議員暗殺
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「議員暗殺」は、クローン・ウォーズ・シーズン2の第15話である。
目次 |
概略
オナコンダ・ファー議員が疑惑の死を遂げる。パドメ・アミダラは愛する「叔父」を殺した犯人の捜索を開始するのだった。
あらすじ
Episode 15 SENATE MURDERS |
エピソード15 議員暗殺 |
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"Searching for the truth is easy. Accepting the truth is hard."
War on many fronts! While battles are fought by clones in the field, a different war is waged in the Galactic Senate. As heavy losses add up, a group of senators led by Halle Burtoni of Kamino propose an escalation of troop production. Senator Padmé Amidala, recognizing that more troops will only prolong the fighting, works tirelessly with her allies to introduce a bill to cut down military spending and stop the creation of more clone troopers.... |
「真実を探すのはたやすいが、受け入れるのは難しい」
戦いは続く!戦場でクローンたちが戦う一方、銀河元老院では別の戦いがはじまっていた。犠牲が増えるなか、惑星カミーノのハリー・バートーニを中心とする議員グループが、クローン・トルーパーの増産を提唱したのだ。 兵力増強が戦争を長引かせるだけと考えるパドメ・アミダラ議員は、同志と協議の上、軍事費の削減案を提出し、クローン・トルーパーの増産に歯止めをかけようとしていた・・・ |
軍事費削減を目指すパドメ・アミダラの派閥はさらに1人の議員からの支持を失っていた。イソーリアンのストンク議員が世論を案じて反対派に回ったのだ。しかし、オナコンダ・ファーは楽観的に勝利を確信していた。そして元老院の大会議場で演壇に立ったアミダラは、クローンの増産は共和国の財政を圧迫するだけであり、より多くの殺戮を招くだけであると訴える。そしてこれを阻止すれば、我々は外交交渉に立ち戻ることができるのだと。彼女の演説は拍手喝采を浴びたのだった。だが彼女が浮遊プラットフォームを出ると、ミー・ディーチ議員が待ち構えていた。彼はアミダラの演説には関心したが、賞賛するつもりなく、むしろあの演説は亡国を招くものだと言い放つ。パドメはディーチの主戦論こそが亡国に他ならないと言い返すのだった。
アミダラ、ベイル・オーガナ、ファー、ロロ・パーズ、モン・モスマは、勝利の祝杯をあげるが、このささやかな祝宴はカミーノアンのハリー・バートーニ議員による無礼な妨害を受けた。彼女は増産反対派を分離主義勢力の支援者だと非難する。パドメとロロは戦いの場を外交交渉に戻したいだけだと抗議するが、バートーニは共和国はとうの昔にそれに失敗していると指摘したのだった。するとファーが、カミーノアンはクローンの提供で共和国に貢献したかもしれないが、それによって元老院を自由に支配できるようになったわけではないと告げ、彼女を追い払う。バートーニはこの戦争に早期終結はないと言い残し、退散したのだった。そして議員たちが乾杯をやり直そうとすると、突然ファーが呼吸困難で苦しみだし、その場に倒れたのである。
その後、オナコンダ・ファーの遺体は棺に入れられ、故郷ローディアへと運ばれていった。パドメはファーの教え子であるロロを励ますと、数体のポリス・ドロイドが待ち受けるパルパティーン最高議長のオフィスへと呼ばれていった。タン・ディヴォ警部補曰く、ファーは即効性の毒によって殺害されたというのだ。警部補は、ファーの何らかの秘密が暴かれ、その政敵が彼を抹殺したのだと確信していた。パドメとオーガナは、ファーには秘密などなく、彼は敵からも尊敬されていたと主張する。だがディヴォは捜査の開始を宣言したのだった。
パドメのグループは、何者かがファーを殺したのであれば、次の標的は自分たちだと推測していた。パドメは単独で犯人を捜し出すと決めるが、モン・モスマは法案の採決を延期させ、オーガナにも同行するよう助言する。そして2人は最も疑わしい容疑者、ディーチとバートーニの元へと向かった。だが2人は完全に犯行を否認する。ディーチはファーを敵として尊敬していたと主張し、バートーニは彼は失言で多くのクレジットを生み出してくれた恩人だと言うのだ。ところがディーチはうっかり口を滑らせ、ファーが殺害される前の夜に何者かとドックで密会をしていたことを漏らしてしまった。オーガナからなぜそれを知っているのかと問い詰められたディーチは、ファーを尊敬していたが、それと監視を怠らないこととは別問題だと弁解したのである。
パドメとオーガナはドックに到着するや、フードを被った謎の資格に襲われた。犯人はカーゴ・コンテナの上から2人を狙撃し、それが外れると2人の上にコンテナを落して逃走する。オーガナは辛うじてそれをかわしたが、ドックの端に宙づりとなってしまった。犯人に逃げられたパドメが彼を助けると、コルサント保安部隊(CSF)が到着した。ディヴォ警部補は議員たちが独断で問題を解決しようとしていることに不快感をあらわにする。彼はまず自分のところに来るべきだと強い口調で訴え、これでますます犯人を警戒させてしまったと呟いた。このときパドメはこれがディーチによる罠だと気付いた。2人がドックに来ることを知っていたのは彼だけだったのだ。だが、彼らが元老院に戻ると、ディーチのオフィスには刺殺された彼の死体が座っていたのである。
ディヴォは犯人が次の標的を狙っていることを踏まえ、議員たちを監視下におくことにした。だが、ロロ・パーズはそれを拒否し、部屋を出て行ってしまう。その後ディヴォは残った議員たちに、他に彼らがドックにいたことを知る者はいないかと尋ねた。パドメがバートーニだと答えると、ディヴォは彼女のオフィスへ向かったが、既に彼女の姿はなく、ドロイドが残されているだけだった。そして警部補が戻ると、ロロが駆け込んできた。彼女はバートーニに襲われたと訴える。CSFはバートーニを逮捕するが、彼女はファーの殺害もロロへの暴行も全面否定した。ディヴォは彼女から自白を引き出そうとし、彼女が都合よくパドメとディーチのオフィスに居合わせたこと、そしておそらくはドックにもいたであろうことを突き付ける。さらに彼は事件の詳細を記録したデータパッドを受け取り、ファーの死因がローディアンだけに作用するカミーノアン製の毒薬だったことを告げるのだった。バートーニは抗議するが、ディヴォはドロイドに彼女の逮捕を命じた。だがこのとき、パドメは不可解な事実に気付いていた。毒入りの酒は居合わせた全員で飲み、その中にはロロも含まれていたのである。ファーが死んだのなら、彼女も死んでいるはずなのだ。本性を現したロロはブラスターを取り出し、パドメを人質に取る。彼女は故郷に戦争をもたらしたファーを憎んでおり、ドックでの脅しに失敗した後、彼を殺したのだった。それを知ってしまったミー・ディーチも彼女に殺されたのである。ディヴォは彼女を背後から奇襲するため、密かにポリス・ドロイドを招集した。ドロイドの出現で一瞬気をそらしたロロはパドメの殴打の一撃を食らい、その場に倒れたのである。
その後、クローン・トルーパーの増産を認める法案が可決された。パドメ・アミダラは元老院ビルの通路でパルパティーンに駆け寄るが、彼は軍事力の増強こそがさらなる平和への第一歩となるのだと告げたのである。
キャスト
未稿
登場
人物
- アング
- オーン・フリー・ター
- オナコンダ・ファー
- カトゥーンコ
- キン・ロブ
- サティーン・クライズ
- ジャッカー=サン
- シルード
- ストンク
- タン・ディヴォ
- パドメ・アミダラ
- パルパティーン
- ベイル・プレスター・オーガナ
- ハリー・バートーニ
- マス・アメダ
- ミー・ディーチ
- メイス・ウィンドゥ
- モン・モスマ
- ヨーダ
- リヨ・チューチー
- ロロ・パーズ
- C-069
- C-3PO
- D-0T
- LEP-171B