平和を求めて
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「平和を求めて」は、クローン・ウォーズ・シーズン3の第11話である。
目次 |
概要
パドメ・アミダラ、ベイル・オーガナ、オナコンダ・ファーは、何百万ものクローン・トルーパーの増産に資金を充当し、共和国の財政を悲惨な結果に追い込むであろう法案に反対する議員たちの集結を目指していた。だがその法案への反対姿勢は、即座に殺し屋による脅迫と襲撃を招く結果となる。痛ましいスピーダー・バイクによる追跡で2人の殺し屋、チャタ・ヒョーキとロボニーノから逃れた後、パドメはこの戦争が1人の民間人、彼女の侍女テクラ・ミナウに日々どれだけの影響を与えているかについて感傷的に語り、元老院を揺り動かすことができたのだった。
あらすじ
Episode 11 PURSUIT OF PEACE |
エピソード11 平和を求めて |
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"Truth can strike down the spectre of fear."
Peace shattered! Once-promising negotiations between the Republic and the Separatists are now in shambles following a droid suicide bombing on the capital city planet of Coruscant. As fear and anger prevail, the Senate overwhelmingly passes a bill to deregulate the banks, opening a gateway to additional troops, and an increase in fighting.... |
「真実は高まる恐怖を打ち負かす」
遠のいた平和!一度はまとまるかに思えた共和国と分離主義者との和平交渉も、首都惑星コルサントで起きたドロイドの自爆テロで文字通り吹き飛んでしまった。 恐怖と怒りが渦巻くなか、元老院は圧倒的多数で銀行への規制緩和法案を可決させ、さらなる軍備増強と戦争拡大への道筋を開こうとしていた・・・ |
分離主義勢力のデモリッション・ドロイドによるパワー・ジェネレーターへの爆破テロは、元老院の趨勢を劇的に変化させ、多くの議員たちが戦争の継続とクローン・トルーパーの増産への投資に傾いた。それでもパドメ・アミダラは、すべての分離主義者が戦争を支持しているわけではないと主張し、同僚議員たちへの虚しい説得を続ける。この中で、オーン・フリー・ター議員は彼女を反逆者と罵り、主戦派のミー・ディーチ議員はアミダラに分離主義勢力の友人ではないのかと問いかけたのだった。平和を求めるアミダラの努力は、彼女自身への風当たりを強くするだけとなったのだ。さらにこのとき、ドゥークー伯爵が突如として元老院にメッセージを送信してきた。彼曰く、共和国が連合の領域への破壊的な攻撃を行い、その過程でミーナ・ボンテリ議員が死亡したというのだ。伯爵は分離主義元老院による和平提案を正式に取り下げると宣言し、銀河元老院を動揺させたのである。
パドメ、オナコンダ・ファー、ベイル・オーガナは、個人的な会話を交わした後、軍事費の貸付利率を調べることでクローン増産法案に対抗するため、インターギャラクティック銀行グループと接触した。パドメとファーは銀行グループ代表のマック・プレーンから、銀行グループがそれだけで共和国の財政を食い潰すほどの法外な利率で融資を行っていること、さらに彼らが分離主義勢力のバトル・ドロイドの増産にも同様に融資を行っていることを知ったのだった。さらにオーガナ議員によると、善良な議員たちの一部がクローン増産法案に賛成するよう脅迫されており、それに怯えた他の議員たちも法案に反対しないことを決断しているというのだ。
その夜、2人の賞金稼ぎ、ロボニーノとチャタ・ヒョーキがファーに近づき、彼を襲った。だが、ファーが法案と戦う意志を変えなかったことから、ドゥークー伯爵は2人の傭兵により強硬な手段をとるよう促したのだった。そして翌日の夜、オーガナを訪ねたパドメは、彼に議会を召集して真実を公表するよう依頼し、自らはまだ態度を決めかけている議員への個別の説得を開始する。そして彼女はファーと共にクリストー議員を訪ねるが、結果は不首尾に終わり、心を落ち着かせるため1人で散歩へと出かけたのだった。そこでロボニーノとヒューキが彼女に襲い掛かるが、2体のポリス・ドロイドが駆けつけ、パドメはその間に最悪の事態を避けることができた。運転手がいなくなっていることに気づいた彼女は、近くに停めてあったスピーダー・バイクを拝借し、襲撃者から逃走する。深夜のコルサント上空で危険な追跡劇が繰り広げられるが、やがて彼女は暴走行為によって警察隊に包囲されてしまった。パドメが取調べを受ける間に、2人の賞金稼ぎも姿を消したのである。頬を負傷してアパートに戻ったパドメは、彼女を慕う侍女のテクラ・ミナウから手当てを受けた。このときアミダラはテクラと話し合い、彼女の家族が戦争によって悲惨な状況にあることを聞いたのだった。
翌朝、今度はオーガナがロボニーノとヒョーキに襲われた。オーガナは衛兵を呼び集め、ついに2人の暴漢は逮捕されるが、このときの揉み合いによって彼は重症を負ってしまった。そのため彼はパドメに演説の内容を送ったのである。そしてテクラとファーから激励を受けたアミダラは元老院の演壇の前へと進み、戦争によって共和国にもたらされている財政負担がテクラのような一般の人々に与えている多くの問題について、即興の情熱的な演説を行った。この演説は大きな賛同と尊敬を集めることになる。主戦派のディーチやハリー・バートーニさえもが控えめながら拍手を送り、元老院全体が湧き上がったのだった。
その後、パルパティーン最高議長はオフィスで怒りを噛み締めながら物思いにふけっていた。1人の議員が発した情熱的な声が、彼の権力を上回る成功を収めたのである。議長はこのとき初めて、マス・アメダに彼の真の表情を向けるが、いまは来るべき時まで待つことを決めていた。いずれ再び、元老院は彼の意のままに動くことになるのだ。
登場
人物
- エドゥセル・バー・ガン
- オーン・フリー・ター
- オナコンダ・ファー
- カトゥーンコ
- クリストー
- サティーン・クライズ
- ジン・ポールネス
- ストンク
- ダンタム・ルード
- チャタ・ヒョーキ
- テクラ・ミナウ
- ドゥークー
- パドメ・アミダラ
- ハリー・バートーニ
- パルパティーン
- ホーガン・ティマー
- ベイル・プレスター・オーガナ
- マス・アメダ
- マック・プレーン
- ミー・ディーチ
- モット=ノット・ラブ
- モン・モスマ
- リヨ・チューチー
- ロボニーノ
- ロロ・パーズ
クリーチャー
ドロイド(機種)
イベント
地名
組織/称号
種族
- 人間
- アクアリッシュ
- アンバラン
- イソーリアン
- カミーノアン
- グラン
- ゴウタル
- シャグリアン
- セルカス
- ターナブ
- トイダリアン
- トゥイレック
- ニクト
- パトローリアン
- パントラン
- ビス
- ムーン
- ルーナン
- ローディアン