと告げ、99が彼らを兵舎へと連れ戻すことになる。

狙撃位置からティポカ・シティを防衛するエコーとファイヴズ

そこでコマンダーコーディキャプテンレックスが彼らに合流した。クローン士官たちがドロイドを撃退すると告げると、クローン訓練生たちはまだ訓練途中だとして反対する。このときエコーとファイヴズが、カミーノは自分たちの守るべき故郷だと言い、訓練生たちを奮い立たせたのだった。さらに99が会話に割って入り、クローンたちに武器庫の場所を知っていると告げる。老クローン曰く、十分な武器を集めれば、きっとドロイドを撃退できるというのだ。そして武器を集めた後、クローンたちは兵舎に続くドアの背後に立った。その近くでは、彼らがいる同じ回廊でグリーヴァスがドロイドの一団を指揮していた。サイボーグ将軍がドアを開けるよう命じ、ドロイドがそれに従うと、クローンたちが姿を現す。エコーたちはドロイドに向けて発砲を開始し、彼らを兵舎の中におびき寄せた。ドロイドが追跡を続ける中、クローンたちは寝台の中で守りの体制に入った。そして銃撃戦が激しさを増すと、99が火力を増すため、兄弟たちにサーマル・デトネーターを投げ渡したのだった。

だが、寝台の周りにいたクローンたちはすぐにドロイドによって圧倒されてしまった。そこでレックスがコムリンクで訓練生たちに警告を送ると、寝台の中に隠れていた訓練生たちが一斉に姿を現した。彼らはドロイドに向かって発砲を開始し、エコーと他のクローンたちも同様に攻撃を続ける。だがこのとき、99はサーマル・デトネーターが不足していることに気づいた。レックスが危険すぎるためこれ以上は不要だと叫ぶが、99は命令を無視して近くのドアへと走っていく。そして彼はバトル・ドロイドによって背後から撃たれ、死亡したのだった。99の死後、エコーたちはドロイドを全滅させることができた。グリーヴァスヴェントレスカミーノから撤退し、この防衛戦は共和国の勝利に終わったのである。その後、エコーとファイヴズがドッキング・ベイでコーディ、レックスと合流した。2人の士官はこの戦いにおける2人の功績を称え、彼らをARCトルーパーに昇格させたのである。

イーヴン・ピールの救出

アナキン・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービに仕えるようになったエコーとファイヴズは、連合軍捕らえられたジェダイ・マスターイーヴン・ピール救出任務に参加した。コルサントジェダイ聖堂で行われたホログラフィック・テーブルを囲んでの会議で、エコーとファイヴズはスカイウォーカー、ケノービと合流する。彼らは作戦を立案するが、チームのメンバーたちは、ピールが囚われている警戒厳重な連合軍の刑務所シタデルが、その保安設備によってあらゆる攻撃を受け付けないことを知っていた。そこでスカイウォーカーは施設の保安プロセスによる生体スキャンを回避するために、エコーを含むチーム全員をカーボナイト冷凍することを提案する。そして彼のアストロメク・ドロイドR2-D2シャトルを操縦し、カーボナイト・ブロックをシタデルまで輸送するのだ。会議の後、エコーたちは聖堂のハンガー・ベイへ向かい、アグノートが管理するカーボン冷凍室へと入った。スカイウォーカーの計画に疑いを抱くエコーとファイヴズはコーディレックスにカーボン冷凍への不安を口にする。だがコーディは、ピールを救出しなければならない彼らにとって、この方法が唯一信頼できる選択肢であるとし、スカイウォーカーの計画に賛同したのだった。

エコーたちがそれぞれ別のカーボナイト・ブロックに封印され、シーシピド級輸送用シャトルの一種であるクラス・タイプB・エスコート・シャトルに搬送されると、R2-D2と再プログラムされたB1バトル・ドロイドの小隊が惑星ローラ・セイユーのシタデルまでシャトルを飛ばした。そして刑務所の生体スキャン・チェックの後、R2-D2とバトル・ドロイドたちはシタデルに接する崖の近くに着陸する。R2-D2はスカイウォーカーとケノービのチームをカーボナイト・ブロックから解放し、メンバーを再結集させたのだった。スカイウォーカーはドロイドたちとシャトルを残し、チームと共に断崖へと近づく。崖には電子機雷が仕掛けてあり、彼らは頂上へ登るためにアセンション・ケーブルが使えないことに気づいた。壁面全体に設置された機雷に触れれば、触れた者は感電し、刑務所中に警報が鳴り響くことになるのだ。だが、スカイウォーカーとケノービはエコーらに、自力で崖を登る必要があると告げる。やがてエコーは頂上に達し、ケノービ、コーディ、トルーパーロングショット、スカイウォーカーのパダワンアソーカ・タノと合流した。そしてシタデル内へ続く入り口がレイ・シールドで封鎖されていることに気づいたタノが、近くにあった通気孔から刑務所内に進入し、残りのメンバーたちが入れるよう、レイ・シールドを停止させたのである。

入り口の脇では、ファイヴズレックスともう1人のクローンチャージャーが崖の頂上に達するのを手助けしていた。だが、ファイヴズの手を掴んだチャージャーは足を踏み外し、電子機雷へと落下してしまう。彼は感電死し、シタデル内に警報が鳴り響いた。シタデルに存在を知られてしまったが、それでもエコーたちは刑務所の奥へと進んでいく。そして彼らは拘留地区にあった回廊の1つに入るが、周囲の壁には無数のブラスター・タレットが隠されていた。タレットが姿を現し、ジェダイライトセイバーを使ってブラスター砲火を偏向する。一方、エコーと他のクローンたちもタレットに向かって発砲した。だが、回廊に仕掛けられた罠はこれらのタレットだけではなかった。ロングショットが遠方から電気フィールドが接近してくるのを目撃する。エコーたちは間一髪でフィールドを逃れたが、ロングショットは幸運に恵まれず、電気フィールドにぶつかった直後に即死してしまった。だがチームは先を急ぎ、監房に囚われたイーヴン・ピールを発見すると、彼を解放したのである。ピールの救出には成功したが、ジェダイ・マスターは同じく連合軍の捕虜となっている部下たちを探さなければならないと告げる。一方、シタデルの拘留エリアの回廊にいたエコーらは、刑務所の管理官オシ・ソベックが送り込んだコマンドー・ドロイドの一団と対峙していたのだった。

銃撃戦が開始され、コマンドー・ドロイドたちが共和国チームによるピールの部下たちの捜索を妨害した。エコーはタノに掴みかかったコマンドー・ドロイドを撃ち、他のメンバーたちも襲い掛かる多数のドロイドを撃退する。だが、刑務所の保安カメラ・システムで戦いを見ていたソベックが回廊の磁気天井を軌道させ、エコーのブラスターをはじめとする共和国の武器をすべて吸いつけてしまった。一方、コマンドー・ドロイドの武器は防磁処理されていたため無事だった。しかし、スカイウォーカーが磁気天井を無力化し、武器を取り戻した共和国チームはドロイドを全滅させることに成功する。そしてピールの部下の捜索を続けた彼らは、その直後に監房に捕らえられていた士官たちを発見したのだった。このとき、さらに多くのソベックの刑務所の看守たちが現れたのを見たケノービは、チームを二手に分けることを決断する。ピールとその部下たち、そしてコーディはケノービと共に陽動作戦を行い、その間にエコー、ファイヴズ、スカイウォーカータノ、そしてピールの副官の1人、ウィルハフ・ターキンが刑務所から出るための脱出路を探しに向かったのだった。

英雄的最期を迎えた後のエコーのヘルメット

やがて彼らが行き止まりに達したとき、エコーはB2スーパー・バトル・ドロイドの分隊が接近してくることに気づいた。そしてエコー、ファイヴズ、キャプテンレックスは、パーソナル・エネルギー・シールドを装備したコマンドー・ドロイドの攻撃を受ける。だが幸運にも、アソーカが2個のサーマル・デトネーターで敵を全滅させ、行く手を塞ぐ岩を破壊することができた。エコー、ファイヴズらはR2-D2シャトルと遭遇するため燃料パイプラインに沿って進む。だが出口に達すると、バトル・ドロイド大隊が彼らを待ち構えていた。しかしアナキンがデトネーターで燃料パイプを爆破し、敵を壊滅させる。そしてアナキンと彼のチームはオビ=ワンとピールのチームと合流したのだった。一方、エコーとファイヴズはドロイドとの銃撃戦を続けており、クラブ・ドロイドに爆弾を投げ付けていた。その後、エコーはコマンドー・ドロイドの1体がレーザー・キャノンを操縦していることに気づく。彼は落ちていたシールドを掴むと、キャノンの攻撃の阻止に向かい、ファイヴズも彼のすぐ後を追った。だが彼がシャトルに到達したとき、コマンドー・ドロイドがシャトルを砲撃し、エコーを吹き飛ばしたのである。

人物と特徴

リシ・ステーションの規定マニュアルを読むエコー

クローン・トルーパーの新兵だったエコーは、細かい部分に目が行き届いていた。彼は退屈なリシ・ステーションでの任務に配属されても、興奮のなさに悩まされることはなかった。このクローンはクローン・トルーパーのために用意されたガイドラインや手順書を何度も繰り返し復唱していたのである。彼のニックネームの由来もこうした行動からだった。カミーノドミノ分隊に所属していた当時、ジェダイ・マスターシャク・ティは、エコーの状況適応能力に難があることを見抜いていた。彼は戦闘中に仲間を助けるのではなく、ドミノ分隊のメンバーに命令に従えと言い続けていたのである。クローンが従うべきルールや命令を繰り返し言い続けた結果、分隊のメンバーたちは彼にエコーという愛称を与え、この名前は彼がクローン・トルーパーに昇格した後も使われ続けたのだった。リシ・ステーションに常駐している間、エコーは他のクローン新兵たちに、自分はこの静かな状況を楽しんでいると話していた。彼はこの環境の中で規定マニュアルをじっくりと読みふけっていたのである。

エコーは戦いを避け、前線から遠ざかっていることを好んだ。だがそれに反して、彼は共和国のために戦う兵士としての能力を高めるためのマニュアルを読んでいることが多かった。情報収集基地独立星系連合バトル・ドロイドに占領され、基地から脱出した後、エコーは指揮官がいなくなった場合にマニュアルが指示している内容について、他のクローン・トルーパーたちに知らせることができたのだ。その後、エコーは共和国に対する貢献によって共和国グランド・アーミー第501大隊の一員として抜擢される。そして連合軍がカミーノへの侵略を行ったとき、第501大隊で数ヶ月の経験を積んでいたエコーは、橋の防衛というコマンダーコルトからの危険な命令にも従順に従った。また、数人のクローン訓練生が戦うには未だ訓練不足だと言ってきたときも、彼はファイヴズと共に彼らの自信を奮い立たせたのである。そしてエコーは、この日のカミーノでの活躍を称えられ、コマンダー・コーディキャプテンレックスからARCトルーパーの称号を与えられたのだった。

クローン訓練生当時のエコーは白い艶のある装甲服を着ていたが、腕と足の部分には緑色のマーキングが施され、胸部と左肩には「3」の数字が描かれていた。エコーの新兵の装甲服にも同じように艶があったが、それは彼にリシ・ムーンの戦い以前の戦闘経験がなかったため、装甲服にも埃や傷が付いていなかったからである。レックスはリシ・イールを殺した後、エコーの胸部アーマーにイールの血液の手形を付けた。その後、第501大隊のメンバーとなったエコーの装甲服には、部隊を表す青いマーキングが付けられた。また、エコーのヘルメットには赤いマクロバイノキュラーが装着されていた。

登場エピソード

外部リンク

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