狙われた女公爵
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「狙われた女公爵」は、クローン・ウォーズ・シーズン2の第14話である。
目次 |
概略
コルサントに滞在中のサティーン・クライズ公爵に急報が届いた。デス・ウォッチが戦闘体制に入り、共和国の先制攻撃による侵略を引き起こしたのだ。共和国から急行したサティーンとオビ=ワン・ケノービは、彼らの真の目的を探りはじめたのだった。
あらすじ
Episode 14 DUCHESS OF MANDALORE |
エピソード14 狙われた女公爵 |
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"In war, truth is the first casualty."
A diplomatic mission! As dissent threatens to tear apart the peaceful Mandalore system, Duchess Satine struggles to protect her people against the escalating violence. Betrayed by two of her trusted allies, Satine now travels to Coruscant. There, she hopes to convince the Senate that a destructive splinter group, Death Watch, does not represent the entire Mandalorian government... |
「真実こそは戦争の最初の犠牲者である」
外交任務!平和だったマンダロア星系も反対勢力の脅威にさらされ、エスカレートする暴力から市民を守るサティーン公爵は苦悩を増していた。 味方として信頼していた同盟者二人にも裏切られたサティーンは、コルサントへと向かう。彼女には、過激派デス・ウォッチの行動がマンダロア政府の意思とは無縁であることを、元老院の場で強く訴えるしかなかったのだ・・・ |
ミューニフィセント級スター・フリゲートの艦橋で、ドゥークー伯爵がホログラムを通じてデス・ウォッチの首領プレ・ヴィズラと、平和を愛する中立の惑星マンダロアを制圧する作戦について協議を行っていた。ヴィズラと部下たちはコンコーディアの隠れ家で惑星の侵略準備を進めていたのである。ドゥークーは彼に、コルサントのサティーン・クライズ公爵を暗殺するため刺客を送るよう指示した。丘の上からこの様子を偵察していた新マンダロリアンの諜報員はマンダロアに急行し、デス・ウォッチが戦争準備をしていることをサンダリのアルメック首相に報告する。だが首相は、デス・ウォッチの力では民衆の支持なしに惑星を征服することはできないだろうと考えていた。ただし、銀河共和国がマンダロアに軍隊を駐留させるような事態になれば、デス・ウォッチがテロリストから解放者へと変わる可能性があるのだ。共和国グランド・アーミーを遠ざけておくことができるかは、サティーンの双肩に掛っていたのである。
コルサントでは大会議場で銀河元老院の議会が開かれていた。パルパティーン最高議長は演説の中でデス・ウォッチを極めて深刻な脅威であると断言する。一方、サティーンは彼らに惑星を支配するだけの力はなく、マンダロアも全力で首謀者の捜索を行っているとし、それは武力なしで達成できる見通しだと反論した。彼女はさらなる暴力は共和国グランド・アーミーの介入を招くだけだと強く主張する。するとパルパティーンは駐留の必要性を後押しするため、ジェレク副首相からのメッセージ・ホログラムを再生した。ジェレクはマンダロアが内戦状態にあると訴え、サティーンは親友である彼の言葉にショックを受けたのだった。彼女はこのメッセージに不審な点を感じとり、ジェレクとの面会を求めるが、彼はこの日の朝デス・ウォッチが行ったカルヴァラでの爆破テロによって死亡していたのだった。パルパティーンはこれをマンダロア防衛のより大きな根拠であると主張するが、サティーンは故郷に戦争が持ち込まれることを恐れ、共和国の占領を受け入れるつもりはないと明言する。議長は次の議会で採決を行うと宣言し、元老院を散会としたのだった。
公爵が元老院ビルを出ると、彼女の様子を心配したオビ=ワン・ケノービが駆け寄ってきた。彼は、このような状況では誰でも感情的になる、そのようなときに決断を下すべきではないと助言する。すると彼女は、もっと多くの人々が感情的になるべきだ、したがって共和国が民衆の権利を侵害すれば彼らは立ち上がると叫んだ。2人はさらに口論を続けたが、サティーンのエアスピーダーが到着し、彼女は衛兵と共に去っていった。そして航行中に、デス・ウォッチの暗殺者がスピーダーに隠した爆弾を起動し、操縦士アラミスが制御を失う。サティーンと衛兵は近くのビルの離着床プラットフォームに飛び移ったが、操縦士とスピーダーはビルに激突し、炎に包まれたのだった。
その夜サティーンはパルパティーンのオフィスで、この故障は偶然の事故ではなく、何者かによる破壊工作だと訴えた。だが、彼女が公然と惑星を守ったその日に起きた出来事だったにも関わらず、議長はこれをただの事故として片付けた。マス・アメダ副議長はサティーンに同意したが、同時にこの事件は彼女の政府がデス・ウォッチの問題に対処できないことを露呈したものであり、したがって共和国がそれを行う必要性が正当化されたと主張したのだった。彼女がオフィスを出ると、事故について話を聞くためにオビ=ワンが姿を見せた。彼女は共和国の政治構造、とりわけ議長とマス・アメダに不快感をあらわにするが、ジェダイの友人には大丈夫だと告げる。そして議論の途中に割って入ったパドメ・アミダラ議員が2人に、サティーンの暗殺未遂の知らせを聞いた元老院がマンダロアへの武力介入の是非に関する採決を行おうとしていると告げてきた。既に艦隊も日の出と共に出発する予定だというのだ。
その後コルサントの暗黒街のセクターGL-5で、姿を隠すために赤いフード付きクロークを着たサティーンが仲間のマンダロリアン、ダヴー・ゴレックと密かに面会していた。彼は公爵の連絡員であり、情報省から重要な情報を入手していたのである。彼はジェレクのメッセージが完全に記録されたカードを彼女に手渡し、手遅れになる前にそれを元老院に見せるよう告げた。そのとき、サティーンのスピーダーを破壊し、その後ゴレックを尾行していたデス・ウォッチの暗殺者が彼の胸を狙撃し、殺害した。公爵は自衛のためにすばやくドロイド停止装置を取り出すが、ポリス・プローブは彼女を射殺犯と誤解し、犯罪者としてマークしたのだった。サティーンにとって幸運だったのは、プローブが彼女と暗殺者の間に割って入ってきたため、暗殺者の狙いを逸らせたことだった。彼女は2体のポリス・ドロイドとプローブから逃走する。さらにドロイドたちも2人のコルサント・ガードと合流し、彼女は当局と暗殺者の双方から追われる身となった。その後、彼女がドロイド停止装置を取り出し、プローブに発射すると、プローブは地面に墜落し、他のドロイドとガードがそれに躓いた。サティーンはこの隙に人ごみの中に紛れ込み、追っ手を振り払ったのである。
コンコーディアのデス・ウォッチの隠れ家では、暗殺者がプレ・ヴィズラに、連絡員の暗殺の成功と、2人の間で何かが渡されたことを報告していた。だがマンダロアの公爵はまだ生きており、怒ったヴィズラは彼女を探し出すよう命じる。一方、ドゥークーはマスターに、自分たちが到着したときにはデス・ウォッチにも共和国部隊と戦う準備ができており、民衆もこの分派勢力を救国者と見なすようになるだろうと報告していた。ダース・シディアスはサティーン公爵による妨害を懸念するが、ドゥークーはデス・ウォッチの暗殺者が彼女を片付けてくれるはずだと請け負ったのだった。
コルサントの雑踏に隠れていたサティーンはコムリンクを通じてオビ=ワンと接触した。2人は密かに落ち合い、彼女はジェダイ・マスターにオリジナルのメッセージが記録されたカードを手渡す。そして2人が別れると、暗殺者がその後を追った。暗殺者は小道で彼らの方へサーマル・デトネーターを転がす。それに気づいたオビ=ワンはサティーンを脇へ突き飛ばし、自分も安全な場所へ飛び退いた。意を決した暗殺者はサティーンにとどめを刺すために飛び降り、オビ=ワンがそれに襲い掛かる。最終的に彼はフォースで暗殺者を通りの端まで押しやるが、敵は地面に叩き付けられる前にジェットパックを起動させ、逃亡したのだった。
サティーンは元老院ビルで入り口を警備していたセネイト・コマンドーに投降し、オビ=ワンが気づかれずに侵入するための時間稼ぎを行った。そして大会議場でパルパティーンがマンダロア占領に関する意見を求めると、パドメ・アミダラ議員のリパルサーポッドが進み出た。彼女はサティーンがケノービに渡した完全版のメッセージを再生する。メッセージを見たパルパティーンは一瞬顔をしかめるが、その顔はすぐに笑顔へと転じた。改竄される前のメッセージによると、マンダロリアン政府はデス・ウォッチとのあらゆる衝突の可能性に備えており、この状況に関して共和国の支援を求めるつもりは一切ないというものだったのだ。
デス・ウォッチの基地に警報が鳴り響き、全兵士に態勢解除が告げられた。デス・ウォッチによるマンダロアの制圧という約束が失敗に終わり、激怒したヴィズラはドゥークー伯爵に不満をぶつける。彼は単独で惑星を侵略すると主張するが、ドゥークーは制圧できても民衆の支持がなければもって1日だと言い捨てた。伯爵は独立星系連合が別の手で目的を達成すると言い、ヴィズラの考えを却下したのである。ヴィズラはホログラムを通じてシスの暗黒卿に怒りの目を向け続けたのだった。
オフィスに戻ったパルパティーンは、差し迫ったマンダロア占領の必要性がなくなったことで、アミダラの情報提供に感謝した。そしてサティーンがオフィスに入ってくると、アミダラはすべて彼女のおかげだと告げる。サティーンは彼女から、緊急議会が開かれ、前回可決されたマンダロア占領が再投票によって取り消されたことを聞かされたのだった。パルパティーンは一連の出来事について彼女に謝罪し、彼女の共和国への忠誠を賞賛した。そしてアミダラは議長とマス・アメダに、この議決事項の実施の際にはサティーンにも同席を求めるよう依頼した。サティーンはオビ=ワンにも援助に対する感謝を述べるが、その表情には一連の出来事による混乱が見て取れた。ジェダイは答えに窮するものの、彼女自身が以前言っていたように、物事は常に変化していると告げたのだった。
キャスト
未稿
登場
人物
- アナキン・スカイウォーカー
- アラミス
- アルメック
- オーン・フリー・ター
- オビ=ワン・ケノービ
- キン・ロブ
- サティーン・クライズ
- ジェレク
- シストロス
- ジン・ポールネス
- ダヴー・ゴレック
- ダンタム・ルード
- ドゥークー
- パドメ・アミダラ
- パルパティーン/ダース・シディアス
- プレ・ヴィズラ
- ハリー・バートーニ
- マス・アメダ
- モン・モスマ
- リヨ・チューチー
- C-3PO
ドロイド(機種)
イベント
地名
組織/称号
種族
乗り物
- エアスピーダー
- 装甲型強襲用戦車
- ルクレハルク級ドロイド司令船
- アカジョア級シャトル
- マンダロリアン自動輸送艇
- コムルク級ファイター/トランスポート
- ミューニフィセント級スター・フリゲート
- シーシピド級輸送用シャトル
武器/テクノロジー
- ブラスター
- ブラスター・ライフル
- データパッド
- ドロイド停止装置
- エレクトロバイノキュラー
- ホロディスク
- ホログラム
- ホロプロジェクター
- ジェットパック
- ライトセイバー
- マンダロリアン・アーマー
- フェーズI・クローン・トルーパー・アーマー
- リパルサーポッド
- サーマル・デトネーター