分離主義者の友
| ||||||||||||||||||||||||||
|
「分離主義者の友」は、クローン・ウォーズ・シーズン3の第10話である。
目次 |
概要
元老院で、政府によるインターギャラクティック銀行グループの戦争投資業務への監視を打ち切る法案について議論が開始された。このとき、パドメ・アミダラとアソーカ・タノは密かに独立星系連合の首都ラクサスを訪れる。アミダラは分離主義勢力との和平協定の締結を試みるが、アソーカにとって連合の市民を見る機会はこれが初めてのことだった。そこではパドメの友人、ミーナ・ボンテリが先頭に立って平和を唱え、分離主義議会に和平を求めるよう説得したのである。
一方コルサントでは、ロット・ドッド、ギューム・サムの各議員が銀行グループの代表、ニクス・カード、そしてドゥークー伯爵と共に、銀行グループの規制撤廃を実現させるための陰謀を企てていた。ドゥークーの命令でグリーヴァス将軍がコルサントの中央パワー供給グリッドへの攻撃を計画し、分離主義勢力のデモリッション・ドロイドがそれを実行する。混乱とパニックに覆われた元老院は分離主義勢力との和平の取り組みを激しく拒絶し、銀行グループへの規制緩和を可決したのだった。
あらすじ
Episode 10 HEROES ON BOTH SIDES |
エピソード10 分離主義者の友 |
---|---|
"Fear is a great motivator."
Conflict with no end in sight! Across the galaxy, the quagmire of war continues. While clone troopers suffer casualties at alarming rates, the Galactic Senate convenes an emergency session to debate the true cost of the war.... |
「恐怖はひとの心を動かす」
出口の見えぬ戦い!銀河全域を舞台に泥沼の戦いが続く。クローン・トルーパーの死傷率も許容を超えるなか、銀河元老院では戦争継続の可否を問う緊急議会が召集されていた・・・ |
戦闘でクローン軍の犠牲者が徐々に増えはじめたことで、元老院の一部のメンバーから兵員増産のための予算および金融システムの規制緩和を求める声が上がるようになった。戦争予算が事実上枯渇していくなか、この話題は元老院を二分し、戦争をさらに効果的に長引かせていったのである。パドメ・アミダラ議員は分離主義勢力との和平交渉を提案し、ベイル・オーガナ議員も問題が解決するまで一時的に戦争を支持する考えは封じるべきだと主張する。だが、通商連合、テクノ・ユニオン、インターギャラクティック銀行グループなどの戦争利権を持つ元老院の代表たちはこれらの提案に不満を示し、ニクス・カード議員は戦争予算の確保を確実に加速させるべく、ドゥークー伯爵と共にコルサントへの攻撃を提案したのだった。
パドメは、アソーカ・タノと共にこの議論を傍聴していたアナキン・スカイウォーカーと会い、ジェダイ最高評議会からパルパティーン最高議長へ、戦争努力の継続を否定するよう話をしてほしいと依頼する。だが、アナキンはこの提案に懐疑的だった。一方、アソーカも分離主義勢力との交渉が何をもたらすのか理解できずにいた。彼女は分離主義勢力のすべての人々を邪悪な主戦論者だと考えていたのである。戦争に肯定的なアナキンの反応に意欲をそがれたパドメは、彼よりもアソーカに支援を求めたほうが良いと決心したのだった。
パドメのオフィスで彼女はアソーカに、分離主義勢力に加わった旧友でありかつての師でもあるミーナ・ボンテリを訪ねるつもりだと告げる。ボンテリは敵の戦線の先にある惑星ラクサスにいるため、この計画は非常に困難なものだった。だが、パドメはアソーカがジェダイであることを巧みに利用して敵の領域へ侵入し、ボンテリと会うことができたのだった。ボンテリはドロイドの入国審査官をうまくやりすごし、変装してラクサスに着陸した2人を密入国させたのである。パドメとボンテリは心の篭った挨拶を交わすが、本能的に分離主義者に疑念を抱くアソーカはやや不満気だった。ボンテリの息子ラックスが暖かい歓迎を差し伸べたときでさえ、彼女は不快感を示したのである。
ボンテリとの会話を通じて、アソーカは徐々に態度を軟化させていった。ボンテリは、分離主義者の中にも正当な理由で共和国を離れていった者がいるのだと辛抱強く主張する。そして彼女自身も1年前に戦争で夫を失っていたのだ。頭を冷やすため中庭を歩いていたアソーカはラックスと会い、2人は戦争における善と悪の側面という曖昧な概念について、そして自分たちが相手側について一体どれだけのことを知っているのか、あるいは知らないのかについて議論を開始した。一方パドメとボンテリは友人同士として、元老院と分離主義代表評議会に相互の和平交渉を促し、それによって平和的解決を達成するということで意見が一致していた。その後、企業同盟などに一部反対の声が上がったが、分離主義元老院は賛成多数でこの議案を受け入れたのだった。
だが、ドゥークー伯爵は公にはこの決定を支持していたが、彼は密かにグリーヴァス将軍に指示を与え、清掃チームに偽装したドロイド部隊を破壊工作のためコルサントへ送り込ませていた。ドロイドたちは元老院地区の地下発電施設へ侵入し、係員たちを殺害していく。そしてパドメが分離主義勢力の提案について元老院で説明し、採決を求めたちょうどそのとき、地下でデモリッション・ドロイドの一団が自爆し、大規模な停電と爆破事故が発生したのだった。この密かに行われた破壊工作は元老院の態度を劇的に変化させ、金融規制緩和法案が可決されることになる。この事件で得られた唯一の救いは、アソーカが違法かつ危険な行動についてマスターの叱責を受けながらも、この戦争の双方の側についてより広い見解を得られたことだった。
登場
キャラクター
- CC-1010 ”フォックス”
- アソーカ・タノ
- アナキン・スカイウォーカー
- アミータ・フォンティ
- アング
- イーカー・オキー
- オーン・フリー・ター
- オナコンダ・ファー
- カーチ・クシ
- ギューム・サム
- グリーヴァス
- グレガー・タイフォ
- ジン・ポールネス
- ストンク
- ドゥークー
- ニクス・カード
- バイ・ブラス
- パドメ・アミダラ
- ハリー・バートーニ
- パルパティーン
- パン・リンバウド
- ベイル・プレスター・オーガナ
- ベク・ラワイズ
- ヴォウ・エイテル
- マス・アメダ
- ミーナ・ボンテリ
- モット=ノット・ラブ
- モン・モスマ
- ラックス・ボンテリ
- ロット・ドッド
ドロイド(機種)
イベント
地名
組織/称号
種族
- 人間
- アクアリッシュ
- イシ・ティブ
- イソーリアン
- ウィークェイ
- カミーノアン
- カリーシュ
- ゴッサム
- シニティーン
- シャグリアン
- ターナブ
- トゥイレック
- トグルータ
- ニクト
- ニモイディアン
- ビス
- モン・カラマリ
- ムーン
- ルーナン
- ローディアン
乗り物
- ゴザンティ・クルーザー
- ミューニフィセント級スター・フリゲート
- プロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤー
- ルクレハルク級ドロイド司令船
- レキュザント級ライト・デストロイヤー
- H-2エグゼクティブ・シャトル
- シーシピド級輸送用シャトル
- テイランダー・シャトル
- ナンテックス級領域防衛スターファイター
- RGC-16エアスピーダー
- 6-Bホバー・トレイン
- リパルサーポッド