逃亡者アソーカ
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「逃亡者アソーカ」は、クローン・ウォーズ・シーズン5の第19話である。
目次 |
概要
逃亡者となったアソーカ・タノは、コルサントの犯罪地帯へと逃げ込んだ。
あらすじ
Episode 19 TO CATCH A JEDI |
エピソード19 逃亡者アソーカ |
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"Never become desperate enough to trust the untrustworthy."
Ahsoka Tano on the run! After an attack on the Jedi Temple, Anakin Skywalker's young Padawan found herself accused of murdering the person responsible for the bombings. With no choice but to run, she was chased by her Master, who begged her to turn herself in. Knowing there is little hope of being cleared of the crimes, Ahsoka decided to find out the truth and prove her innocence -- on her own.... |
「信用に足らぬ者を信じるほど絶望してはいけない」
アソーカ・タノ、脱走!ジェダイ聖堂爆破事件の後、アナキン・スカイウォーカーの若きパダワンは、被疑者殺害の容疑を掛けられ、逮捕拘留された。やむなく脱走した彼女をマスターが追い、アナキンは自首を勧める。 しかし、事件の謎解明に一縷の望みをつなぐアソーカは、自らの手で真相を暴き、己の無実を証明しようと決意する・・・ |
共和国軍事基地の刑務所から脱走した後、アソーカ・タノは輸送シャトルを使ってコルサントの下層レベルへと降りて行った。多くの人々に裏切られ、共和国政府から指名手配されたことを知った彼女は、自分の無実を証明する方法を求めて逃亡を開始したのである。
一方、ジェダイ聖堂ではアソーカを探す最善策を決めるため、ジェダイ最高評議会の緊急会合が開かれていた。評議会の多数はアソーカが犯人だと信じていたが、彼女のマスターであるアナキン・スカイウォーカーとジェダイ・マスター・プロ・クーンは彼女の犯行であることに疑いを抱いていた。グランド・マスター・ヨーダとメイス・ウィンドゥはパダワンへの感情的な問題からアナキンを捜索に行かせるべきではないと考えていたが、オビ=ワン・ケノービがアナキンを強く支持したため、彼にクーンへの同行が許可される。こうして2人はクローン部隊を率いて、アソーカを探し出すためにポリス・ガンシップでコルサントの暗黒街へと向かったのだった。
アソーカが暗黒街へ逃走したことを受け、コルサント保安部隊にも逃亡者のジェダイの捜索が命じられていた。暗黒街をさまよう間、アソーカは親友のジェダイ・パダワン・バリス・オフィーと密かに交信する。そして短い会話を交わした後、バリスはアソーカに、自分も独自に捜査を開始すると言い、コムリンクの使用は危険であるため別の通信手段を探すよう告げた。アソーカはコムリンクを破壊し、酒に酔ったゴウタルの浮浪者から食料と引き換えに服を受け取ったのだった。
アソーカはホバートレインに乗り、乗車パスの提示を求める警官たちから身を隠した。だが駅で降りようとしたとき、彼女は列車に乗り込もうとしていた警官たちに見つかってしまう。殺さないように細心の注意を払いながら素手で彼らを倒したアソーカは、ドアを破って近くのプラットフォームへと飛び降り、コルサントの市民を驚かしたのである。
だが一休みする暇もなく、彼女はプラットフォームにいた3人の警官に発見されてしまう。アソーカはエレベーターに飛び乗るが、それは警官の放ったブラスターによって壊れてしまい、猛スピードで降下していった。アソーカと中に居合わせたトゥイレックの少年がエレベーターと共に落下するが、少年はスイッチを押し、彼女を助けることができた。アソーカは少年に感謝を告げ、素早くその場を離れたのである。
しばらく歩いた後、アソーカは背後から突然、逃亡者となっていたアサージ・ヴェントレスに襲われた。アソーカは、彼女が一連の事件の背後で暗躍していたのかと問い詰めるが、ヴェントレスは何も知らないと答える。彼女はアソーカに掛けられた懸賞金を狙っていたのだ。2人は互いの裏切られた境遇について話し合い、取引を行うことになった。ヴェントレスがアソーカの無実の訴えを弁護し、代わりにアソーカが元老院にヴェントレスの恩赦を嘆願するというのだ。ヴェントレスは同意し、2人は一時的に手を組むことになるが、不運にもその現場をアソーカの捜索にやって来たアナキン・スカイウォーカーに目撃されてしまう。アナキンはアソーカが敵であるヴェントレスと一緒にいることに不信感を抱いたのだった。2人は逃走するが、その途中、アソーカは公衆ホログラム・システムを使い、再びバリス・オフィーと交信した。バリスはアソーカに、レッタ・ターモンドがナノ=ドロイドを入手した倉庫がレベル1315にあることを突き止めたと伝える。アソーカは彼女に感謝を告げ、ヴェントレスと共にその倉庫を目指すことを決めたのだった。
2人が倉庫へ向かって歩き出すと、カム・ドロイドで彼らを追っていたクローン分隊が奇襲を行った。アソーカはクローンに事情を説明しようとするが、ヴェントレスは既に戦闘態勢に入っていた。話し合いの余地はないと悟ったアソーカは素手での戦いを開始し、クローンを気絶させていく。ヴェントレスもライトセイバーを使いはしたが、トルーパーの武器を破壊するにとどめ、アソーカに過去の自分とは違うところを見せたのである。
やがて2人が倉庫に到着すると、ヴェントレスはアソーカに、履行するべき取引がまだ半分残っていることを念押しし、立ち去って行った。その直後、影がアソーカによく似た小動物が現れ、ヴェントレスを驚かせる。そしてこのとき、一瞬ガードが緩んだ隙を突いて、フォースを使う謎の人物が彼女を不意打ちした。頭を殴られたヴェントレスは気を失い、謎の襲撃者は彼女の2本のライトセイバーとヘルメットを奪ったのだった。
一方、アソーカは倉庫を調べていた。すると突然、謎の襲撃者が彼女を襲い、戦闘が開始される。2人はライトセイバーで激しく交戦するが、相手をヴェントレスだと思い込んでいるアソーカは劣勢を強いられた。アソーカは襲撃者を貫こうとしてライトセイバーを柱に突き刺すが、襲撃者は強力なフォースを使って彼女に燃料缶を次々とぶつけてくる。そして爆発が起こった後、アソーカは再びフォースで荷物の山に押し付けられ、ライトセイバーを落としてしまった。防戦一方となった彼女は襲撃者に打ちのめされ、プラットフォームから落下する。そして彼女は階下で大量のナノ=ドロイドを見つけるが、そのときコマンダー・ウルフ率いるクローン・トルーパー分隊が到着した。彼女は事情を説明しようとするが、その前にスタンを浴びせられ、意識を失ったのだった。
アナキンとプロ・クーンも素早く現場に到着し、ナノ=ドロイドの入った缶を発見した。そしてジェダイ聖堂へ戻る途中、彼らはヨーダとウィンドゥとの交信を行い、評議会にアソーカを捕まえたことを報告する。クーンとスカイウォーカーはまだ多くの真相が隠されていると指摘し、アソーカが爆破テロの黒幕なのか、それともジェダイの知らないより巧妙な計画が進められているのかと熟考したのである。